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芒一句

父の云ふ生家は此処か芒原

俳句ポスト📮八月の兼題は芒。
今回はこの一句出し。火曜日の並選をいただいた。

フィクションであるが、俺は芒に郷愁を感じさせるものがあると考えて、「父」が生家だと言っていた場所に作中主体を立たせてみた。
漢字が多めなのは、作中主体がある程度歳を重ねている感じを出したかったから。

俳句ポストの中級月曜日には、夏井先生が類想を取り上げてくださる。

その中の一部を紹介。

●郷愁、過去
・ 幼いころの思い出
・ 亡き人に会えそう
・ かつて〇〇だった芒原(戦場や旧家 生家など)
・ かつて芒原だった〇〇(今はビルになっていたりする)

俳句ポスト月曜日 類想例より

見事な類想ど真ん中。

でも、類想はみんなの共通認識だから悪いわけではなく、むしろ、季語の本意をつかんでいるともいえる。
つまりは、そこに、微量のオリジナリティがあるかどうか。それが、類想でも月曜日を抜けることにつながるのだ。

でも、未だ水曜日以降にいける気はしない。

俳句ポスト並盛連盟 藤白月

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