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紙が流せるってしあわせ。~台湾旅行記~

先日、3泊4日で台湾へ行ってきました。
海外は初めてだったので、新鮮なうちに色々思ったこととか文字に残しておこうかなと言う気分です。
私は家を出る1時間前に荷造りを始めたり、出国の二週間前にパスポート申請するなどぐうたらおじさんなわけですけれども、何とか出国して、無事に帰国することができました。
ただ、毎度こんなうまく行くわけないので、そろそろぐうたらおじさんを卒業したいですね。

Day 1

飛行機

さあ、1日目の始まりです。
まず、預け荷物でつまづきます。国内旅行のノリで、1時間で準備したわけですけども、なんと水っぽいもの(?)は持ち込めず捨てられる可能性があるというではありませんか。
なーんだか、ジップロックみたいなのに入れなきゃいけないとかで、他の皆は凄くきれいにまとまっているわけです。
あたいの、豆乳イソフラボン化粧水・乳液やヘアスプレーなど、諸々の頭部周りの用品たちは捨てられてしまうのでしょうか。愛用品なだけにショックを隠せません。私は、成田空港でちいかわになってしまいました。

まあそんなこんなあって、水が捨てられました。買ったばっかでした。
いや!!国内線は捨てられなかったんだもん!!
でも、水以外はAll OK!! ちいかわではなくなりました。
そうなるともう元気。るんるんしちゃいます。
国内線は喫煙所マジで少ないイメージなんですけど、国際線の喫煙所めちゃくちゃ多くないですか?しかもなんかきれいだし。驚きました。

あ、そうそう。みんな別々で飛行機取ったら、もちろん座席もバラバラでした。知らない人と知らない人の間で、私はちいかわになりました。
なんか乗った飛行機、着陸と離陸の際はイヤホン外せって言われたんですね。国内線では一回も言われたことなかったんですけど、国際線だとそういうもんなんですかね。気になります。

台湾着

台湾につきました。出発が昼頃だったので、入国審査諸々終わって空港から出る頃にはもう暗かったですね。
タピオカ飲んでみたくて、タピオカぽい店に入りましたが、直前でチキっていちごじゅーすにしてしまいました。何をチキったのかはいまだにわかっていません。

台湾桃園國際空港にて✈️

台湾の通貨は、ニュー台湾ドル(NTD)なわけですけれども、自動販売機ではコカ・コーラが「25元」って書いてありました。なんか台湾のコカ・コーラ、八角ぽい風味があるんですけど国によって風味を微妙に変えてるんですかね。まあ八角なんて、美味しんぼの東坡肉の回でしかみたことないのですが。

夜市

夜市にきました。ソーセージ食べました。香腸というようですね。
あの、本当にびっくりしたんですけど、甘いんですよこれ。ニンニク汁つけてたべたらもうやみつきですよ。友人は二本食べてましたね。

甘い!おいしい!香腸

夜市に限らずではあるのですが、台湾クレーンゲームが至る所にあるんですよ。なんなんですかねあれは。実機は日本製ぽいんですよね。

夕飯は髭おじさんマークのお店で魯肉飯たべました。
付けの汁が苦瓜ベースで、カナーリ口には合わなかったのですが、農林水産業に感謝感謝して生きてる身としては残すのも忍びなく食べきりました。
異文化理解は、感謝感謝の観念からかもしれませんね。

台湾では有名なチェーンだそう

まあそんなこんなで、大事件のプレリュードです。
夜市は色んなお肉があるわけですが、友人Aと友人Bがなんかレバーたべてました。私は元々内臓系があまり得意ではないので、遠慮したのですが、これは神回避でした。後述。

あ、そうそう。タピオカ飲めました。甘くありませんでしたが。
ちゃんと伝えられるように、英語を勉強したいですね。
TOEIC1000点満点取りたいです!(TOEICは1000点満点ではありませんとぼっとんの動画で学びました。)

