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知識の応用と発想の転換! | ICFを使って「自分のトリセツ」を書いてみた話。

今年から使い始めた”自分軸手帳”。
この手帳には自分軸を見つけて育てるワークがあり、それを一つ一つこなしてみているのですが、
スラスラと書き進められるページもあれば手が止まってしまうページも。
特に強み・弱みを書き出す「自分のトリセツ」の筆が進まない、進まない、、、。
診断ツールの結果を書いてみるのも良い、なんて書いてあるけれどなんだかしっくりこないし、
うーん、、、、と悩んだ結果、
ICF(国際機能分類)に当てはめて自分の全体像をまとめてみることにしました!

そもそもICFって?

折角なのでICFについて復習し、そのアウトプットから!

 ICF(国際機能分類)とは2001年にWHO総会で採択された人間の生活機能と障害の分類法で、「“生きることの全体像”を示す“共通言語”」と言われています。

ICFでは

  • 健康状態

  • 心身機能・構造:心身の働き

  • 活動:生活行為

  • 参加:家庭・社会への関与・役割

  • 環境因子:物的な環境、人的な環境、態度や社会意識としての環境、制度的な環境、など。

  • 個人因子:その人固有の特徴。年齢、性別、民族、生活歴(職業歴、学歴、家族歴など)、価値観、ライフスタイル、困難に対処し解決する方法、など。

これらの項目について具体的な状況を書き出し、情報を整理していきます(本来は分類コードを使って評価するけれど、そこまで丁寧にやったことは私はほとんどありません、、、💦)。
ちなみに、マイナスの側面だけでなくプラスの側面からも見ていく事がポイントで、以下の図のようにそれぞれが互いに影響しあっていると考える相互作用モデルというモデルが採用されています。

厚労省HP ICF(国際生活機能分類) PDF より引用


 学生時代に使用した教科書にはこんな事が書かれていました。

ICFの特性と目的
 ICFは以下の特性を持っている.
①ICFは人々の健康にかかわる側面(健康領域)と,健康関連領域を扱い,社会経済的要因(人種,性別,宗教など)によってもたらされる課題遂行の制約は扱わない.
②ICFは障害者のみならず,すべての人の健康状態について記述することができる.
③ICFは生活機能と障害の状態を記述し,情報を組織化する枠組みとして役立つ.
 さらにICFは以下のことを目的としている.
①医学領域,社会福祉領域,教育領域,職業領域,介護領域などの専門領域や各種行政機関のサービス提供,障害者本人や家族,介護者,後見人など様々な立場の関係者の“共通の言葉や思考”の枠組みを提供する.
②障害の総合評価,サービス提供,臨床・実際的手段を提供する.
③障害分野の諸問題に対する調査・統計,国内的・国際的比較の標準的枠組みを提供する.

岩﨑テル子(編)(2011),標準作業療法学 専門分野 作業療法学概論,医学書院

普段はこれを活用し、患者様の現状のマイナス面(病気や障害によって難しさを感じていること)やプラス面を見える化し、全体像を把握、リハビリのプログラムを立案するのに役立てているのですが、
あれっ?これ自分当てはめてみたら強み、弱み、両方を客観的に捉えられるかも!?
と思い活用してみました!

実際書いてみて

枠組みがあることで、想起がしやすくなり、急にスラスラと書ける書ける!!笑
トリセツ、とは少し違うのかもしれないけれど、それぞれの項目について自分のプラス面、マイナス面を見える化することに成功し、これは得意なんだよなこれからも活かしたいな、これは苦手で大変さを感じてるんだよな、などと考えることができました。
そしてプログラムを立案するように、苦手さを補う方法を考えて、それも書いて、、、なんだかいい感じになりました!

おわりに

今回書いてみて思ったことは、難しいなと感じたこと、苦手だなと思っていることももしかしたら自分の今持っている手札の使い方次第で乗り越えやすくなるのかも!?ってこと。
新しいことを学ぶのもいいけれど、自分の持っている知識を再確認したり、別のことに応用できないかを考えてみるのもいいかもしれないなと思えた良い経験になりました。

自分軸手帳をお使いの方、皆様はどんなふうにトリセツを書かれたのでしょうか?こんなふうに書いたら書きやすかったよ、などあったらぜひ教えていただきたいです。
そして私のように書き方に迷われている方、こんな方法もアリかも、なんて視野が広がるきっかけになったら嬉しいです。

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