五月五日の詩
星に生まれたせいで、光り続けるしかなかった、夜空の点滅。包丁の先端みたいにキラキラしているのに、誰も殺せないのがかわいそうだと思った。
今この瞬間も、少年少女は自分の存在を証明するために、世界のどこかで生まれている。
ねえ、知ってるか。
赤信号を渡っても、何人もの人が今も生きていて、何人かは死んじゃって、その子は少年少女に生まれ変わって、大人と戦ってるんだって。
でもこれは内緒話にして、大事なことだけを、今から手のひらにメモしましょう。
「「辛かったら逃げてもいいよって、叫びたい」」
少年少女の戦いは続いていくけれど、夜になると星の似合う街に帰っていき、やがて光が訪れて、君がまた、かけがえのない生命になる。
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こんばんは、夜野です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか、体調など崩されてはおりませんか。
本日は5月5日、こどもの日ということで「五月五日の詩
」を書き下ろしました。
そして今回ですが、この記事を購入していただいた代金をすべてユニセフの方に募金しようと思います。日が経つにつれて新しく読んでくださる方も減るかと思うので、期限を来週5月10日(金)までとし、この期間に集まった金額を集計して、後日、明細等の写真を撮るなどして、みなさまに報告できればと思います。
ただ世の中が苦しい状況でもありますので、無理のない範囲で、よろしくお願いいたします。さらに良ければ、この記事を購入してくださった方は記事の「オススメ」もしていただけると嬉しいです。
今回の詩を、私の可愛い妹、弟を含め、世界中の子供たちに捧げたいと思います。
普段から作品を読んでくださるみなさま、サポート、支援をしてくださる方、いつも本当にありがとうございます
また、次回の作品でお会いしましょう。
夜野
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きみのために風は吹いている そう思えるのはきみのかけがえのない生活が、日々が、 言葉となって浮かんでくるからだと思う きみが今生きていること、それを不器用でも表現していることが わたしの言葉になる 大丈夫、きみはきみのままで素敵だよ 読んでいただきありがとうございます。 夜野