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第21回:井戸を掘り進む。水はまだ出ない。

shiroANプロジェクトでは月1の企画会議を行い、動画内容を決めたのち撮影をする段取りが取られている。shiroANちゃんがどういう存在なのか、どんな喋り方をするのか、どんなことが好きなのか。そういったパーソナルな部分も出していきつつ、YouTubeショート上で見てもらうための企画に落とし込んでいく必要がある。

まずショートではなくYouTube動画の流入源としては、YouTube側がおすすめ動画として表示するブラウジング機能やほかのチャンネルの動画の関連動画として表示されることを狙っていく。専門的な内容や検索キーワードが明確なもの(ASMR+ジャンルや歌ってみた+曲名)などは、検索による流入も見込める。ほかの媒体やSNSからの導入もある。急上昇にも入れれば御の字だろう。

TikTokでは流行ったものを取り入れて発信するということによって、レコメンドを得て多くの人にディスカバーされるようにするのが主流の運用方法だろう。しかし、TikTokはもちろんYouTubeショートの流行の移り変わりは非常に早い。

企画会議時点で流行していたものだとしても、撮影を経て編集の工程を踏んで投稿したときには下火になっているケースも多い。フレキシブルに動けるのは、YouTuber・VTuberの特権であり、いわゆる企業系VTuberの弱点の1つだ。とはいえ企業でもSNS担当者がそのように動くケースも増えてきているので、予算と戦略と企画次第な部分もある。

shiroANという存在、飲むあんこという存在を知ってもらうための動画を、どうすれば見てもらえるのか。制作・ディレクターとしての知見はもちろんのことだが、改めていちからマーケティングの知見も取り入れて分析・考えてみる。

SWOT分析によって客観的な状況把握を行ったのが2023年5月。考えては企画会議で話し込み、実験的な取り組み方などを含めて実践していく。しかし、再生数という結果はでない。

掘り進めば水は出るはず。しかしいくら掘ろうとも一向に水は出てこない。そんな井戸を掘り続けるような日々が続いていく。

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