推しの著作権を守る事は、推しの幸せを守る事。

はじめまして、一介の嵐オタです。
この度著作権について、ついに推しから会報でやんわりと言及をされてしまいましたね。推しからこういう言葉が出るということは推しが困っているという事です。私は悲しい(ポロロン)。

法律とか色々そう明るいわけではないので法律の話でなく具体的な行動について最低限思う事をまとめてみたので気をつけたいけどこれからどうすればいいの?って方は参考にどうぞ。


★本人の写真をアイコンやヘッダーにすることはダメ?映像は?

写真や映像には本来撮った人と撮られた人にしかそれらを何かに利用する権利は基本的にはありません。これはイラストにも言えます。公式にSNSや雑誌、テレビ等を通じて見せてもらった写真や映像に対して私たちファンが持つ権利はそれを「個人的に楽しむ」以外ありません。この「個人的に楽しむ」にそれを自分以外の不特定多数の誰かに見せる、配る事は含まれないのです。あなたが送ったいいねやお気に入りに含まれる素敵だと思う心や賞賛は本来第三者である発信をした人ではなく写真や映像を撮った人と撮られた人が得るべきものなのです。
また、その写真のアイコンを使ってした発言は全て写真の方のイメージに結びついてしまうと考えましょう。あなたの全ての発言は推しに迷惑をかけたりイメージを損なうものでは無いと言い切れますか。イメージを損なった場合、その責任を取れるのかよく考えましょう。

★よく注意書きで見る個人的に楽しむってどういうこと?

【個人的に楽しむ事の範囲】
自分の携帯やPCに保存
待ち受けにする
家族や友達とコンテンツを楽しむ


【個人的に楽しむ事の範囲外】
SNSで画像や映像を載せる
(顔以外の手足や衣装のみの一部であっても本人であれば御本尊だぞ、だめです。)
(過去のものも含まれます)
画像や映像を売買する


友達と共有したい、楽しみたい時はせっかく公式SNSアカウントができたのですから公式が配信しているものをリツイートするなどして楽しみましょう。無料で見れるものだからといって自分のアカウントで保存した写真や映像を発信することも「個人的に楽しむ」には含まれません。気をつけましょう。
じゃあいいねと思った気持ち賞賛はどうしたらいいのという方はよく内容を考えて公式にSNSでコメントを送る、文字数足らんわっていう熱い思いをお持ちの方は是非ファンレターを送りましょう。読んでもらえるかわからないじゃんって意見もあるかと思いますが大丈夫です、SNSでも確率でいったらそんな読んで貰ってないです。なんならファンレターの方が中身見てもらえなくても箱いっぱいにあるってだけで視覚的応援になると思います。スイミー作戦です。あとSNS公式へのコメントも総数は見てくれてるでしょう。やったね!


★FC向け動画や雑誌の内容を発信するのは何故ダメなの?

FC向け動画や雑誌などは本来「お金を支払った人」のみが楽しむことができるコンテンツです。では、何故お金を払わなくてはいけないのか。それはそのコンテンツを作るために莫大なお金や時間、努力があるからです。メイキングを見た方はわかると思います。何かを作るのには多くの努力や時間、人が関わらなくてはいけません。たかが動画、たかが雑誌ではないのです。数分の映像に丸一日にかかる事だって普通にあります。そうした推しやたくさんの人の努力や時間に対して我々は作成費はもちろん、敬意や御礼としてお金を支払っているのです。コンテンツを作っている人たちがここからは有料と線引きをしているならそれに従いましょう。
お金を支払った人が偉いのではありませんが、例えばタピオカを買った人だけがタピオカを楽しめるのと同じように、有料コンテンツは楽しむ権利を買った人のみが楽しめるものなのです。

※本来有料のコンテンツを無料で拡散すると悪評や推しの仕事を減らす原因になります。その事を肝に銘じましょう。


★その他、気をつけたいこと

著作権や肖像権、難しく考えればきりがありませんが大切なのはひとつ、「推しに迷惑をかけない」事です。自分の行動や発信をする前にこれをする事によってどういう事が起きるだろう、推しはどう思うか、自分がされて嫌な事ではないか、そういった事を想像してみましょう。

