2021年を振り返る

今年は牛の歩みで生きてしまった。ゴロゴロしてゲームして過ごした。創作に関して何事も為していないなあとしょんぼりしていたのだが、書き出してみると何かしら作業しており、作業量としては少ないが、まあ良いかあとご機嫌になれた。そんな一年のまとめを記す。

一年の間に描いた絵はTumblrに纏めている。

各月ごとの活動

1〜3月
・イラスト集『霧色郵便』早期購入者特典用絵の製作。葉書サイズ、一枚ずつ絵柄の違う手描きカラーイラストを製作。

・マストドンichiji.socialにて『いちくら合同オラクルカード』企画に参加。絵1枚、フレーバーテキスト2本を寄稿。
企画についての詳細と製作過程は別に記事に纏めている。(いちくらオラクルカード用原稿製作)


ついでに自創作関係の話をメインに投稿しているマストドンページはこちら

メインで使用しているツイッターでは絵や創作の全体的な話、告知を行い、細々とした設定だとか備忘録的なものをいちくらに流している。


4〜6月
・ツイッターにてタグ #いいねしたフォロワーさんをRPGのボス化する という絵を製作。
依頼を受けた配達屋が想いを乗せた品を旅して運ぶRPGという設定で進め、23体のボスが爆誕した。ご参加ありがとうございました。

・この頃NINTENDO Switchを購入しゲーム漬けになる。ポケモンスナップとブレスオブザワイルド。ゲーム的な創作をしつつゲームに浸っていた。私はゲームが好きなのだ。


7月
・暑中見舞い用版画を製作。七転八倒しながら製作した、という記事を残している。(2021残暑見舞い製作過程)


8〜9月
・ロゴ作りを始める。
前々から興味を持っていたロゴ製作についに手を出した。文字を解体し組み直す、デザインの中に文字を潜ませるなどしてみたい。
という熱でロゴアクキーを製作した。
刀剣乱舞の一期一振への愛が煮詰まってこちらもアクキーになった。

・ドール服を作る。
昨年念願のドールを二体迎えた。冬の間はゴタゴタしていて構う余裕が無く、石膏像よろしく裸体で部屋に飾っていた。違和感無く置いていたが、なんかやっぱり着せた方が良いのかなと思い直し、裁縫を苦手とする私ではあるが服を作ってみる気になった。
服飾に強い先輩に本を借りて、用語に頭を痛めながらなんとか貫頭衣を作った。貫頭衣って作った内に入るのだろうか。入るよな。
型紙確認用の試作ではあったが、着せてみると良い感じになる。良い感じだな、と思って完成版を作る前に気力が飛んで行った。
そのような感じでゆるくドールと暮らしている。貫頭衣が寒そうなのでそろそろ冬服を作ろうと思いながら毛布を巻いてやっている。

・ゲーム三昧(TOV、数年かけてやっと完走)


10〜11月
・紙本祭用作業。
イラスト原画3種類と切り絵2種類を用意した。
切り絵ってまた唐突な。せっかくの紙物の祭典なので、紙を楽しめる物をということで切り絵になったのだ。
原画の方はまとまった量が出来たら絵本にするつもりで製作している。

・ご依頼絵二件製作。
今期もありがたいことにご依頼を頂けた。装画製作、キャラクターデザイン込みのアイコン製作を行った。どちらも楽しい製作でした。ありがとうございます。
内容はサイト内製作履歴に纏めている。

・二次創作の絵を製作。
ご依頼品を除き、自分用の絵としては本年一番時間がかかった

『探偵撲滅』というゲーム(14人の探偵が連続殺人鬼と対峙する)の登場人物について、言葉にならぬ感情を吐き出した結果である。デジタルで製作。
ここら辺でデジタル作業に慣れ始めたことに気付く。なんなら寝ながら作業出来るため、起き上がれない事の多い今年の救世主であった。昨年購入したiPadはとても活躍しているぞ、良い買い物をしたな私よ!

ちなみに昨年一番時間がかかった絵は海の絵だったような気がする。どちらもデジタルで、ツールに慣れていない分も含む。デジタル環境だと描き込みしやすいのも良い。でも描いていて楽しいのは筆である。同じく絵を描いていながら、全く違う仕事をしているのだ。デジタルに完全移行も考えていたのだが、別物だと認識するようになってその考えは消え失せた。


12月
・年賀状製作
・漂流する天使譚本化計画再始動(来年こそは形にしたい)

・モンハン漬け

ここに来てまたしてもゲームである。モンハンはユクモ村の民で、他4をちょこっと遊んだくらいで、5年ぶりくらいに触った気がする。ワールドをプレイ中。技術の進歩に感動している。

所感

上半期中盤、仕事で次から次へと難事が降り注ぎ創作活動が停止する。夏になるまで体調が戻らず苦しむ。血尿が出たり毎日胃が痛かったり、身体的精神的ダメージが重い。一度身体を壊すと元通りにならない。健康第一。
BOOTH、有償依頼窓口も春に開ける予定が大幅に伸び、7月からの再開となる。
ダメージが大きく、下半期にも影響が出ている。もはやこれまで通り物を作ることは出来ないのではと危ぶむ程度に寝込んでいた。
とりあえず細々とでも何かを作り続けたことを褒めたい。

回復に時間を割きながらの下半期は、どうやらそれなりに何かを作っていたようだ。もう少し時間をかければ形になりそうな物がある。やりたい事の土台を固めたので、来年は建物を組み上げられるだろう。気力があれば。

初めての分野に手を出すことの多かった本年は、好奇心と共に生きたと言える。興味を持った事に手を出す気力と、実行出来るまでの情報の積み重ねから芽が出たかなというところ。
やりたいけれどやり方が分からない状態はもどかしい。そこを乗り越えられたのでえらい。
今年もまた一歩人間に近付いた。早く人間になりたいけれど、最近は妖怪や宇宙人として生きながら人間らしい振る舞いを身につける方向でも良いなあと思い始めた。

今年の目標は絵の密度を上げることだったような気がする。前半大きく予定が狂ったため、この目標は来年も継続して意識していくことにする。
密度を上げるために色々な事に手を出したのだ、と思うことにする。

二言目にはゲームと言い始めるが、ゲームをしていると明日が来る楽しみを感じられる。明日を想えるということは未来への希望を持てるということである。それは今を生き抜く力になる。ゲームは偉大である。これからも続けていく。

目標は立てるが、しばらくは無理せず過ごしたい。


今年の気になるワード

自分の行く先を照らす言葉に出会ったので記録しておく。
「残すこと」「見えないものを描いていくこと」これらが自分の向かう方向にあるようなので、頭の片隅に置いて物作りをしていきたい。
行動の動機としての芯である。
創作においても、不確かなもの、無くなってしまうもの、水や風のようなものを素早く摘めるようになりたい。

といった感じで、頑張らずに生きつつ合間には製作を行った、という一年であった。


・ロゴ×アクキー、紙本祭出展の原画と切り絵はBOOTHにて頒布中。
とりのめ出張所( https://torinomebinzume.booth.pm )
有償ご依頼ページ

※BOOTHと有償依頼ページは冬季(1〜3月を予定)閉鎖しますので、御用の方はお早めに。再開は春を予定。

こちらの記事は創作TALKさんの企画( https://twitter.com/create_talk/status/1465999113338511363?s=21 )に参加している。タグを辿ると様々な創作者さんの一年の総集編を見られるのでとても楽しい。二度目の参加である。

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