Microsoft Teams 会議録画のあれこれ
Teams会議の録画について、録画されたファイルの保存先や権限について問い合わせが来たのでポイントをnoteにまとめてみました。
※本記事は2022年11月時点のものです。
録画したファイルの保存先について
Teams会議の開催方法によって保存先が変わってきます。加工や二次配布する場合は覚えておく必要があります。
1.チーム内のチャネルで会議を開催したとき
会議を開催したチャネル内の「ファイル」に「Recordings」フォルダが作成され、そこにmp4形式で保存されます。
2.Outlookの予定作成時やグループチャットで会議を開催したとき
会議の録画を開始した人のOneDrive for Businessに「レコーディング」フォルダが作成され、そこにmp4形式で保存されます。
録画ファイルの権限仕様について
次に保存された録画ファイルについて、誰に所有権が付き、誰が閲覧可能な状態になるかについてです。保存された録画ファイルには以下の仕様で所有者権限と閲覧権限が付与されます。
所有者権限
・会議を招集したユーザー
・録画を開始したユーザー
閲覧権限
・会議メンバー ※会議に参加していたかどうかに関わりなく付きます
会議終了後にチャット上に録画ファイルへのアクセスリンクが投稿されるため、チャットが閲覧可能なメンバーであれば録画ファイルも閲覧可能になります。
録画は閲覧できるのに録画ファイルが見つからない場合は、チーム内のフォルダか他の人のOneDrive for Businessに保存されている可能性が高いです。そんな時は、自分のOneDrive for Businessの「共有」に録画ファイルがないか確認してみてください。「共有」にある場合は権限だけが付与されている状態です。
こんな時は
まとめ
ボタンひとつで会議の録画が開始され、利用者は深く考えずに利用できる機能となっています。しかし、Teams会議の録画は、会議の開催方法によって保存先が変わり、また録画の開始方法によっても権限の付き方が変わってきます。
そして、録画の考え方がZoomと違うため、Zoomに慣れている人は注意が必要です。Teams会議の録画は会議参加者全員に閲覧可能な状態になります。
録画ファイルに有効期限が付与されたり、会議へのゲスト参加だとまた挙動が異なります。
Teamsは更新がはやく、様々な仕様変更・機能強化がされてきますので、最新情報を捉え、システムの特性を理解して、更なる業務効率化に役立ててください。
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