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芸術は爆発だ

芸術から一句。

思い浮かぶ芸術は数ありますが、芸術といえば、もう最初に思い浮かぶのは岡本太郎先生しかありませんでした。

ここに岡本太郎先生について書かれた本があります。

漫画漫文という一コママンガの世界を作り出した天才漫画家を父に持ち、母は小説家という芸術一家に生まれた、岡本太郎先生。

もう、これだけ興味が湧きませんか?

さらに遡ると、なんと北大路魯山人から谷崎潤一郎まで出てくる。

そんな爆発的な環境で育っていたのが、この岡本太郎先生なのです。


岡本太郎先生といえば「太陽の塔」

そう、大阪万博のテーマ館で展示された3つの顔を持つ、あの塔です。

私は、ものすごく大好きな作品なのですが、当時、人々にはあまり受け入れてもらえなかった、ということを読んだことがあります。

芸術作品というものについてはまだまだ「美しい」「綺麗」と言った風潮があったようですね。

確かに、いきなり顔が3つある太陽の塔と言われても、少々敬遠されがちだったのもわかるような気がします。

パリ万博で公開されたピカソのゲルニカにも似た感情が、大阪万博を訪れた人々にもあったのでしょうか。

そう、ゲルニカといえば。

「明日の神話」

ゲルニカは無差別爆撃で、人々の苦しみが描かれている白黒の絵ですが、明日の神話は、水爆がモチーフでもそこから明日へ生き抜く力をテーマに描かれた、見事な色使いの岡本太郎先生らしい素晴らしい作品です。

当時私は渋谷勤務でよくこの前を通っていました。

ただでさえ、賑わう渋谷の駅中で、この絵のために訪れる人も多く、なぜこんなところに展示を決めたのかといえば、太郎先生のアトリエが渋谷区青山にあるということが理由のようです。


ということで、芸術から一句。

私の最初の作品は「明日の神話」から一句。


通勤路 語る神話の 原爆忌
たまには足をとめてみてね




こちらの企画に参加しました。

曲から一句からのバージョンアップ。

芸術の秋。

みなさんもたくさんの芸術から一句。
教えてください。


#芸術から一句 #十六夜杯#ぷ会#エッセイ#岡本太郎

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