甘くないタピオカミルクティー

Day 2

故宮博物院

故宮博物院はまあ経緯が諸々、政治的にも色々な博物館ですね。
北京政変で宣統帝が追い出されたあとの紫禁城にて、美術品の一般公開をしたのが始まりだとか。
WW2後の国内政変で、中華民国政府は所蔵品の一部を台湾に。
つまるところ、所蔵品は中華人民共和国の紫禁城等と台湾に別れていると。
非常に複雑ですね。とてもポリティカルです。
現在、パリのルーヴル美術館やサンクトペテルブルクのエルミタージュなどと並び称される博物館だそう。
正直、白菜の石のイメージしかありませんでした。すみません。

入口の門には「天下為公」の文字が。筆者は孫文のようです。
日本で、天下為公なんていうと麻生太郎議員が浮かんできますよね。
(志公会の前身”為公会”は天下為公より来ている。)
例の派閥解散騒動の中、志公会は解散をしなかったわけですけども、今後の動向は気になるところですよね。

孫文筆の天下為公の字が見える

ああ、話がそれましたね。
白菜の石はありませんでした。出張中だそうです。
角煮の石はありました。お腹が減りました。
凄く申し訳ないんですけど、眠い+英語が読めないで、あたいはちいかわになっていました。一緒に行った3人は優秀なので、英語が読めます。バリバリです。英語を勉強しなければと思いましたね。
中学の英語教師とバトって以来、英語への苦手意識ひどいんですよね。受験も英語以外の科目で補いましたもん。

角煮石
白菜は出張展示中だそう。壁パネのみ。


台湾在住の方へお話を伺う

色々ご縁があって、日台スタートアップ支援や台→日の投資支援をされている方とお会いしてお話を聞くことが出来ました。
詳細を書くことは控えますが、台湾有事という地政学的リスクというものはなかなか大きなハードルであることを感じました。
また、台湾に対する政府の立場はあくまで「日中共同声明(1972)*」に基づくもので、他方に配慮を行うべき政府としての関わり方は非常にセンシティブになっている中、民間同士の付き合いにおいては制限はないことを改めて考えることが出来ました。
「台湾の人は、投資に関心がある人が多い」「街中でもチャートを確認してる人が多いのが分かると思うよ」
明日の朝、バーキンにて本当にチャート見ながらハンバーガー食べてる人が何人もいて私たちはびっくりするのでした。

【日中共同声明】
二 日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。
三 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html

あ、そうそう。この後食べた蝦餃子が、台湾で食べたものの中で一番うまかったですね。また食べたいな。

蝦餃子

九份

突然ですが、前日の夜市の回にて登場したレバー少年をお覚えでしょうか。
彼らは故宮博物館にて、ぽんぽんいたいいたいになりました。
ぽんぽんいたいいたいふなっしーな彼らはホテル療養となります。
ぽんぽんいたいいたいを神回避した友人Cと私は、デートに出かけました。
行き先は九份です。超有名スポットですね。
行きのバスは、朝の日比谷線くらい満員でした。しかも斜面をズンドコズンドコはしるわけです。
車内アナウンスは台湾語、運転手はもっと訛ったなにか、前からは日本語、右からは韓国語、後ろからは英語、私たちは日本語。インターナショナルスクールかとおもいました。なんか、とってもよかったです。海外来てる感じしました。(にしては基本的に日本人が多すぎるのですが。)

九份、人多すぎません?
夕暮れ時に来たというタイミングの悪さもあるのでしょうが、階段が多い場所でぎゅうぎゅう詰めになる様は先日の梨泰院で起きた悲惨な事故を想起させます。ある意味オーバーツーリズムになりつつある九份、対策があるといいなぁと感じてしまいました。

混みすぎ問題
おしゃれではありますよね。
千と千尋の神隠しのモデルになったとか。


ところで、「察茶」というタピオカ屋さんがあったのですが、看板を見て「わ~こんなところに鉄の女」と言うと理解して笑ってくれた友人Cに感謝しています。
イギリス71代首相、鉄の女ことマーガレット・サッチャーとかけたボケでした。
興味ないですよね。すみません。