例えば、偶然推しのロケ現場やプライベートに居合わせたとしてその後どうしますか。そのままSNSに載せるのが本当に正解でしょうか。もし仕事であればまだ公表してない情報が拡散されるという事になり誰かが怒られたり、責任をとらなくてはいけなかったり(それは推しかもしれない)、最悪の場合その映像は放送されなくなる事もあります。番協に参加するときも一切情報を漏らさないでくれと言われますよね。それと同じです。
そしてプライベート。人には見られたくない、知られたくない事が必ずあります。これに関してはご本人の心を傷つける事だってあるのです。それが原因でお仕事をされなくなってしまったら、あなたは自分の行動で推しを失うのですよ。
もし、そういう現場に居合わせたとしても出会えてラッキーだったと思うに留めましょう。あるいはロケなら放送されるまでは我慢して、あなただけの秘密として宝物にすればいいと思います。

じゃあどうやって写真や映像コンテンツを共有して楽しめば良いの?と思う方は言葉を上手く使いましょう。おすすめしたい写真があるならその写真を載せなくても「○日に発売した雑誌の○ページ目の写真が良かった!」これだけで良いのです。そのコメントを見た誰かが写真を見たくてその雑誌を買ってくれれば推しの応援に繋がります。その写真を見た人には内容は伝わりますし少々煩わしくても公式がくれたものも合わして工夫をすれば今まで通りコンテンツを楽しめるはずです。


★大切なこと

それは、間違った方法で特別な個人になろうとしない事、全てを知ろうとしない事です。ここに関しては私もまだまだ日々是気付ですが、彼らを追いはじめたタイミングによっては過去の雑誌や映像までは手に入らないかもしれません。プライベートな部分はもちろん、ロケの詳細もいま、何をしてるか。わからないのが普通です。それでいいのです。
私もオタクなので好きなら知りたいって気持ちはよくわかります。けどそれって推しがやめてねって言ってる事を無視してまで手に入れたいものですか。基本的に、「教えてもらえない事」は「知らなくて良い事」です。正攻法で「手に入らなかったもの」は「縁のなかったもの」なのです。私たちは彼らの人生の一部を共有させてもらってるだけでその範囲は本人が決めるべきです。その範囲を超えるべきではない。むしろ、見せてもらえてる事に感謝すべき立場です。
個人的にファンというのはその人の事をどれだけ知っているかではなくその人をどれだけ大切にできるかだと思ってます。推しの事をどれだけ知っていようが大切に出来ないならそれは知ったつもりでいるだけです。

今まで上記のことをよく知らずにしてしまってた方、それは別に恥ずべき事ではありません。やめよう、次は気をつけようと思い行動出来ているだけで十分推しの事を愛しているのだと思います。自分より推しを思える素晴らしいファンです。あともし今後、自分の行動に対して考えて悩むのなら、それはどこかでいけない事だという意識があるのだと思います。悩むのならやめておきましょう。

さて、ここまで偉そうに書いておいてあれですけど別にこれら全てを守れ、実行しろと言っているわけでないのです。ここに書いてあるのは綺麗事で理想論でしょう。多少の遊びやゆるさが推しが上に進む、有名になるきっかけやチャンスになる事もわかってます。そういう部分があるから今まで何も言われず許されてきたのです。ですが推しから著作権について言及あったと言う事はそれらが目に余る、困っていると推しから言われたのと同じです。

今一度、本来のルールを知ってください。その上で誰かがこう言ってたからこうするとかみんながやってるから大丈夫じゃなくて「自分で考えて行動を選び、その結果に後悔せず自分は責任を持てるのか」という事を考えましょう。私は自分で考えてこのような考えにたどり着きました。どうすればいいかわからないなら、最初に書いた通り、この考えを参考にしてください。そしてそれ以上に自分で調べて学んでください。自分が推している人たちがどういう人達か、その人たちにとって恥ずかしくない、大切にされるファンはどういうファンか。考えれば自ずと答えは出ると思います。どうか、優しく誇り高い彼らにとって恥じることのないファンでありましょう。


最後に、アイコン変えた方がいいのかな?だめだってわかってるんだけど…。変える写真がないしどうしよう、今までの写真全部消さなきゃいけないのかな、ぴえん。とか言って言い訳並べてるそこのあなた。うるせぇ、わかってんなら今すぐ変えろ。全部消せ。以上。

(あとファンアートもそれなりに難しい立ち位置だからイラストなら好きにしていいよって話ではないので気をつけましょうね。どう気をつけるかは許せ、サスケ。また今度な。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?