海外旅行のお供に、旅ノートを連れていこう。おすすめはロルバーン。
海外旅行好きの人も、そうじゃない人も。
旅行に行く時に必ず持っていくものってありますか?
財布とかスマホとか、そういう誰もが必要なもの以外に。
お守り?ガイドブック?
私は、毎回旅ノートを作って持っていきます。
最初に「旅ノート」なるものの存在を知ったのは、もう十年以上前です。
初めての台湾旅行に行く際にハンコ作家ayacoさんの台湾本を買ったのですが、そこに「旅しおり」の作り方が載っていました。
自作のハンコを駆使して旅程やらなにやらをまとめているのを見て、面白いなぁ~とは思ったのですが、その頃の私はまだ文房具好きでも手帳好きでもなかったのでそのままスルーしていました。
(もちろん本自体は台湾旅行でとても役立ちました。感謝!)
それから数年後。
私はイギリスに短期留学することになり、その時に初めて旅ノートを作りました。理由は簡単で、とにかく把握しなければならない行程や情報が多すぎたからです。
学校や飛行機の手配、ホームステイ先への行き方や飛行機の乗り継ぎ方、行くまでに準備する物の数々や必要な手続きなど、出発までにやらなければならないことが山盛りいっぱい。
ついでに帰国する際や帰国後に必要な手続きも山盛りいっぱいです。
一応書類の原本はあるのですが、そんなのいちいち分厚いクリアファイルから引っ張り出して見つけるだけで一苦労。そもそも持ち歩きたくない。
準備中の家の中でもこの有り様、まして海外で女性が1人でそんなのちんたら広げていたらいいカモな訳です。鴨が葱を背負って来るにも程がある。
スマホもありましたが、Wi-Fiが無いと話にならないのと、バッテリーを消費しすぎるのも困る、加えて、繰り返しになりますが海外でスマホの画面に気を取られすぎるとこれまたいいカモです。カモネギアゲイン。
ということで、情報の一元化およびすぐに取り出せる気軽さと身の安全確保を求めて一冊拵えました。
その際に使ったのがロルバーン。
この頃には立派な文具好きに育っていたので、即決でロルバーンでした。
短期といえど約4ヶ月の滞在だったので、普通のロルバーンではなくダイアリータイプを使いました。といってもマンスリーページがあるだけで後は全てフリーページ、使いたい放題です。
ロルバーンの良いところは表紙と背表紙が厚紙なので出先でも簡単に書き込めることと、後ろの方にクリアポケットがあること。
これは留学中に行った美術館や舞台のチケットだったり、お気に入りのショップカードだったりを放り込むのに大活躍しました。
あとは残りのフリーページにその日あったことを日記のように書き込んだり、仲良くなったクラスメイトの住所や連絡先を教えてもらうときにメモ代わりに使ったり。
とにかく滞在中ずっとカバンに入れて肌身離さず持ち歩きました。
そして帰国後。
パンパンに膨らんだ手帳を見返せば、あの頃の思い出が蘇ってきて楽しい気持ちになります。アルバムみたいなものですね。
そしてこの経験を経て、なるほどこれはとても楽しいぞ?となった訳です。
それからというもの、海外旅行に行く時は必ず旅ノートを用意しています。
もちろん使うのはロルバーン。
ちなみに留学した時に使ったのはLサイズでしたが、1週間前後の旅行であれば一回り小さいMサイズで十分事足ります。
サイズが小さければそれだけ身軽にもなりますし。
旅ノートに何を書くかは本当に自由です。
スケジュールをきっちり書いてもいいし、行きたいお店の情報を書き込んでもいいし、お土産リストを作っておくのもアリかもしれない。
私はというと、基本ガイドブックを持ち歩かないので、その辺も全部詰め込んだ感じのものを毎回作っています。
大体フォーマットのようなものは出来てきたかな?という感じ。
私はまず表紙の裏に地下鉄の路線図を貼っています。
基本1人旅なのでタクシーより圧倒的に地下鉄を使うことが多いんです。
街歩きをしていて「次ここ行きたいなぁ」と思ったときにサッとどの路線を乗り継げば良いかを見ることができるので、とても便利。
「Googleマップで調べればいいじゃん」と言う人もいますが、私は海外旅行中はレンタルWi-Fi派なので、その度に立ち止まってWi-Fiの電源入れて繋いで…って手間なんですよね。あと危ない。
カバンからサッとだしてパッと見てよっしゃ行こう~とできるのが良い。
で、同じ見開きのページに貼るのは滞在先のざっくりとした地図です。
超ざっくりです。
これは行きたいところが現在地からどのくらいの位置にあるのかを把握するのに助かります。あーちょっと遠いから明日にしようかな、とか逆に意外と近いし途中寄り道しようか、とか色々組み立てられて楽しい。
