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EV車戦略の大転換を・・今のは罠だ!

日本のEV車の方針の大転換が急務である。

自動車関係の素人の私がなぜEV電気自動車の開発や未来の計画について書こうとしたか。元々世界の大きな支配体制に興味を持っていて、金融・経済・政治・医療・食料などの世界支配体制を眺めてみると、我々一般人では知らないことばかりであり知るすべもないのが現代だと思っています。

その中で最近のEV車の開発競争について日本の危うさを感じていたところ、元内閣官房参与の加藤康子氏・自動車評論家の池田直渡氏・モータージャーナリストの岡崎五郎氏の三人の共著である「EV推進の罠、脱炭素政策の嘘」を読み世界の動きと日本の技術力の素晴らしさを感じながら、しかし世界の流れに抗する厳しさに一抹の不安を感じていました。


その不安が「月刊 ザ・フナイ 2022年1月号」の船瀬俊介氏の記事で現実のものとなったのです。

その記事は「トヨタ、EVシフトは絶望的・・水素カーはディープステートの罠だった」というもので、日本のEV車開発の30年前の出来事とその後の動き、そして一般では知り得ない裏の話が載っていたのです。私の今までの疑問、「燃料電池・水素燃料電池はエネルギー支配体制に反抗している、だから絶対不可能」なのになぜトヨタがそこまで推し進めているのかが一気に解けたのです。

船瀬俊介氏の必死な思いを少しでも広げようとして、少しでも判りやすく拡散できれば良いとの思いでここに書きますので、是非ご覧戴くと同時に、自動車産業は2018年では62兆3,040億円、全製造業の製造品出荷額等に占める自動車製造業の割合は18.8%という日本の基幹産業であり、日本経済のを守る為にも是非拡散のご協力をお願い致します。


30年前に日本で時速176㎞のEV車が完成されていた。

世界のEV電気自動車は、テスラモーターが開発したというのが素人の知識だと思います。2003年7月にテスラモーターズは設立され、現在のCEOのイーロン・マスク氏は、創業期に資金の大半を提供しCEOになったのです。そして2009年に最初の自動車モデルロードスターの生産を開始しました。2012年に「Model S」セダン、2015年に「Model X」SUV、2017年に量産型の「Model 3」セダン、2020年に「Model Y」クロスオーバーを発表しました。Model 3は、2020年12月までに80万台以上が納入されており、世界で最も売れているプラグイン電気自動車であるとされています。

当然テスラが世界で最初の電気自動車の開発をしたと思われています。しかしアイデアは100年も前からあり、馬車の代わりにモーターを付ければ良いというのは誰でも考える事でした。しかし現実の開発は出来なかったのです。

しかし、なんとなんと、今から30年も前、1991年に日本で電気自動車が驚愕デビューしていたのです。テスラの会社設立よりも12年前、最初のロードスターの生産よりも18年も前に日本で開発されていたのです。

日本が世界に誇る幻のEVの名は「IZA」、開発当時のスペックは筑波高速テストコースで時速176㎞、一充電の航続距離548㎞、当時の電池はニッケル・カドミウム電池であり、現在主流のリチウムイオン電池の性能はその2倍以上である。もしリチウムイオン電池なら、時速40㎞走行時では航続距離が2000㎞に、時速100㎞でも航続距離が700㎞に伸びると開発者の清水浩氏は言われる。

その驚愕のEV電気自動車の開発者は、現在慶應義塾大学名誉教授。
1947年宮城県生まれ。75年東北大学工学部博士課程単位取得退学。(工学博士)76年国立環境研究所(旧国立公害研究所)入所。82年アメリカ・コロラド州立大学留学。87年国立環境研究所地域環境研究グループ総合研究官。97年退官後、慶應義塾大学環境情報学部教授などを経て現慶應義塾大学名誉教授。