鉄の女

お散歩

旅の醍醐味はお散歩です。
高校時代の恩師に言われて心に残っている言葉が二つあります。
1つは「モノより経験にお金を使いなさい」
2つは「旅の魅力はセレンディピティ」
セレンディピティとは、”素敵な偶然”のようなニュアンスの言葉です。
お散歩をすることによって、その土地の匂いや温かさ、五感をつかって全身全霊に感じることが出来ると思います。
最近、「観光なんて写真やGoogleEarthで十分!」なんて意見をSNSで目にしました。うーん。でも私は思うんです。実際歩かなきゃ、壁の高さは分かりません。実際歩かなきゃ、地面の硬さは分かりません。
観光の魅力は、その「実際」のコンテンツだと思うんですよね。

話がそれました。
お散歩では、「台湾総統府」や「中正紀念堂」「立法院」「行政院」なんかをみてきました。
中正紀念堂は、時間が遅く中には入れませんでしたが(蒋介石の銅像は見たかったので今度リベンジします)、自由広場を散策できました。
この広場、蒋介石の紀念堂があるなど、非常に政治的な空間でもあり、名称が政権によって変わったりするという深堀すると色々考えられる場所です。
台湾においては、その在り方が非常に繊細であることから、様々な場所にイデオロギーの対立が見られて、考えさせられるという形容をせざるを得ない部分があります。
そういえば、台湾総統府って1895年に日本統治が始まった際に建てられた「台湾総督府」の建物をそのまま使用してるんですね。
韓国併合の際に建てられた朝鮮総督府は、植民地支配の象徴として解体させられたのと比較すると、なんだか不思議に感じてしまいます。
ここにもきっと様々なイデオロギーの交錯があるのだと推測します。

台湾総統府
行政院
立法院
自由広場

あ、そうそう。ぽんぽんいたいいたいメンズはいっぱい寝てました。
絶食とはかわいそうですね、。薬を買いに行きました。
友人Cは英語が堪能だったので、薬局のお兄さんに英語を褒められていました。かっこいいですね。

Day 3

バーキン

あの!!ホテルの横、バーキンだったんですよ。
ちょっともう耐えられなくてバーキン行っちゃいましたよね。
ぽんぽんいたいいたいの二人は軽く回復していたので、一緒に食べました。
絶対胃に負担だったと思います。
まあ、食べ物は正義ですから。おいしいごはんで幸せになりましょう。

でもやっぱ薄味バーキン

TSMC Museum of Innovation

今回の旅の目的、TSMCについて知る!があったので、TSMC博物館行けたのは激熱でした。
TSMCの熊本工場誘致のニュースは世間をにぎわせ、TSMC熊本工場の食堂が時給3000円で募集されるなどのニュースもありました。
日経平均株価は史上初の4万円の大台をこえ、世間が湧く中、株価上昇率に注目してみると、半導体産業の「設計や前工程の製造装置」を作成するスクリーンHDや東京エレクトロン、
「後工程」のアドバンテストやディスコの伸びが顕著です。
そう考えると、ファウンドリであるTSMCの熊本進出が日経平均株価に影響しただろうことは大いに推測できそうです。

ある弁論大会で、「令和のコメ騒動」なる弁論がありましたが、半導体は「産業のコメ」ともいわれ、PCやスマホをはじめ、様々な機器に必要不可欠です。
つまるところ、自国で半導体を生産できる矢印(サプライチェーン)を整えられれば経済安全保障的にも非常に有利だということはありますよね。まあ、今回熊本に誘致した工場は回路幅12-16nmと22-28nmのロジック半導体を生産する工場なわけですが、先日坂本農水大臣が会見で勝手に喋っちゃったTSMC熊本第二工場ではもっと横幅の小さい半導体の生産を行うとか。