ちなみにどちらも同じガイドブックに載っているものを縮小コピーして貼り付けてあります。
次に、自分が主に街歩きするであろう場所のもう少し細かい地図を見開きで貼ってあります。基本は滞在するホテル周辺が多いかも。
ちょっとコンビニ寄って帰ろうとか、少し時間があるからカフェに行こうとか、そういう時にちょこちょこ見ています。
もちろん離れた場所に行くこともあるんですが、それはガイドブックに付属のペラペラのミニマップを都度見ればいいので、あくまでもメインで動く範囲のみを貼ってあります。
その他には大体こんな事を事前に書いて、とにかく旅ノートを開けば必要な情報が把握できるようにしてあります。
全体の旅程(飛行機の発着時間や便名、どのターミナルで乗り継ぐか等)
ホテルの情報(予約番号や住所、電話番号、空港からのアクセス等)
必ずやることリスト(出入国時のスマホの設定や空港での手続き等)
持ち物リスト(スーツケース、リュック、街歩き用ショルダーと入れる場所別にチェックリスト化。帰りの荷造りも楽だし、どこに入れたっけ?と探すことが無くなるのでストレスフリー)
WISH LIST(場所、食べ物、買い物などジャンル別にマインドマップ化)
重要な情報(緊急連絡先、カード会社や保険会社の連絡先等)
私は基本ノープランで街歩きするのが好きなので「この日は何時からここに行って何時に移動、何時に…」みたいなスケジュールが無い状態です。
なので、WISH LISTで行きたいエリアやお店、食べたいなぁと思ったものや、これだけは絶対ほしい!みたいなものをざっくりとマインドマップにしておいて、現地に着いてから「今日はこのエリアをメインに動こうかな、じゃあその時にこれ食べれるお店ないかな、ついでに近くで買えるものあるかな」とふんわり組み立てることが多いです。
あと、とりあえず滞在時間のことは置いといてとにかく自分がやりたいことを全部書いておくのがポイント。
意外と現地に行ってみると「これ別にいいかな」とか「ここだけは譲れない!」みたいなものが浮き出てくるもんです。
だから、書いたものを全部やろうとしなくていいし、逆に書いてなかったけど掘り出しものに巡り会えることもあって楽しいです。ラッキー!
出発前に書き込むことはこれくらい。
好きなペンで、好きな形で、自由に書いてみてください。
で、絶対余るんですよページが。
それは現地に着いてから作る、思い出ページになります。
作ると言っても、本当に自由。
私は文具好きなので行った先にスタンプがあったら絶対押すようにしています。お店ごとに個性があって面白いし、これは紙のノートだからこそ出来ることだと思っています。
あとはショップカード集めたり、ご飯食べた時に食べたものの名前を書き写しておいたり。
ホテルに帰って1日の終わりには、その日の流れを簡単にまとめておきます。そこにこれ美味しかった!とか、このお店可愛かった!とか、ちょっと疲れたとかも書いておきます。
そうすると、より思い出として深くなるというか、見返した時に楽しい。
旅行中は小さいショルダーバッグにスマホと財布、ペンと旅ノート、ペラペラのミニマップ、ポケットWi-Fi、あとティッシュなどの細々したもの。
以上です。
できるだけ身軽に動きたいのでガイドブックはホテルでお留守番。
気になるお店はペラペラミニマップに書き込んでおくか、ホテルで予めGoogleマップのスクショ撮っておけば事足ります。
今回は以前紹介した引き出し日記に貼り付けておこうかな。
ちなみに前回帰国した時、旅ノートのポケットに台湾の交通系ICカードなども一緒に放り込んでおいたので、今回行くに当たってあちこち探さなくて助かりました。とりあえず旅に関するあれこれを全部保管しておくのにもってこいなのがロルバーンの強み。
私の旅ノートはこんな感じです。
もちろんこのデジタルな時代、スマホに一括化する方が楽だという人もいるでしょうし、準備するの面倒くさいなと思う人もいると思います。
でも、小さなノートにひとつの旅の全てを詰め込んでおくのも案外良いものです。
非日常の旅行の間くらいはスマホを見る時間を減らしてもいいんじゃないかなと思うし、準備している時間もワクワクするし、帰国した後に見返して、あー準備大変だったなとか、この日ヘトヘトだったよなぁとか、そういう記憶を辿るのも帰ったあとのお楽しみ。
ページをめくる度に旅の思い出がどんどん蘇ってくるなんとも言えない感覚は、紙のノートじゃないと味わえないものだと思っています。
コロナ禍も明けてGWに国内外問わず旅行に行く人も多いでしょう。
そのお供に旅ノート、おすすめですよ?
私もそろそろ準備しようかな。
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