見出し画像

気をつけて!独学俳句あるあるその1

今日の記事は

宇宙杯前に、俳句を独学ではじめたときはやりがちよねーということを、自戒も込めてまとめておきたい。

ちなみに宇宙杯とはこれ😏

先に俺のスタンスを述べておくと

まあ、あくまで俳句は自己表現なので、最終的には自分の好きに詠めばいい。

これに尽きる。

ただし、俳句と言うならば、俳句の基本的な型は守りたい。先人が突き詰めた結果が「型」なので、俺は「型」を大事にしたいと思うのだ。

俳句の型を有季定型という。

季語があること…有季
五七五の十七音…定型

この型の範疇で、字余り、字足らず、句またがり、破調など、ルールをあえて少し崩すいろんな技法があるのだが、これはあくまで有季定型というルールがあるからこそ存在する技法だ。

季語や定型を捨てると宣言した「無季自由律俳句」というものもあるが、これをするなら明確に「無季自由律」だよと示してから詠むと良い。

というわけで、前提として有季定型の俳句について書いていきたい。

超初級編

1 五七五で区切っちゃう問題

これは学校教育とかの弊害だと思うんです。俳句は五七五なんだぞと刷り込まれているので

古池や 蛙とびこむ 水の音

あるいは、

古池や
蛙とびこむ
水の音

と表記してしまう。

もっといえば本来は、縦書きなのだが


と書くのは、もう諦めている。

正しい表記

古池や蛙とびこむ水の音

松尾芭蕉

2 季語がありすぎる問題

季語は今や5000以上もあるので、どこに潜んでいるかわからない。まさかこの言葉まで!というものまでも季語のことがある。

季語を入れるのが大事というのはわかっているので、無季にしてしまうことは少ないが、季重なりは多い。春でいえば例えば「暖か」なども季語なのでつい重ねちゃうのだ。

春の夜月の光の暖かし

今適当に作ってみたが、パッと見、五七五だし季語もあるので俳句っぽい感じだよな。
でも実際は「春の夜」「暖か」は春の季語、「月(の光)」は秋の季語ということで、季重なりの季違いという大タブーの一句である。

そもそも独学なので教えてくれる人もいないから、そりゃやっちゃうよね。

これを防ぐ方法はただ一つ。
歳時記を見る。これしかない。

かといって、初心者でそこまで俳句やるかわからないのに歳時記を買うのはハードル高いし、なかなか始まらない。

ちなみに俺はこれの電子版を使っている。

しかし、まずは無料でしかも単語を入れたら検索できる、このサイトが良い。

また、はねの あきちゃんが作ってくれている季重なりチェッカーも日々進化してまっせ。

今日のまとめ

五七五で区切らない
季重なり対策をしよう

この記事が参加している募集

#国語がすき

3,786件

お読みくださりありがとうございます。拙いながら一生懸命書きます! サポートの輪がつながっていくように、私も誰かのサポートのために使わせていただきます!