【コラム#6】えんぴつ、みかん、どんぐり、しろくまさん
どんぐりを踏まないように、林の中を散歩していたとき、突然みかんが食べたくなりました。ふわふわの皮をめくって中のみずみずしい果肉を頬ばれば、甘酸っぱい季節の味が口いっぱいに広がるはずです。
何故か英訳
みかんを英訳すると【Mandarinorange】マンダリンオレンジとなります。ミカン科ミカン属で…という説明はさておき、なぜか英訳がうかびました。
あらためてオレンジという言葉を噛みしめてみると、甘酸っぱさより皮の苦味を想像してしまいました。名前も「みかん」のほうが愛らしいと思いませんか?
みかん🍊って語感がとても可愛いです
英訳すると可愛くない
秋になると、散歩道を賑わせてくれるどんぐり達。どんぐりを英訳すると【Acorn】エイコーンとなります。
「♪エイコーンころころ〜エイコーンこん」なんて歌えば、なにやら歌詞の可愛らしさは高い秋の空に飛んでいってしまいます。
えんぴつもそうですよね。
これも英訳すると【Pencil】ペンシル。普段インクの入った筆記具を「ペン」と呼んだりすることを考えると、可愛らしさが失われるどころか、違和感すら感じます。
ひらがなの可愛らしさ
とはいえ、同じ日本語でも漢字になるとまた印象は変わってきます。
「蜜柑(みかん)」、「団栗(どんぐり)」になると、なんだか急に文学作品が始まりそうになります。可愛らしさよりも、なんだか物語チックな印象に変わってしまいます。
「鉛筆(えんぴつ)」に至っては鉛(なまり)の筆(ふで)という、もはや可愛らしさはペンの先ほどもなくなんとも重々しい筆記用具に変貌してしまいます。
ひらがなの柔らかい見た目に比べて、漢字は線が多く硬い感じがしますよね。また漢字にはそれぞれ意味があるため、イメージが引っ張られてしまうのかもしれません。
しろくまさん
「しろくまさん」を無理やり英訳すると【Mr.Polar Bear】ミスターポーラー・ベアーとなります。間延びしてる感じが、柔らかくて僕は好きです。「シロクマ」となると、なにやら動物園のイメージで、「白熊」ともなれば、もうまるっきり野生といった感じです。やっぱり僕は「しろくまさん」が気に入っています。
【しろくまさんのなかのヒトは?】
ツイッターでも遊んでますー
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