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株式投資を10年続け、改めて目的を問う

こんにちは、白蛇と申します。簡単に自己紹介をさせていただくと、アラサーと呼べる範囲は徐々に超えてきて、そろそろ30代半ばに差し掛かろうとしている兼業投資家です。主に、現物で小型株の中長期投資をやっています。

今回、初めてnoteに書いてみようと思った理由は、なぜ資産運用を続けるのかを明確に文字に落とし込もうと考えたからです。

結論:お金を制約条件にしないため

結論から先に書いてしまうと「人生の選択肢を選ぶときに、お金が制約条件にならないようにするため」です。もう少し簡単な言葉に言い換えると「何かやりたいときに、お金がないという理由で諦めたくない」というものです。

株式投資との向き合い方

大学を卒業して新卒で働きはじめ、質素倹約に励み、1年半かけてコツコツと貯金した100万円を元手に株式投資を始めました。そこから、投資信託、ETF、現物、信用、FX、先物OPなど様々な手法を試し、東証とSBI証券にかなり高い授業料を払ってきました(笑)。そして、悪戦苦闘しながらも試行錯誤を重ねて、ようやく自分の投資方針や基準と呼べる考えが出来上がってきました。

最初のうちは、1万円の含み益がでればワクワクし、逆に、含み損になればビクビクしていました。Yahoo掲示板を毎日見て右往左往する日もありました。それが今では1日の株価評価額の変化が、1ヶ月の月給を超えることにも慣れてきました。

投資に関する本も少なくとも100冊は読んでいると思います。バンローリングの1冊3000円〜5000円の本にもビビることもなくなり、たまに日経ヴェリタスを読むようにもなり、四季報も1年に1回通読するようにもなりました。

だからと言って、資産が増えているかと言われれば、株クラの億り人な方々と比較するとスズメの涙ほどの資産額ではあるのですが、それでも、世の中のサラリーマンの平均以上の資産を保有できているのは、この10年の積み重ねだと思っています。

投資と適切な距離を取れていますか?

ただ、最近、なぜ自分は株式投資を続けるのだろうと自問するタイミングがありました。毎日、通勤電車で株価チャートを確認し、寝る前にはベットの中でmoney forwardで資産推移を確認していることに気づき、投資と適切な距離感を保てていないような感覚に襲われたのです。

本来、なぜ資産運用を初めて、なぜお金を欲しいと思ったのかを考えると、自分(そして、家族)の人生を豊かにするために、ある適度自由にお金を使える状態でありたいと思ったという初心を思い出しました。

確かに、資産を築いて悠々自適な生活を送る人生は理想ではあります。しかし、目の前の人間関係を大切にすることを疎かにしてはいけないなと思います。特に、私ごとではありますが、結婚して、さらにそろそろ第一子も産まれようとしています。

もう株式投資は趣味といっても過言ではないと思うし、銘柄分析をしている時間はあっという間に過ぎてしまいます。そして、何よりその努力の結果が数値としてわかりやすい結果で評価できる世界は楽しいとも思います。

でも、株式投資にハマってしまい、目の前の家族を決して蔑ろにしてはいけないのだと思います。人生は、資産を増やすことが目的でななく、自分が生きた証をどれだけ遺せるかだと思っています。そして、同時に人生の楽しみは、思い出の多さだと思うようにもなりました。

当然、株式投資は続けていくのですが、もう少し日常の変化を大切にできるようになりたいなと思っています。

みなさんは、投資との適切な距離を取れているでしょうか?


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