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大器晩成な私の人生(遅咲きなINFJ)

前回、前々回の2回に渡って、私の仕事についてのお話をしました。【仕事軸の自己紹介】という感じの内容でした。
私について紹介する上で、もう一つ欠かせない要素として気質があります。そこで今回は【気質軸の自己紹介】というパターンでお届けしようと思います。

自分のことがよくわからない

幼いころから、なんとなく「自分は人と違う」「ちゃんとした大人になれない」そんな風に感じていました。
人の目を気にしすぎる、顔色伺って意見が言えない、同級生たちに馴染めない(けれど仲間外れは嫌なので一生懸命に合わせて仲良い演技をしていた)という、絵にかいたような引っ込み思案な子供でした。そのくせに、相反して我が強く好奇心旺盛な一面もあって、自分の中に両極端な自分がいる感じがずっとしていました。一体、どっちが本当の自分が何なのが分からない感覚に陥り、そんな自分が人とは違ってまともじゃない、そう思う事もありました。どうしてそういう風になってしまうのかわからず、直すこともできずに、そのまま、両極端な大人になりました。
子供の頃は、引っ込み思案の方が強め(7:3くらい)でしたが、仕事をするようになると、自分の意見や考えを言う機会が学生の頃より増えたからか、その比率が半々くらいになって、余計に自分の両極端な性質にわけがわからなくなっていきました。

HSPとINFJ

そんな時、HSS型HSPという言葉に出会いました。2017年のことです。
HSS型HSPの存在を知った時、それはそれはとても衝撃的でした。自分が30年以上悩み苦しんできたその理由がわかったような気がして、涙が出るほど嬉しかったのです。
今でこそ、HSPという言葉か市民権を得たように感じますが、当時は今ほど情報も少なかった記憶があります。人口の2割程度がHSPと言われていて、さらにHSSを掛ける合せると6%とも言われています。私はそのことを知らずに30年以上生きていたので、私以外にも HSS型HSPのことを知らずに苦しんでいる人がたくさんいるのではないかと考え、何か発信できたらと思い2017年に某ブログをはじめました。

そして、2019年に自分のブログにて、自身がINFJであることと、HSPとINFJが似ているという話を書きました。
元々、心理テストや性格診断といった話が好きで、自分のこの考えってどこからくるの?って定期的に疑問になって、ネットを漁ることを昔も今もよくやっています。そこで知ったのがMBTIでした。
現在では、HSPの人はINFJやINFP、ENFPが多いと記載のある記事が多く、MBTI界隈では当たり前に近い感じなのかもしれませんが、2019年当時は、その二つを合わせて考察する内容はかなり少なかった印象です。

生きにくかったこと

HSPとINFJに共通する特徴は色々あるのですが、その中で私が一番「生きにくい」と感じていたことは、人の気持ちが読めることでした。いや、もっと正確に言うと昔は「人の気持ちが読めると思い込んでいた」かもしれません。

今現在では、特殊能力なんじゃないかと少し大袈裟にすら捉えていますが、私は人の気持ちが読めます。と書くとエスパーみたいな話になってしまいますが、そんな超能力的なことではく。
自分でも明確な根拠はないのですが、何を考えてどう思って発言しているのか、または行動しているのかが、無意識にわかってしまいます。無意識と言いましたが、意識にのぼらないレベルで思考してるとは思います。
人が話す時の表情や声色とか、その人のこれまでの行動など、多くの要素を総合的に分析し、その発言に至った背景などを考察し、そこからその人の感情を導き出す。そんな感じが近いと思います。文章に書くと、気持ちが分かるまでいくつかの過程があって時間を要しているように感じますが、それが秒のレベルで起こるので、傍から見たらただの勘に見えるかもしれません。
その精度は、年齢を重ねるほど上がっていると思います。

では、子供の頃はどうだったのか?今は精度に自信を持っていますが、子供の頃は全く。
確かに、人よりは勘はが鋭い方だったかもしれませんが、圧倒的に経験が少ない子供の頃は、その精度は低かったと思われます。周囲の人がネガティブな感情を抱いていることには気づくけど、その本当の理由まではわからない、そんな状況だったのではないかと。
だから、ちょっと不機嫌そうな友達との会話で「Aちゃんは、わたしの発言で嫌な気持ちになったかも」「わたしのこと嫌いなのかも」って、間違った捉え方をしていたのかもしれません。不機嫌な理由は「朝、お母さんに怒られた」とか別の理由だったかもしれないのに。これは一つの例えですが、こんな感じで、人のネガティブな感情を全部自分自身のせいにして、「わたしって人を不快にさせるダメな人間」言葉ではっきりそう思ったわけではないけれど、それに近い感情を常に心に持ち続け、自己肯定感がとても低い状態で幼少期~10代を過ごしました。

MBTI診断で気づいたこと

SHPは「気質」ということなので、HSPを知った時は「そういう気質なのか~」とネガティブな要素として受け入れることしかできませんでした。自分でこういう気質なのね、と客観的に思うことで、生きにくさはほんの少し改善したような気もします。しかし、MBIT診断でINFJという結果が出て「必ずしもネガティブに思う必要はないんだ!この不思議な特徴は持って生まれた才能なんだ!」とSHP気質の一部をポジティブに捉えることができました。

INFJの第一機能はNi(内向型直感)。パターン認識が得意で、背後に働いている力、隠された意味、物事の関連性を見出すことを得意とするとされます。私は、これって自分の経験(実際に体験したことだけでなく、見聞きしたことでも可)から予測する力なんだと思います。若いうちはまだ経験が少ないため、導き出す答えが粗く間違う確率が高いけれど、年齢を重ね経験が増えれば増える程、その答えは鋭く正解率が上がっていく、そんな理屈です。

10代の頃まで自己肯定感が低く生きにくかったと、先述しましたが、実際のところ20代30代がどうだったかと言えば、生きにくかったです。ただ、10代よりは20代、20代よりは30代と徐々に生きにくいと感じることが少なくなっていったと思います。
そして40代の今、これまでの人生で一番生きやすい!と感じています。
なんなら、その能力を活かしまくっていると言っても過言ではありません。人の気持ちだけではなく、仕事で起こりうることを予測して、そうならないように先回りできるので、ミスやトラブルが本当に少なくて済んでいます。予測の精度は本当に高くて、自分の中だけですが特殊能力認定して、役立てています。
この能力だけでなく、年齢とともに自分に合った人との距離感がつかめたり、付き合う付き合わないの取捨選択ができるようになったことで、総合的にも生きやすくなったと思います。

大器晩成

「大器晩成」この言葉が本当にしっくりきます。
INFJは大器晩成であると書かれている記事も多く見かけますし、自分のことのように共感できることがたくさんあります。ということは、多くのINFJの方が、大器晩成型の人生を送っているに違いありません。
10代20代で生きにくくて苦しんでいるINJFの方、今は本当につらくて明るい未来の想像は難しいかもしれませんが、きっとどんどん生きやすくなっていくので、安心してください。ただ、多くのことを経験して「能力の精度を上げる」ことを意識は忘れずに。そうすると大器晩成の言葉通りの人生になると思います。きっと、年を取ることが楽しみになります。


途中から人の気持ちが読めることについて注目した内容になりましたが、こんな調子でINFJについて自身が感じる様々な事を、これからも書いていきたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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