見出し画像

広報はイケメン、美女にやらせるべき?

初っ端から結論を申し上げると、

結果的にイケメンや美女だったらベターですが、イケメンや美女であることを人員配置の最大理由にしてはいけないと思います。

確かに、イケメンや美女を配置することでしか得られない効果もあります。

・「イケメン、美女広報がいる」ことを切り口に、取り上げてくれるメディアがある
・「イケメン、美女広報がいる」ことから、リクルーティングにおいて志望者が増える

これは広報でなく、営業や人事のような部署においても言えることだと思います。一見ラッキー!ですが、立ち止まって考えたいこととしては、

それでリーチ「できた」人たちって、

わたしたちが最もリーチ「したい」人たち、なんでしょうか。

(YESであれば、イケメンや美女に広報をやらせてもいいかもしれません)


■ 広報は「華やか」なのか?アピールするのはあなた本人じゃない問題

TVやネット、新聞や雑誌などのメディア対応って、
経験がない方から見ると「芸能人」みたいに見えるかもしれません。
芸能人までいかなくても、なんか「業界人」っぽいかもしれないですよね。

確かに、時にはTVに出たりすることもあるかもしれません。
でもそれって、主役はあくまで「会社のトップ」だったり「新サービス」だったり広報担当者本人ではないのです。

インタビュー原稿はすべて広報が用意していたとしても、
広報担当者の名前は(ほぼ)載りません。

自己顕示欲を満たしたい方にも、オススメはしません。

■ 恐怖!会社の不祥事と一蓮托生

よく、ニュースで会社の不祥事(疑惑含む)がすっぱ抜かれてますが、
広報経験者はみな思っているはずです。

「広報の人、寝れてるかな…?家に帰れてるかな……?」

そうです。会社が盛大に炎上したとき、
身を削って消防隊として活動するのが広報担当者です。

不祥事が起きてしまった時、メディアが誘導尋問のような質問を繰り広げてきたとしても、冷静に、そして我慢強く、頭をフル回転させて対応する必要があります。

ちなみに、無事に鎮火に成功した場合も、
会社から褒められてナデナデしてもらえるわけでもありません。
(ナデナデしてくれる会社もあるかもしれませんが…)

斯くの如く、地味でストレスフルなことも多いです。

※ 不祥事とは無縁のピュアホワイトな会社であっても、意図しない不手際や一時的な業績の悪化など、広報的に苦しい局面は必ずあります。

■ イイコトモアル

決して華やか、キラキラな世界でないことは口を酸っぱくしてお伝えしましたが、自分の仕事内容を社外から評価してもらえる機会があるという点では
とてもやり甲斐のある仕事だと思っています。

「自分の書いたプレスリリースを記事にしてもらった!」
「自社アカウントのツイートがバズった!」

例えそこに広報担当者の名前が入っていなかったとしても。

上記を踏まえた上で、広報にはぜひあの人を!と思ったのが
たまたまイケメンもしくは美女だったら、それは鬼に金棒かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?