ねこふんじゃった
俊敏に動くことのできないネコとは、ボクのことさ。
そう、ネコがみんな俊敏だなんて、そんなことウソ。
ボクは、生まれた時からのんびりしていた。
ねこじゃらしにも、ママのしっぽにもまったく見向きもしないでいたんだ。
ママもパパも、それでもいいけど、って言ってくれたんだけね、おじいさんはダメだって。
だからおじいさんが僕のためにこの曲を作ってくれた。
おじいさんは、「ネコはネコらしく、この曲のようにしなやかで俊敏なネコになるんだ」ってそうボクに言った。
しなやかで俊敏。
いったい、どうしたら。
そうだ。
あの階段だ!
あの階段しかないって、ボクは思った。
でも、あの階段はとても長いから、ひとりでの上るのは少し嫌だった。
それにひとりではつまらないし。
そうだ!
おつきさままでの階段のおかげで、ボクはしなやかで俊敏なネコになることができた。
この曲は、地球にいる僕と同じく、しなやかで俊敏に動くことのできないネコのために全世界に広まっているという。
おしまい
おともだちの「こひのむ」さんが、長い階段で遊びたいと言ったので、
PJさんの曲からストーリーに合わせて、ねこ踏んで、みました。
こひのむさん、ありがとう。
PJさん、こんなアレンジもアリでいいですか?
曲からストーリーからの、絵本ぽく。
ミムコさんの縦スクロールをお借りしました。
ありがとうございました。
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