【遊戯王デッキ紹介】アルストロメリア
初めまして。しろくまと申します。
遊戯王の対戦動画やホームビデオ?を投稿する
『呑むか遊ぶか自壊するチャンネル』に所属しております。
いつかデッキ紹介記事を書いてみたいなと思い続けていたので、
思い切って筆を執りました。
今回はしろくまがオフ会等でよく使っているデッキ
『アルストロメリア』について解説していきます。
1.はじめに
ふとアイディアが浮かんだ時。やってみたいことが見つかった時。皆さんはすぐに行動に移すことができるでしょうか? 恥ずかしながら私はそうではありません。そうではない場合が圧倒的に多いのです。
先駆者のレベルの高さや、失敗に対する過度な恐れ、ゲームしたりYoutube見てたらいつの間にか24時になるバグ日々の忙しさが壁となり、こうした『やってみたいこと』が、どんどん後回しになってしまいます。
しかし。古代ローマの哲学者セネカから、現代日本が誇る鉄人松岡修造に至るまで、古今東西の偉人たちは口を揃えてこう言うのです。
"JUST! DO IT!"
2.作ろうと思ったきっかけ
ネットミーム経由で「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(通称シャニマス)というゲームに興味を持ち、ひょんなことからシャニマスを始めた私は、ある日『焼き甜花ちゃんシリーズ』と呼ばれる動画を見ながら思いました。
「カード名に"てんか"が含まれてるから、『炎天禍サンバーン』を『大崎甜花』って言い張ったら楽しそうだな。『炎甜花ちゃん!?』っていう動画無いかな?」
勿論ありませんでした。あってたまるか(執筆開始当時)。
そりゃそうだよなあ、と小さく肩を落とした後に、ふと思いました。
「ほなわしがデッキ作ったらええんちゃうか……?」
こうして、しろくまの『シャニマスこじつけデッキ』作りが始まったのです。
3.デッキ内容
というわけで出来上がった物がこちらです。
※作り始めた当時は炎属性テーマやカードに明るくなかったので、
「焼き甜花ちゃん」デッキから「アルストロメリア」デッキの作成にシフトしました。
『アルストロメリア』は、シャニマスに登場するアイドルユニットの一つ。
引っ込み思案でインドア派な双子の姉の『大崎甜花(おおさき てんか)』。
活発でおしゃれ大好きな双子の妹の『大崎甘奈(おおさき あまな)』。
そんな二人を見守るお姉さん(時々末っ子)的立ち位置の『桑山千雪(くわやま ちゆき)』。この3名で構成されています。
ユニットと同名のユリズイセン科の花には、「持続」「未来へのあこがれ」「エキゾチック」「気配り(ピンク色の花のみ?)」といった花言葉があるそうです。
本デッキには上記3名、ユニット名、楽曲名や歌詞、ネットミーム等をイメージした(こじつけた)カードを散りばめました。
先史遺産の採用理由
遊戯王NEURONでユニットやアイドル名を検索するという奇行を経て、
『先史遺産 ヴィマナ』に白羽の矢が立ちました。
主な採用理由は以下の4点です。
☑名前に「まな」が入っている
☑『No.33 先史遺産 超兵器マシュ=マック』という、同じ種族・属性・ランクのモンスターがテーマ内に存在する
☑「甜花……がんばり『ましゅ』!」という大崎甜花のセリフがある→『甜花がんばりましゅ!=マック』
ということで、『大崎甜花=超兵器マシュ=マック』と無理矢理こじつけられる(こじつけた)
☑マシュ=マックと双璧をなす存在であるヴィマナの『大崎甘奈=先史遺産 ヴィマナ』説が補強される
これらの理由から、大崎ヴィマナ、甜花がんばりましゅ!=マックのある先史遺産を取り入れました。
『先史遺産驚神殿-トリリトン』で増やした先史遺産の召喚権を用いて、特殊召喚をせずに同じレベルのモンスターを並べたり、ヴィマナをX召喚して味方のサポートを担ったりします。後述のエクソシスターと喧嘩しないよう、メインデッキの先史遺産は最低限に絞りました。単体で召喚権が増やせる幸魂がずっと目の上のたんこぶでしたが、組み合わせることでむしろ初動が安定し、上振れを狙いやすくなりました。食わず嫌いはアド損。古事記にもそう書いてある。
エクソシスターの採用理由
先史遺産単体でアルストロメリアをイメージできる構築力がしろくまには無かったので、それを補うためにエクソシスターを組み合わせました。
こちらの採用理由は以下の3点です。
☑先史遺産と同じくX召喚が主軸である
☑女性形モンスターで構成されたテーマである
☑ユニット曲の歌詞の一節と原典が同じであろう『エクソシスター・カルペディベル』がある
アルストロメリアが3人組のユニットなので、メインデッキのモンスターは3種類にしました。
シャニマスが正式にカード化されているユニオンアリーナにおいて、アルストロメリアは除外に相当する(っぽい?)戦術を駆使して戦うので、エクソシスターは実質アルストロメリアといっても過言ではありませんね。
独自の強み
特殊召喚をせずレベル4のモンスターを並べられる点がセールスポイントなのは勿論ですが、このデッキの真骨頂は、各テーマ内の強力な罠カード、そしてそれらの相性の良さにあります。
自分の場がエクソシスターのみの場合に発動でき、相手の場か墓地のカードを1枚対象を取って除外します。これだけでも十分に強いのですが、発動するターン中に自分がX召喚に成功していた場合は追加でもう1枚除外できます。当たりが出たらもう1枚。ガリガリ君か?
