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3年付き合った彼氏と別れた29歳


3兄弟のうち、私を除く2人が今年、結婚する。

そんなめでたさと反比例して、なかなかに孤独を感じるものだから、書いて現実逃避しよう。

「孤独」からどんどん逃げよう。
しばし、お付き合い頂ければうれしいです。


30代は楽しいよ!と誰だったかに言われ、ずっと楽しみにしてきた30歳に来年なる。誰かといるのだったら、そこまで年齢も誕生日も気にならないが、1人だからこそ、今回は盛大にパンチのある誕生日にしてみたい。

【候補】
・バンジージャンプ体験
・高級旅館に泊まる
・憧れてるブランドの物を買う

あれ?並べてみるとなんだかせつない。わたしがしたいことってこんなもん????3年も恋人といたから、好きが分からなくなっているな。

24の時、恋愛が苦手な私が、婚活をし始めた。そこから初めて彼と付き合うことになった。安堵感が胸を満たしたのを覚えている。幸せを腹一杯に感じていた。母親に、間をたっぷりとり、「幸せ♡」と伝えたくらいに。

だから、別れを決めたとき、29歳という年齢や環境を鑑みて覚悟をする必要があった。その孤独に果たして打ち勝てるのだろうかと。けれど、そこに対する答えは見つからず。ただ、この人とは一緒にはいられないと、それだけは明白だった。

今までの人生の中で1番と言っていいほど、泣いた。
今年の漢字は「泣」に決定です。

だって、同棲してて、別れても1ヶ月は私のうちにいたんだもん。いやはや、大変だった。小学生の時、劣等感から詩や物語をたくさん書いていたけど、あの頃にはこんな年齢になってもまだ辛い気持ちがあるなんて、知らなかった。大人になったら、悲しみや苦しみとうまく付き合えるものだから、激しく感情が揺さぶられることはない。これはきっと貴重な経験だとすら思い、文字にしていた。残さないともったいないから。

でも、読みは大きく外れてて、たぶんこれから先も私史上初の感情が待ち受けているんだろう。最悪だなあ。で、これをやっぱり書き残す私は、もったいないからと思っている。変わってないんだなあ。最悪だなあ。


関係が終わったり、誰かを失ったりする時に痛みを感じるのであれば、それは最初から心の中にあって、その関係が痛み止めのような役割を果たしていたんだと思います。

https://grapee.jp/822295

これは、宇多田ヒカルさんの「別れはなぜこんなに辛いのか」という質問への解答。

私は別れた直後、「半身を欠いた状態」のように感じていた。心臓が痛いという初めての体験をした。こんな苦しみを世の中の人は乗り越えているのか、と心底驚いた。スタンディングオベーションである。わたしは、部屋の中でさながら、なんとかレンジャーのように辛さと戦っていた。夏の熱さで煮えたぎる部屋で、真っ赤な顔で泣く姿は、どちらかといえば敵役だけど。

けれど、心の臓を抑えながら、その痛みが恋人といたときの自分に戻れないことのせいだと気づいた。

だから、この宇多田さんの考え方を知ったとき、なるほどなと思った。痛み止めが切れたのか、だから痛いのかと。


孤独にずっぽり浸かってもう一つ、気がついたことがある。

愛してほしいと泣いてるけど、私は誰を1番に愛してきたのだろう?家族や友人は大事だけど、1番ではない。恋人も思い返すと、1番ではなかった。

そう。私は私自身をどんなときも1番に愛している。嫌いだった時代も、愛情の裏返し。自分に精一杯期待していた結果にすぎない。

もしかしたら、一生私は私のことが1番かもしれない。YouTuberのひなちゃんが、自身の宅トレ動画で「自分を変えられるのは自分だけだよ!」と呼びかける。この言葉が好きだ。

自分を変えられるのも、自分に優しくしてあげるのも、自分を1番に愛してくれるのも自分だけ。

自分だけは自分を裏切らないで、優しく接してきた自信がある。それだけは、一生懸命だったな。でも、信じてはいなかったのかもしれない。わたしには無理。そんな言葉があったかもしれない。

恋人と過ごして、愛する人のためなら頑張れる力が私にあることを知った。他の誰でもない、私のために、頑張ってみてもいいのではないか。私がハッピーに過ごせるように頑張ってみようか。


最近ときめくものといえば、やっぱり服なんだよね。ごっついロングブーツ、なんにでも合うバッグ、パールが似合うショート丈のグレーのトレーナー、質の良い素材のアイロンいらずのシャツ、体型にばっちしと思えるジーンズ、シルバーのバレエシューズ、やや、出せばきりない。時計も変えたいなぁ。

楽しみをたくさん作る2023年にしたいな。
今までの私は選ばない人生を選ぶんだ。だから、別れてから初めたジム通いと、家具の総入れ替え、そして、お洋服をきちんと楽しもう。

あとは、物語を書いて、コンクールに出してみたい。FPの資格試験に合格したい。新しい友だちをつくりたい。そんなとこかな。

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