何が言いたいか忘れちゃったよ。(実はここで一睡を挟んで書いています。おそらく前10行くらいは寝ぼけながら書いてます。)
なんか、「半導体」って伸びてる産業なのは分かるけど、正直どんなものなのかイマイチピンと来てなかったんですよね。
今回TSMC博物館来てみて、半導体の解像度が上がった気がします。
半導体の微細化競争は凄くて、台湾のTSMC、韓国のSamsung、米国のIntelなんかがバチバチですよね。「インテル入ってる」のインテルがここにきて出てくるとは思いませんでした。
なんか、色々知ることって世界の今まで見えなかった部分が見えてくるようでアツいですよね。勉強の根源ってここにある気がします。

TSMC博物館
こんなに多くの半導体が
FAB23 (TSMC熊本工場)

台北101

台北101にきました。高いですね~。
地上101階建て、高さは509mだそうです。
年末年始に台湾で高いビルからバチボコ花火を挙げる動画を見たことがあったので、「ここかぁ~」となりました。
ドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまでは、世界一高いビルだったようです。まあ私は高いとこ怖いのでちいかわになりました。
エレベーターが東芝製だったので、日本企業の凄さを感じました。TOSHIBA!
入場料、台湾人と外国人だと値段が違っていて、500NTDだったかな(日本円で2500円くらい?)。海外だと、観光地に於いて自国人と外国人で値段が違うのは当たり前なのかな?
インバウンド需要がめちゃくちゃあるニッポンでも、もしかしたら自国人と外国人で値段を変える必要もあるのかもしれませんねえ。まあ最近、明らか観光客向け激高ラーメン屋が炎上していたのもあったし、日本人の世論にそのような値段に差をつけることが受け入れられる気もしない、気もします。

台北101のフードコート、めちゃくちゃおいしかったです。
でもやっぱ明らかに今までの食事より値段が高かったし、そんなもんなのでしょう。
あ、そうそう。台北101、紙が流せるんですよ。すごいなと思って。日本だと紙が流せるのは当たり前だと思ってたんですけど、海外だとそうではないようで。まあUBだと色々支障も出てくるじゃないですか。
台北101のトイレはTOTO製でした。日本企業、ありがとう。

台北101からの景色

なんかこうやって台北101からの写真見てみると、めちゃくちゃ計画都市ですよね。
スカイツリーやソラマチからの景色に結構似てるように感じます。
まあ古くから日本の都は中国皇帝の都を参考にしているわけで、そりゃそうと言われればそりゃそうですよね。都市計画の観点から街を見てみるの面白そうですよね。
都市政策を専攻しているスキピオな先輩がいるので、今度聞いてみます。
そういや、錦糸町〜押上あたりをよく散歩するんですけど、これ地上からだとどこがどこだか分かりにくくないですか?最近慣れましたがよく迷っていました。地図って偉大ですよね。
と、思いましたが、地図があるから都市計画があるんですよね。
碁盤の目とは言ったものので、なんだか将棋が打てそうです。碁盤は囲碁だって?すみません。

最後の夜

さびしいな~の気持ちでいっぱいです。
みんなで寿司打をしました。私にはタイピングの才能があることに気づきました。タイピング日本代表とかで食べていきたいです。
夜にお散歩しました。タピオカ飲みたくてタピオカ屋さんに行きました。タピオカは入っていませんでした。
ティンコンカンコンティンコンカンコン。
やっぱり意思疎通って難しいですね。台湾でタピオカは3戦2敗です。
また再チャレンジしに来ますね。

ただのミルクティー。これは甘かった。

Day 4

出国

おはようございます。最終日です。
最後の予定は帰るだけです。6時40発の飛行機なので、3時に出ます。Uber taxiって便利ですね~。台湾でのUber taxiの利便性高すぎて、ライドシェアの在り方について色々考えてしまいますね。
台湾だと、既存のタクシー会社とライドシェアはどう線引き付けてるんですかね。参考になりそうなんで今度調べてみます。