しかしこの追加効果を相手ターンに狙うには、エクソシスター共通の変身効果を使用するか、『エクソシスター・アーメント』や『エクソシスターズ・マニフィカ』の③の効果等を合わせて発動する必要があります。加えてミカエリスでサーチできる魔法・罠は1枚が限度のため、エクソシスターのみの動きで追い除外ができる場面はそれなりに限られてきます。
ではここでネブラ・ディスクでサーチできる『先史遺産石紋』を見てみましょう。
端的に言うと、ワンダー・エクシーズ内蔵のエクソシスター・バディス、又は炎王の結集です。
何て?????????????
メインフェイズ限定とはいえ、モンスター効果の発動無効に打点強化まで備えた、攻撃力2300/守備力2600のモンスターが急に生えて来たら普通に嫌だが???????
でもここからがマグマなんです。
自分の場のモンスターがエクソシスターのみの場合に、チェーン1でリタニア(対象:相手の場か墓地のカード1枚)、チェーン2で石紋(対象:自分の場か墓地のランク4)を発動すると、処理は以下のようになります。ピタゴラスイッチのテーマを流しながらご確認ください。
チェーン2:石紋の効果解決。『先史遺産 アカンバロの土偶』と『先史遺産 モアイ』が手札・デッキ・墓地から1体ずつ特殊召喚され、その2体を素材に『先史遺産 ヴィマナ』(おすすめ)/『No.33 先史遺産 超兵器マシュ=マック』がX召喚される。
チェーン1:リタニアの効果解決。対象に取った相手のカードを除外し、チェーン2の解決時にX召喚に成功しているため、更に相手の場のカードを1枚選んで除外できる。
※リタニアの発動時は自分の場にエクソシスターしかいなかったため何も問題はない。
「今ならリタニアで除外されるとしてもせいぜい1枚だろう」と高を括っている相手は、計算を大きく狂わされることでしょう。いつの間にかエクソシスターの隣にラピュタも生えてるし。
そんなリタニア+石紋の盤面を1ターンで揃えるための手札はそれなりに要求値が高めでしたが、幸魂の加入により安定感が高まりました。
ちなみに石紋で特殊召喚する先史遺産モンスターは同名OKなので、石紋のみを利用するためのパーツとしては以下のような形になります。
とにかく意地でもランク4を立てたいなら、ネブラ・ディスクを落とす→先史遺産縛りをかけながら自己蘇生→フォーク・ヒュークに繋がるので、トゥスパ・ロケットを。フィールド魔法を維持しやすいデッキならトゥーラ・ガーディアンを適宜追加すると良いかもしれません。
通常罠のサーチとランク4のX召喚が狙えるデッキであれば、
・メインデッキ:レベル5先史遺産x2と石紋x1
・EXデッキ:ヴィマナx1〜2
といった形でも良さそうですね。
4.その他のカードの採用理由
ここからは、その他のカードの採用理由を解説していきます。これまで以上にシャニマス成分のこじつけがかなり無理やりな物が多いため、肌に合わないなと思ったら迷わずブラウザバックすることをお勧めします。
名前に「てんか」とある貴重なカード。炎属性かつバーン効果があったので、ネットミーム「焼き甜花ちゃん」のイメージにぴったりな1枚です。とはいえ今回はあくまで「アルストロメリア」イメージのデッキなので、アクセント?として添えました。一部のモンスターは炎属性なので、効果発動を狙えるチャンスはあります。爆炎のデュエリスト編やリメイク版炎王ストラクの登場によって、「焼き甜花ちゃん」デッキのリベンジを果たすことができたのですが、それはまた別のお話。
ブリザード→吹雪→めっちゃ雪→千雪????ということで無理やりこじつけた桑山千雪イメージのカードその1。リリース無しで『召喚』できるレベル5なので、アカンバロの土偶やネブラ・ディスクの蘇生効果、(その後どうやって退かすかは分からないけど)マルファの特殊召喚効果を使う場合の誓約に引っかからないのが強み。もし小物として雑貨屋さんに並んでいたら、千雪さんが思わず手に取りそうなかわいらしいデザインなのもグッド。
ジズキエル→チユキエル??????と無理やりこじつけた桑山千雪イメージのカードその2。2022年の年明けの企画で生まれた「(意訳&補足:まだ年が明けてない人は)桑山千雪がこじあけちゃうぞ♪」「#こじあけるっ」といった語録から。相手モンスターをリリースして突破口を開きます。比較的名前の響きが近いこと、後述のドゴランを突破できる打点であることは最早運命かもしれない。
