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香港でポピュラーなスープ「清補涼」をつくってみた

未知の料理を作って食べようシリーズ

…と銘打ってみましたが、最近中国やインドといったアジア食材を買い求めるのにハマっていまして、知らない食材にチャレンジしております。

そんな中、今回の本題「清補涼」を取り上げていくわけですが、こちら「ちんぽーりょん」と呼ぶそうです。調べてみたところ、中国の中でも南の地方や香港でよく飲まれている薬膳スープで、暑い気候ならではの夏バテ防止や滋養に良いらしいです。

今は真冬ですが、そんなことは気にせず、清補涼の素を購入してみました。

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中身はこんな感じ。色々入っていて一体何なのかさっぱりわかりません笑。

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パッケージには一応いろいろ書いてあるわけですが。

ちなみに、こちらは横浜中華街にある萬勝商事さんで購入しました。たぶんネットでも買えると思います。使い方を聞いたらレシピも教えてもらえました。(ここでは教えてもらったレシピを参考に自分なりのアレンジを加えています)

用意したのは、清補涼の素、水3リットル、鶏肉(手羽先8本、400グラムくらい)、冬瓜1/4、塩適量。

冬瓜も実は季節外れだけど、それっぽさを出すため購入。

清補涼の素を軽く水洗いし、水3リットルの中に入れます。そこに皮を取った鶏肉を沈めて火にかけます。

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沸騰したらアクを取り、弱火にしてそのまま放置。2時間ほど煮続けてみたところ、鶏肉が箸で簡単にほぐれるようになり、スープは白濁してきたので、冬瓜と塩を加えて火が通ったところで完成です。

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というわけで実食。癖のある風味かと思いきや、全然そういうのはなくてすっきりした味わい。ただ、ほんのり香りが香港っぽいなーと感じました。具は基本無味なんですが、紅なつめ(赤い実みたいなやつ)だけ甘い味がします。

このすっきりした味わいに冬瓜はすごく合いました。夏バテで食欲がない時でも食べられそうです。お粥にコンバージョンしてもいいかも。ただ、他に合いそうな野菜の具があるかというと、うーん、あんまり想像できませんでした。本来、スープだけを飲む料理なのかな。

それから、ちょっとこの分量だと鶏肉不足だったかもしれません。鶏肉を増やすか、鶏ガラスープの素を加えてもいいそうです。鶏肉は骨付きがいいかと思って手羽先買ったんですが、他の部位でも良さそう。その場合も風味を損なわないよう、皮や脂を予め取っておく処理をしましょう。


まとめ

清補涼、ほんのり中華圏を感じるおいしいスープでした。夏の暑い日にもよさそうですが、冬に食べても温まるのでおすすめです。

それではこのへんで〜