迎えに来てくれた車はBMWでした。くぅ~イカス~。

出国するとき、なんかパスポートの顔写真ピッてやって顔認証しますよね。なんか3-4回やり直しさせられたんですよ。そんなにむくんでたんでしょうか。ちいかわになりました。
そこからはすぐですね。気づいたら東京に居ました。台湾⇔日本の便は、偏西風の影響を顕著に受けるらしく、日本→台湾は時間かかりますが、台湾→日本は結構すぐ着いちゃいます。友人Bと友人Cはすぐバイトがあったそうで先に帰りました。バイタリティ凄すぎてや。
友人Aと私は家系ラーメン食べ行きました。台湾のご飯全体的に薄味な気がしていたので、家系多め濃いめは沁みました。まあ数時間後に腹壊すんですけど。

まとめ

さあ。今回の台湾旅行、まとめます。
「外国でレバーは食べるな!」です。
外国でぽんぽんいたいいたいなると、たいへんです。

普段、国内行脚しているわけですが、基本的には一人で行き当たりばったり旅をしており、他人と旅行に行くことはほとんどありません。(特に宿泊を伴う旅行は本当に無い)他人とお出かけするというのは本当にたのしかったです。ただ、良くも悪くも他人と一緒。難しい部分もあります。(掛け布団取られて寒すぎて朝ちいかわになりました。)
なんか、私もいびきをかいていたようで、他の3人に迷惑かけていたら申し訳ないです。ここで謝っておきます。

ただ、初海外だったこともあり外国慣れしている3人の友人と一緒に行けて本当によかったです。色々気使ってくれてありがとう。
さて、色々現地の手配や旅程・割勘の管理、案内・ガイド担当をしてくれた友人Cに多大な感謝を述べて、締めます。
此処まで読んでくれてありがとうございました。

感想等ありましたら是非TwitterやInstagramのDMにくださいにゃー。

それでは、またどこかでお会いしましょう^^

付録

台湾で美味しかったものBest3

1位
中山國小駅周辺の牛肉麺屋さんで食べた、「蝦餃子」

蝦餃子
牛肉麺

餃子を焼くのは日本くらいだと聞いたことはありましたが、ちゃんと水餃子でした。ラー油と醤油で食べる餃子はちゃんと油で、しょっぱいもの不足のあたいの口には沁みました。友人AとBはぽんぽんいたいいたいで食べられなかったのが残念過ぎます。

2位
寝ぼけててどこだか良くわかんないけど沁みた、「鶏肉飯」

鶏肉飯

うますぎる。魯肉飯もおいしいのですが、独特の香辛料が多いからかやっぱり異文化飯!という感じがしてしまう。
けどこの鶏肉飯、うますぎます!なんか、優しくてじんわりする味わい。ふるさとの味がしました。(東京出身ですが)

3位
九份で人込みから逃げながら入ったお店で写真を撮ることもなくがっついた、「炒飯」

寒かったんですよね。人込みと、寒さから逃げながら入ったお店で食べた炒飯は沁みましたね。トキメキです。
九份、めちゃくちゃ日本人多かったんで恐らく日本人好みの味付けなんでしょうね。弊部の飲み会御用達の南国亭の味がしました。まあ、友人Cとのデートだった想い出込みで3位にランクインです。


先述しましたが、台湾って少し味薄め?
多分、食材本来の甘さややさしさを重視しているのか・・・?
あまりファストフードなどは食べていませんが、自分の舌が典型的な「濃い味・人間好み」になっている気がして少し恐ろしくなりました。
まあ、ラーメン二郎は美味しいんですけどね。毎日食べたいなぁと思っています。やっぱりグルタミン酸ナトリウムってすごいですね。

