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レーザーでシミ取り

美容外科で時々シミ取りをしているので、体験談を書いてみます。


1.シミの種類をチェック

まず、自分のシミの種類をお医者さんに判断してもらう必要があります。
出力の強いレーザー(Qスイッチヤグレーザー)で焼いて取れるのは、「老人性色素斑」という濃い色のシミです。
これはもう美白化粧品とかではどうにもできないので、焼いて取っちゃいましょう。
対して、「肝斑」という薄くて広範囲にできるシミは、出力の弱いレーザー(フォトフェイシャルなど)を当てたり、薬を塗ったり服用したりして気長に消していくしかありません。
一番厄介なのが、「肝斑の上に老人性色素斑がある」パターン。
この場合、シミ取りをしたあとにその部分が黒化する恐れもあるので経過には要注意です。

2.シミ取りの手順

老人性色素斑をレーザーで取る流れは以下の通り。
ちなみに、レーザー施術後に強い紫外線に当たると再黒化しやすいため、レーザーでシミ取りをするのは冬が最適です。冬まで待ちましょう。
(夏にやろうとしても、お医者さんからストップがかかると思います)

1)シミの箇所をクレンジングシートで拭いて化粧を落とす(すっぴんで来院した場合は省略)
2)鏡を見つつ、施術を行う先生にシミの場所を説明する
3)先生がレーザーで施術
4)看護師さんが薬を塗ってガーゼを貼ってサージカルテープで固定する

所要時間は10分程度。
麻酔ナシ、冷やすのもナシで、目隠しをしてレーザー照射です。
照射方法は先生によって異なり、シミをチチチチ…と一気になぞったり(ガスを点火するときのような音がします)、レーザー脱毛のようにパシ!パシ!とショットで攻めていったりと様々。
先日やった時はショット方式で、シミが薄かったので途中から出力を上げて13ショットくらい丹念に打ってくれました。
打った箇所はやけど状態になるので、2~3日はヒリヒリします。

3.費用

いつもやってもらっている病院では、基本価格は1平方センチあたり1万円。
お医者さんが目で見てアバウト判断です。
プラスして初診料or再診料、あとは希望すればデルモゾールG軟膏、創傷パッド、サージカルテープの一式を買うことができます。
(創傷パッドは「デルマエイド」という商品。表面がフィルムでコーティングされており、傷口にくっつきにくいです)
今回は、約2年前にもやっていたので「その時の一式をそのまま使ってください」と言われて何ももらえませんでした。(ちゃんと保管してあったからいいんですけど…)

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4.施術後

施術後、かさぶたが取れるまでは毎日朝晩に軟膏を綿棒でそっと塗り、創傷パッドを貼ってテープで固定します。
外出・風呂・洗顔・睡眠時もパッドを貼ったままにしておき、とにかく刺激しないようにします。
かさぶたが取れて新しいピンクの皮膚が出てくるまでは7~8日間かかるので、ここが一番の我慢のしどころ。
この期間はずっと顔にパッドを貼りマスクを装着する状態になりますが、現在は幸いにもコロナで皆がマスクをしているので気にされることもなく、さらに在宅勤務も多いので対外的なダメージが少なくて済みました。

5.シミが取れた後の注意点

シミが取れた後も、しばらくは以下の点に注意してください。

・冬でもしっかり日焼け止めを塗る
・シミのあった箇所はあまり強くこすらない
・人によってはシミの箇所が一旦再黒化する
(皮膚が攻撃されたと勘違いしてそうなるらしいです)

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