【短歌連作】花集六花 (かしゅうろっか)
あの娘だよ花束裂けて生まれたの檻から出すのはまだ早い
すやすやと眠った彼女の枕元 突き刺さりそうな花びらをまく夜
飛び降りた彼女の口から飛び散った花を集めて編むワンピース
過去形になった彼女を思い出すどうして花になってしまったの
ポケットに入れた花びら熱に溶け君に渡すはずだった餌だった
目尻から流れる花が舞い上がり驚く子供の視線は優しげかな
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どうも、コランです。
生まれて初めて短歌を作ってみました。
「花集六花」は造語です。
花に