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シャニマス短歌#八宮めぐる生誕祭2023(あと解題とかオタク語りとかの雑記)

こんにちは。紫緑です。シャニマス漫才とかをつくっていました。

なんか書き始めたら長くなったので、文章を置くためだけにnote使ってみます。午前中だけで分量4000文字越えちゃったよ……相変わらず文章をまとめるのが下手……。

はい。

本日、八宮めぐるさんのお誕生日にあわせて、シャニマス短歌をつくってみました。

ハレの日の雨を虹(ヒカリ)へ結ぶ声
フレフレ・ガンバレ
ほら! ケ=セラセラ

(八宮めぐるさんに寄せて)

【解題と称したオタク語り】

大切な晴れ舞台。雨に包まれるフィールド。
雨粒をプリズムへ変えてやると言わんばかりに、精一杯の声援を送る彼女。
試合終了のホイッスルとともに空を仰いだとき、君の笑顔と虹が見えた――

そんな光景をイメージしてつくってみました。怪文書?そうだよ!

八宮めぐるさんに思いを馳せたとき、真っ先に思い浮かんだのが彼女のソロ曲でした。

『HAREBARE!!』は彼女の大きな魅力でもある前向きな明るさが全面に押し出された曲で、ソロ曲の中でも個人的にとても好きな曲です。その結果としてほとんど本歌取りのような形になってしまいましたが……笑 イラストでは「たまゆらフレーミング」のイメージが念頭にあったような感じです。

アイドルとしての八宮めぐるさんは先に続く道をどこまでも照らすことのできる光です。
そして、彼女の放つ光は誰かを元気づけたい、応援したい気持ちというのが源泉にあるように思います。

誰かのために何かしたいと思う気持ちはすごく尊いもので、もしかしたら彼女自身はその気持ちから生まれた行為を居場所をつくるための生存戦略とみていた時期があったのかもしれないけれど、きっとそれだけではないはずです。
それに、今はもう彼女が彼女であることをそれだけで肯定してくれるイルミネーションスターズの二人がいます。大切なファンであり、283プロダクションの仲間がいます。その大切な人たちのことを思い続けられる限り、彼女の光が絶えることはないんだろうなと思いました。

有名な話ですが、八宮めぐるさんのプロデュースカード名には様々な国の言葉が使われています。

たとえば「小さな夜のトロイメライ」の「トロイメライ」はドイツ語で「夢」、「チエルアルコは流星の」の「チエルアルコ」は共通言語を目指してつくられたエスペラント語で「虹」の意味です。

個人的な解釈というか見立てですが、この事実は「日本語と外国語の組み合わせが多い」というふうに捉えても良いのかもしれません。先にあげた「たまゆらフレーミング」だったり、最新カードの「こころレイヤリング」、あるいは「シュカのまにまに」とかも。

自身と他者の境界を意識することが多かった、だからこそ、その違いを受容して大切にできる彼女ならではのカード名のつけ方かなと思ったりして良いな~と思います。

ということで(?)、歌の中にもそんな工夫ができたらいいな……と思って色々表現をこねくり回してみた次第でした。

応援文句として使われる「フレーフレー」の「フレー」は、元を辿ると英語で「万歳!」「やった!」といったニュアンスのある「hurray!」「hooray!」という掛け声のことだそうです。

「ケ・セラセラ」も有名な言葉ですが、スペイン語の「que será, será」から来ているようですね。1957年のアメリカ映画『知りすぎていた男』の主題歌として流行ったそうです。こちらの意訳は「なるようになる」ということで日本語でお気楽なイメージを思い浮かべますが、原義的には「(人生は)自分次第でなんとでもなる」という、案外力強い言葉なのだとか。

そういう経緯も含めて、この言葉も八宮めぐるさんのイメージにぴったりだなと思い、選んでみました。

「ハレ」の日から「ケ」の日まで。非日常と日常、ひとつなぎで続いていく日々の中で八宮めぐるさんの声から、笑顔から、元気をもらっています。

お誕生日、おめでとうございます!