台湾の野菜・果物

農林水産業大好きおじさんのじかんです。
新鮮な野菜が多いですね。サンふじがおいてありました。青森県産です。
台湾全農インターナショナル(JA全農の台湾現地法人)の総経理 仮屋園 康人氏の記事によると、思ったより多くの農産物等が輸出されてることが分かります。

https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2023/03/2303_03kariyazono.pdf

確かに、リンゴは2017-2021で+40億円推移で、台湾への輸出農産物トップを独走していますね。おそらく、比較的寒い地域で育つりんごの輸入路は貴重なのでしょう。台湾と言えばマンゴーのイメージがあるくらい温暖な国ですもんね。
そういえば、お米がジャポニカ米ばっかりでしたね。中華人民共和国における米は70%がインディカ米であることを考えると、意外でした。
水稲ができる気候と土壌なのでしょう。調べる所によると、台湾もコメ過剰らしいですね。まあ、台湾のご飯は日本人にめちゃ合う感じします。ぱさぱさしてない。
なんか、南部の方が料理や野菜・果物の甘味が強い傾向があるようで、今度は南部に行ってみたいな。
そういや、甘味より酸味が好きなら愛媛の河内晩柑なんかはとても売れる気がしますね。まあ、販路について話を伺ってみると、なかなか台湾農業は卸市場の既得権益がすごいらしく、なかなか販路の新規介入が難しいとか。
国内需要をこんだけ喚起しても伸び悩むので、やっぱ農産物は海外に目を向ける必要がありますね。鮮度を考えれば、台湾は凄く大きなマーケットな気がします。行ってみて、猶更。

野菜床直置き
手前の野菜はなんだろう。芽キャベツの茎かなと話していました。
竹の子見ると、春を感じます
大根踊りしたくなりますよね。なんか、適度なサイズ。

空気

空気、悪くない?
台湾、スギがほとんどないらしく花粉症の人は台湾に行くと楽になるとか聞いてたんですけど、全く楽になりませんでした。そうだ、私はブタクサでした。
というか、ずっともわもわしてるんです。晴れてもカスミがかかっている気がするんですよね。
確かに、大陸に近いのでP.M2.5や黄砂(でも偏西風の向き考えたら、ゴビ砂漠等からの砂は台湾に向かない?)は多いでしょうし、排気ガスも多いのかもしれませんが、こんなにもやもやするんでしょうか。
紫禁城や天安門ってもやもやしてる中にそびえたつイメージがあるのですが、台湾はもっとカラっとしてるという勝手なイメージがありました。故宮博物館ももやもやしてましたね。

考えたこと

世界って広いですね。食事や生活文化は一番目に見える異文化ですが、人々の考え方、今日の生活のことから政治的なイデオロギーまで様々です。私は日本中を行脚して、世の中について知った気になっていましたが、まだまだ視野が狭すぎることに気づかされました。
日本はトイレに紙を流すことが出来ます。水道水をそのまま飲むことが出来ます。シャワーの水圧が強くて、温度まで調整できます。
道の舗装は行き届き、人々はせこせこ働きます。
日本で暮らすうえで当たり前のインフラや、当たり前の生活文化環境が世界では当たり前ではない事(これはどれが良いとか悪いとか言っているわけではありませんが)に気づくことが出来たのは大きな収穫でした。
また、台湾という場所についての地政学・国際関係的な観点の解像度が上がりました。国民党と民進党という大きな二つの党があるわけですが、この二党に代表されるような様々なイデオロギーが街中に満ちている様子を感じました。
台湾に限らないことですが、ただ単に観光として観光名所を回って楽しいだけの旅行ではなく、地域の背景や歴史を知りながら町を歩くことは、様々なことを考えるきっかけになるのでしょう。まあこれは国内でもそうですが。
ただの思い出として残るだけでなく、今後の人生に、この考えたことが何か花開くことが出来たらいいなと思います。
最後に、TSMC創業者である張忠謀氏の名言を添えて、閉じます。

TSMC博物館にて

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