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第18回:VTuberのYouTubeチャンネルの運営戦略

自分はいわゆる旧来的な意味合いの企業系VTuberの制作・ディレクター・運営の仕事をしてきた。YouTubeに関わる仕事というものもだいぶ一般的な認知がなされてきたので、何をやっているのかというイメージもしやすくなっているのだと思う。

そのうちの運営の仕事としては、チャンネルの方針設計やチャンネル管理、方針に則った動画企画を考えていくのが主になる。shiroANプロジェクトの場合は、MV投稿をしつつYouTubeショートに特化したVTuberという方針で運営していくことにしたので、まずは自己紹介や恒例企画を立てて認知拡大をはかる。

企画を考える上で大切なことは多岐にわたるのだが、一度大枠を考えてしまってその動画を定期的に作っていくとしてしまうことで、毎日どんな動画を作ろうと悩む時間を減らせるものだ。

こういうときは記念日や誕生日などのネタを持ってくると話が早い。調べていくと、不勉強ながらそこで毎月1日があずきの日として記念日になっていることを知る。2022年11月1日から2023年11月現在まで毎月かかさずに1日には「毎月1日はあずきの日」という挨拶とともに、季節ネタなどを交えて動画を出していくことにした。

また、ショート動画ということは縦型となり時間も1分以内という制限がある。短時間で見ることができるのは利点だが、なかなか人となりをその時間で見せるのは難しい。

そこでVTuberのSNSでおなじみのハッシュタグ「#おはようVTuber」と「#おやすみVTuber」用の動画を撮影して、YouTubeショートはもちろんx(旧Twitter)を中心に展開して、shiroANちゃんの人となりを見せていくことにした。

初期の段階ではTikTokで踊ってみた動画を投稿するということもやっていたのだが、12月ごろにはYouTubeのチャンネル登録者が一気に伸び始めたのでそちらに注力することにする。リソースは限られているので、注力できるポイントがあれば臨機応変にというのも、初めのうちに決めておいたことだ。

年末年始の季節ネタも毎日投稿を行い、オリジナルMVを出しているという優位性も意識して、制作中だった第5弾MV「パンタグラフ」の告知もショート動画で行ったのだが、チャンネル内のショート動画では現時点でいちばんの再生数となった。

大手に比べれば当然単純な再生数は劣るのだが、ある程度の手応えを感じつつ、ショート動画中心のVTuber運営は2023年へと入っていく。

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