無方庵の教え、「やる!って言われれば、どれをもらう?」
無方庵、綿貫宏介先生は自分が一番だと思っていた。先生と骨董屋や展示会などに行くと、並べてあるものの価値判断は「やると言ったら、もらっても良いかどうか?」だったと思う。
先生の家は美術館の様に色々なモノがきっちりディスプレーされていた。その中に置いても良いモノ、似合うものがもらうべき基準なのだ。
ただしもらうと言っても誰もそう簡単にくれないから、次は払うお金の価値があるかどうかを考えるのだ。
「いくらだね?」先生と外国の骨董屋巡りをしていて、先生が気に入ったものがあったよ