残りはシャニマス短歌に改めて挑戦する、ということで創作目線で考えていたことを披露するだけのオタク語り。ここまで書くのはめちゃくちゃダサいとは思うんですけどね!!
今後モチベーションがあれば続けていきたいので、改善点とか洗い出す意味でも記録に残しておきます。

・短歌おもしれ~~~~~!!!!けどむずすぎ~~~~!!!!!
・めっちゃ悩みました。詠んでみたときのリズムの良さとか、他のみなさんが詠まれてるみたいな、歌がスーッと流れる感じの再現が全然できなかった。めぐるさんにまつわる言葉を書き出してみてウンウン唸っていたのですが、最終的に上句は表現し切れなくてルビは振ってしまうし、下句の半分は歌詞の引用だし、なんかチグハグなイメージだけをぶつける歌になっちゃいました。。。俺も「景」から「情」を引き出すやつ書きたいよ~~~!!!

・と、叫んでおいてなんなのですが、これ、初めて絵描くやつがいきなり神絵師になりてえ~~~!って言ってるようなものなので不遜すぎ。文章創作になるとなぜか他の人と同じ土台にいると勘違いするのやめましょうね……(戒め)

・ということで、これを機に色々勉強したいなと思いましたね。ぜひご指導賜りたいです。

・あと、以下は反省点としてたぶんあまり意味をなしてない工夫。「ケ・セラセラ」の中黒表記を「=」の表記にしているのは、最後に虹の架け橋とか手をつなぐイメージを表現したいなと思ったからです。それだけ。軽くかじっただけですが、現代短歌には記号とかを交える表現も多くて楽しいですね。いつかきちんと意味を持たせられる遊びができるようになりたいです。

・一番の反省点。これが一番意味のないやつですが、歌の中に「ハヒフヘホ」の音が全部含まれるように組み立てたせいで歪になった気がします。もっと良い言葉選びがあったはず……。一応、理由としては響きがやわらかくて好きなのと、日本語の中で唯一濁音も半濁音もつけられる点で特別なハ行が好きなので。めぐるちゃん概念を無理やりねじ込むとすればそれくらいですし、そんなに強いこだわりがないなら無理にやる必要なかったな~~~とか。私は言葉遊びを優先しすぎている。

そんな感じでした! 
後半は解題というかオタク語りすぎ。
長文ついでに以下、私のシャニマス短歌との出会いにまつわる思い出話などです。マジで余談。流石にこれは読む暇あったら我儘の予習したほうがいいです!

【余談】


私がシャニマス短歌と出会ったのは、一年ほど前のことでした。

正確に言えばその存在を知ったのはもっと昔の話になるかもしれませんが、私の中で「シャニマス」と「短歌」という二つの概念がひとつの言葉として結ばれた瞬間、そういう意味での出会いは、たしかに昨年4月のことだったと記憶しています。

昨年4月。春の訪れとともに、アルストロメリアのユニットイベントシナリオ『YOUR/ My Love letter』が公開されました。その内容はみなさんご存知の通り。戦慄のエイプリルフールイベント『DETECTIVE×MURDER』の余韻さえも一瞬で解かしてしまうほどに衝撃的で、本当に素晴らしいものでした。

※ここでその委細を語り始めると紙面が足りなすぎるので割愛しますが、アルストロメリアの三人をめぐるお話が本当に好きで、とりわけ『薄桃色にこんがらがって』以来のイベントシナリオに魅了され続けてきた私にとって『YOUR / My Love letter』は(一応、という注釈つきではありますが)リリース時から生活をともにしてきたシャニマスの一つの最高到達点だったと思います。

4月7日。かつてない幸福な読了感に浸るままにTwitterのタイムラインをさかのぼっていた私はその日、とある方の画像ツイートにたどり着きます。

川沿いの桜は海を渡るため水面の光る方へと伸びる

川を覆うように枝葉を伸ばす桜の木の写真、その下へ控えめな明朝体で添えられた三十一音。

それが、私の初めて出会ったシャニマス短歌でした。

「YOUR/MY Love letterを読んで作りました」という簡素な言葉と「#シャニマス詩歌部」「#アルストロメリア」のハッシュタグが添えられたそのツイートに、私は第二の感銘を受けることになります。

