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iPhoneを持ってきてよかったと思った。
道に迷ってしまうところだっだ。

ただひたすらに真っ直ぐ進むだけだから、と一瞬、身ひとつで歩いてみようかと好奇心に駆られたのが、1時間ほど前。写真を撮りたいと考え直し、ポケットにしまったiPhoneで、mapを開くと案外家から20分圏内のところだった。

転勤でこの町に来て2年ほど経つが、こんなところがあったのかと驚いた。蜘蛛の巣がかかる林道や坂道を抜けでると、田んぼが一面に広がり、その水面には稲穂と夕焼けがきらきらと映っている。

ああ、わたしが夏を好きな理由はこれだったなと気づく。

青い、と表現したくなる植物たちと、息を呑むほど真白な雲。目が痛くなるほどのコントラスト。生きてると感じさせてくれる風景。

夏が来たなぁ。

久石譲のsummerが流れる。
高校の音楽室で、友人にねだって弾いてもらってたな。

また聴きたいな。


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