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苦手な場合分けを使って働いていると気づいた話

 学校の勉強が働き始めてから役に立つかという問題は、様々な形で論じられているが、自分自身の業務を振り返ってみると、やたら場合分けを使っていると気づいた。ベン図や樹形図をよく使う。それというものも、私の業務は、複数の施策が同時並行に走っていて、それをまとめたり、条件を考えて誰かに依頼したりする機会が多いからである。

 同時に、私は場合分けがけっこう苦手だったと思い出した。私は英語よりは数学が得意、現代文は得意だが古文は苦手(漢文はまあまあ)という学力傾向にあったのだが、数学も細分化すると幾何や場合分け等のA・B分野が苦手で、関数を取り扱うⅠ・Ⅱ分野は比較的得意だった(文系だったのでⅢCは履修していない)。

 この傾向を考慮すると、私が今会社で感じているストレスや、思考がこんがらがってうまくいっていない業務は、そもそも自分の苦手な考え方を求められているからなのかもしれない。

 これは私の中では新しい発見である。私はこれまで、コミュニケーション能力の欠如と人間関係を強烈に悩んできており、机上で行う作業や思考の苦手分野については思いを至らせる機会が少なかった。考えても、戦略性や目標達成意識に乏しいという、マインドに近い側面について検討しがちであった。

 場合分けに限らず、学校に通っていた頃の得意・不得意を詳細に思い返してみると自己分析につながるかもしれない。

 数学で生徒に身につけさせようとしている能力から自分の苦手な思考を検討できるかな、と思って学習指導要領を見てみたが、少し私の知りたいものとイメージがずれていた。下記の記事はわりとイメージが近い。可能なら、数学の各分野で醸成される思考・技術をまとめたものを読みたい。

 数学を勉強し直すのも会社の仕事のプラスになるかもしれない。勉強したくなってきた。

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