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もうひとつの小さいお家

ミニチュア化粧品は未だ改良の毎日です…。ラベル以外の細かい塗装はどうしても手作業になるので、地道に継続中。劇的な進展、と言うわけにはいかないので、今日はミニチュアのお話は一旦お休み。

さて、高機能のレーザープリンター君と、精密カットが出来るスキャンカットさんをお家にお迎えした頃…しろいぬにはミニチュア製作以外に、やってみたいことがもうひとつありました。以前、有馬温泉の玩具博物館で見た海外のおもちゃの中で、「マッチ箱を開けると、中は人形や家具の入った小さなお部屋」と言うものがありました。流石に小指の爪より小さな人形は難しいのですが…しろいぬはふと、小学生の夏休みに、コピー用紙に色鉛筆で描いた展開図を組み立てて、まるまる一棟お家を作って工作として提出した事を思い出しました(かんたんな作りでしたが、1センチぐらいのトイレなんか便器のフタも開くようになってて、先生に褒めてもらいました‹‹\(´ω` )/››)せっかく精密カットが出来る機械があるから、ペーパークラフトであのマッチ箱ハウスを作れないだろうか。勿論コンセプトは昭和レトロ。今回のテーマは、「洋館に住まう令夫人」です。

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試作品展開図。設計や印刷は出来ても、実際立体にするまではサイズ感や作り易さが分かりません。何はともあれ、実践あるのみ。

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スキャンカットさん、出番です!果たして1ミリ以下の誤差なく、ダイレクトカット機能でアウトラインをカット出来るのか!?

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……ズレた!!(´;ω;`)

一度スキャンをして画像を認識した後、再度同じマットで送り出すのですが、やはりマットを動かす過程で1ミリ弱の誤差は出てしまうようです。レース編みをなさる奥方様の頭が切れてしまった…。次回は大事をとって、アウトラインを少しだけ多めに取ることにします。

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そのまま製作したマッチ箱ハウス試作品がこちら(すみません作るのに必死で、過程を撮影するのを忘れてました…💧)うーん…、小さいなりに悪くないインパクトではありますが…パーツをカット済みとは言え、自身が難渋した位なので、一般のお客様(ある程度手先の器用な子供さんを含む)に、ペーパークラフトとして作って楽しんで頂くには、まだまだ改良が必要です。

〈とりあえず自分用備忘録〉

•コート紙(表面がツルツル)なので、のり付けする時のりやボンドがすぐに定着しない。両面テープが必須になるので、のり付け部分に初めからテープを貼って、裏紙だけ剥がせる状態にはできないか。

•床や天井面にパーツを差し込む穴、少し大きめでないと、力技で差し込む羽目になるのでパーツが汚れたり皺になりそう。

•内箱(室内部分)、僅かに大きさを引いてはいたけど、外箱(外壁)に入れるとまだ結構パンパン。もう少し遊びを持たせる。

•要色調補正。特に家具や人物、意外と明るいのと、線が細すぎてぼやける。窓枠はもう少し色を濃く。人物や家具、もう少し誇張と言うか、大きくしても良いのでは?(小さすぎてテーブルに載ったお紅茶が見えない…)

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今日はちょっとだけ、息抜きと言うか寄り道をさせてもらいました。千里の道も一里から。ささやかではありますが、ミニチュアと並行して、このシリーズもいつの日か世に出せるように頑張ります☺️

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