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ハッピーエンドって何?


小さい頃や10代の頃は本やドラマの結末は
夢が叶った、大好きな人と結婚した、
そんなハッピーエンドと聞かれたらすぐ答えられるような結末を想像した。

大人になったからなのか、
夢を叶えた先も人生は続いているし、
大好きな人と結婚しても、
それは終わりではなく、
スタート地点であるとだんだん分かってきた。

その先を想像していると、
その選択や結末が実はハッピーエンドとは
いえないんじゃないかと思うようになってきた。

周りで結婚する人が増えてきて、
小学校から続いてきた、
いわゆる人生のレールの分岐点に
いるような気がする。

自分のキャリアのことや
これからの人生のことを繰り返し考えている。

何が正解?
どのように決断して、
どの道を進むのが幸せ?

答えがない問いを何度も何度も繰り返し、
悩んでいる。


何年前か覚えていないけど、
『凪のお暇』のドラマを見たとき、
その結末に衝撃を受けた。


恋愛ドラマは誰かと結ばれるのが
結末だと思っていたから。
そうじゃなかった。 たぶん。

主人公はどちらも選ぶことはなかった。

そのとき、
選択肢が2つあるように見えても、実は2つ以上、このドラマでは3つあることを知った。


ランチでも
Aセット、Bセットというわかりやすい選択肢があると、ついついその2つのなかから選ぼうとしてしまう。

でも、ランチだからといって、
そのセット以外にもメニューはたくさんあって、ただランチセットがお得だよ、というだけだ。

単品料理を選んでもいいし、
食べなくてもいい。

大学4年生の頃、
就活しなきゃ、どの企業に就職しよう。
どこかの企業に入社しなきゃいけない、
それしか選択肢がないと思っていた。

留学に行った友達もいるし、
大学院に進む道も、
起業することも、
他にも知らないだけで
たくさんの選択肢があったはずだ。



何かを選択するとき、
目の前にわかりやすく提示された選択肢だけだと思いがちだ。

見えづらいかもしれない、
簡単には見つけられないかもしれないが、
自分で考えて探そうとすれば、
見えてくるのかもしれない。


生きている限り、
幸せだなと思う瞬間はあっても
ハッピーエンドはないんじゃないかなと思う。

ハッピーエンドは続きがない。
ドラマや小説では終わりがあるので、
それを鑑賞し終わった後、
ハッピーエンドだった、
といえるのではないかと思う。

人生はある一点だけみると
終わりがあるように見えるけど、
その後も続いていく。


だから、人生においてのハッピーエンドって何?

死ぬときに楽しかった〜って思えたら、
ハッピーエンドなのかな?

難しいな。
結論は出ないけど、
幸せだと感じる瞬間が多くなるように
生きていきたいなぁ。

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