千雪さんのラジオ番組にお便りを投稿したモブキャラ「おむすび恐竜(ペンネーム)」イメージのカードです。「千雪へ。いつも聞いているよ」という癖のある書き出しから、ジズキエルに呼応して手札から特殊召喚する姿をイメージしました。並み居る他のリスナーのお便りを差し置いて千雪さんに読まれるほどに運命力?が高いので、壊獣である千雪さん以外は押し退けられる効果も納得です。ペンネーム通り恐竜族なのはもはや奇跡ですね。ちゃっかり炎属性なので、自分の場で破壊された場合はサンバーンのトリガーにもなります。ちなみにイメージ元が同じヴォルカザウルスは、後述のアルストロメリアクリボーで出せる炎属性ランク5のNo.である貴重なカードです。
ユニット曲『アルストロメリア』の歌詞の一節「幸福論誕生」から連想した、実質アルストロメリアのカード。荒魂と共に大会用のエクソシスター等で採用されて注目を浴びていたので、長らく敬遠していました。今ではすっかり無くてはならないピースになりました。
ユニット曲『Bloomy』の一節「風が連れてくるよカルペディエム」から「エクソシスター・カルペディベル」を連想した流れで、こちらも採用しました。1枚で最大2回相手に干渉できるので、お守りとしても優秀です。残念ながらカルペディベルのサーチやサルベージはできません。
アストラル→アルストロメリア????ということで無理やりアルストロメリアにしたカードその1。本デッキではマシュ=マック、ヴォルカザウルス、背反の料理人の素材になれます。特に背反の料理人の素材にした場合、非情に強固な壁として時間を稼いでくれますね。
トロイメア→アルストロメリア?????ということで無理やりアルストロメリアにしたカードその2。アルストロメリアが海の家でお仕事をするエピソードで、甜花のエプロンを奪ったとんびさんをモチーフにしています。鳥獣族ではないけど鳥形だからお前はとんびさんだ。今回はエプロンではなく相手の魔法罠に手を出してもらいます。炎属性なのでサンバーンのトリガーにも。
先程触れた海の家のイベントでは、とんびさんからエプロンを奪還するために、アルストロメリアの3人が力を合わせますが、その裏では同行していたプロデューサーさんがずっとワンオペで海の家を回していました。単独で戦線を支え続けた料理人(海の家なので当然軽食も提供します)なので、背反の料理人は実質シャニPと言っても過言ではありません。イケメンじゃし。一時的とはいえ完全耐性を得られるので、突破方法はかなり限定されます。ならばと戦闘で強引に突破してきた相手にはサンバーンを叩きつけましょう。
特徴的な口癖の一つ「あは〜」から無理やりこじつけた、同じ事務所のアイドル市川雛菜イメージのカードです。甜花が雛菜と交流するエピソードがあるので、友情出演ということで採用しました。
手札と墓地から同レベルのモンスターを出してX召喚を行えるので、ランク4以外のX召喚も狙いやすくなります。ミカエリスのサーチやヴィマナの無効の後にサイクロンを撃てるのも楽しい。
ドゴランとサンバーンを並べると出てくる奥の手。雪の結晶の意匠が散りばめられた女性型モンスターなので、ざっくり千雪さんイメージのカードです。破壊や除外で対処できない相手をリリースでこじあけてもらいましょう。ヴィマナで吸った場合の打点上昇値は、マニフィカと並んで本デッキ最高値の1400。味方のジズキエルに使えば攻撃力4700となり、マシンナーズ・ルインフォースを上から殴れるようになります。#こじあけちゃえ
5.おわりに
ここ最近特に様々なデッキ紹介の記事を読ませていただく機会が多かったので、早く自分も書き上げたいなと思っていました。今回ようやく完成させることができて良かったです。
マルファ実装前のデッキではありますが、アルストロメリアを使って対戦した動画(と替え歌の動画)のリンクを貼っておきますので、よろしければご覧ください。
【#遊戯王】シャニマスこじつけYP討伐「SSR式ヴァリアンツ」vs「アルストロメリア」【#フリー対戦】 - YouTube
何にでもシャニマスをこじつけるYP(アルストロメリア編) - YouTube
次回はしろくまの担当ユニット「アンティーカ」をイメージしたデッキの解説でお会いしましょう。
追記:結びの文章の頭で「いかがでしたか?」って使いたくなる人間の気持ちが分かりました。あれ便利すぎる。
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