「フラッシュバック」と言うときまって悪いイメージがつきまとってしまうので、いわば「すてきなフラッシュバック」とでも言えば良いのでしょうか。冬をしのび待ちかねた春、桜がやわらかい朝の光の中で懸命に枝葉を伸ばす絵葉書のような風景が、シナリオで描かれたアルストロメリアの三人に、あるいは名のない人たちの生活に、まるで透過レイヤーのように重なって想起される。(そしてカーテンを開けた無名の彼が浴びたのと同じような光をいま、狭いワンルームの中で言葉を重ねる私もまた浴びている。生きている)

衒った言葉は何も使われていないのに、景観のイメージと情感が交互にやってくるような――上手く言葉にはできませんが、そんな言葉のつづりに、私はようやく短詩型文学とシャニマスの結節点を見ました。(何より同じシナリオを読んで、これだけ綺麗な作品に感想をあずけられる人がいるんだ……!という事実に気づいて、嬉しくなったのも覚えています)

それから約三時間後の私のツイートが以下。


調べてみて、自分でも若干引きました。
影響を受けやすい人間という自覚はあるのですが、まさか即日こんな勢いだけで入部届を出していたとは……改めて振り返ってみると流石にミーハーすぎるし、お恥ずかしい話です。

ん……?

あっ!!
この前破門になったのってこのとき仮入部してたからか!!!!

(正式に入部届出して破門にされました。余計なことするんじゃなかった)

冗談はさておき。

ですが、自身でこうして言葉を頭の中でこねくり回して形にする経験というのは本当に良い時間でした。

それに、実際にこうして過去の自身が考えてパズルのように並べた言葉たちを眺めていると、当時の私が『YOUR/MY Love letter』を読み終えて感じたことが、不思議とバーチャルに喚び起こされてくる。「言葉のタイムカプセル」という言い回しは自分が思いついた言葉だったか他の方が仰っていた言葉かわかりませんが、まさにその通りだな、と実感します。

(追記:大学時代に講義で教鞭をとっていただいた歌人の東直子先生が連名で『短歌タイムカプセル』という本を出されていました。もしかするとここから連想したのかもしれません。懐かしい記憶)

それから一年余り。
私事ながら今年の3月には初めて同人イベントで本を出し、出会いの短歌をつくってくださったあめりさんにわざわざご挨拶に来ていただくという光栄な経験をし、先日は詩歌部主催のブシドーさんとスペースでお話するご縁を賜りました。その後すぐに破門にされましたが。

またまたその勢いのままに、今日、私はシャニマス短歌の自作に至りました。めぐるさんの誕生日短歌は詩歌部のハッシュタグでも募集はされてたんですが、なんかその……ちょっと勇気がなくてェ……。

ともあれ、何事も縁だなあと思ってます。うつ病患った最近は特にね。

八宮めぐるさん。
一つ一つの縁を大切にする彼女に贈る短歌を考えていたら、こんな感じのことを書いてみたくなりました。私もいつか、ちゃんと誰かに元気を届けられるようなものがつくれたらなあ。
改めて、お誕生日おめでとうございます。

ということで。
うーん。普段ふざけた文章を書いてばかりの人間なので真面目な文章を書いても全然締まりませんね。久々に長い文章を書きましたが、うーん、日本語、難しいぜ……。

ついでにめちゃくちゃ個人的なCO。今日、大学時代の想い人の誕生日だったので、なんか、未だに覚えてるしなんか緊張するんですよ。流石に引きずりすぎじゃない? 湿気がすごいですね、今日も。

ちなみにこれだけ書いといて今日は町内会の盆踊り大会の手伝いに駆り出されてしまうので我儘day1はリアタイできません。みなさんのレポ、お待ちしてます。

あーあ!

2023/7/22
紫緑


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