次のような方です。

2009年には、清水浩氏が八輪駆動車の開発会社を立ち上げとしてテレビのニュースにもなりました。この八輪駆動車エリーカは2003年に東京モーターシーにデビューしているのです。直線コースで最高速度時速400㎞、イタリアの周回コースを時速360㎞を達成しています。これはテスラがロードスターの生産を開始した年よりも6年も前なのです。車は完成したが日本の自動車メーカーからは断られ、自分で会社を立ち上げたのです。



「EV車推進の罠」の本のもう一歩深い闇がある。

前述の加藤康子氏等の本は、安易なEV化は日本を滅ぼす、現在の日本政府が推進している地球環境政策は日本経済を潰し、日本一の自動車技術を破壊することとなるというのが骨子です。ハイブリッド車は世界の自動車メーカーは作る技術がない、特に中国はエンジンすらきちんと作れない、だから簡単にできるEV車を推し進めているのだ、欧州が仕掛ける規制で日本の雇用が失われ、トヨタ自動車を潰そうとしているのが現在の世界の動きで有ると言うものです。

現在の排ガス対策や、ハイブリッド車の効率など日本側からみれは充分に良く出来た技術であり、こんな素晴らしてものを欧米や中国では作れないから色々難癖を付けて、日本潰しをしているのだという主張はよく分かります。しかし残念ながら世界のルールを作るのは日本ではないのです。日本の技術が素晴らしいので世界がやっかんでいるといくら叫んでも、世界に通用はしないのです。

またこの本やトヨタ自動車のトップは、現在の自動車産業が日本の経済や雇用を支えているから、これを止めるわけにはいけないとの日本人のために考えているという思いは伝わりますが、しかし残念ながら世界の消費者は日本のために高い自動車は買いません。購入価格もその後のランニングコストも安い方を選択するのが普通であり、メーカーが日本のためにと考えれば逆にそれは売れない車作りとなり、思いとは逆に日本を衰退させてしまうのです。

日本いじめと言われるかどうかは別として色々ルール変更はあります。オリンピックスキージャンプのルール変更も日本人が金メダルを取ってから行われました。(日本いじめかは別として)。自動車のF1レースのルールも日本勢が勝ちすぎると、ルール変更が行われました。(日本メーカーに不利と言うよりは、勝ち過ぎるチームに不利というのが正しいかも)。オリンピック水泳では、スタート直後とターン後の一掻きを除き、潜水泳法は禁止に(平泳ぎ)とか、バタフライと自由形のスタートとターン後の潜水は15メートル以内に制限。バレーボールではブロックのオーバーネットは反則としない、ブロックのワンタッチはカウントしない等々

要するに(日本が?)勝ちすぎるとルール変更されるのです。経済で行けば円ドル為替のプラザ合意、日米貿易摩擦、パソコン技術移転、日米貿易協定等々いくらでも有ります。と言うことは日本が勝ちすぎる自動車産業にとって日本潰しが仕掛けられていると考えるのは当然であり、それはおかしいと叫んでも仕方ないことであり、それよりは次のルール対策をすべきなのです。


もう一つの大きな闇、誰がEV車を殺したか?

世界のエネルギーを握っているのは、ロックフェラーとロスチャイルドであり、特に石油については石油王デービット・ロックフェラーであり、電気自動車が普及すれば石油が売れなくなり、電気製造の原子力発電でのロスチャイルドの支配を強めることになる。石油のエネルギー支配を崩すことになるEV電気自動車は絶対に許すことが出来ないのです。

自動車文明こそ20世紀文明だ。そのモータリゼーションの主役を電気に奪われてはならない。徹底的に潰せと言うのが、石油王の意向でした。こうして、環境問題やエネルギー問題を解決する1つの大きな流れ、電気自動車は、歴史の闇に消されたのでした。

カルフォルニア州の大気汚染対策として、GMジェネラルモータースは1990年に「インパクト」をロサンゼルスモーターショーに出品販売するが、石油王の圧力に屈し販売を中止せざるを得なくなりました。販売方法も売りきりではなくリース方式で供給する事にし限定的した。鉛蓄電池を搭載した1997年型EV1(インパクトの後継)は650台生産されました。しかし1999年に、この650台のEV1の充電電線から出火する恐れがあるため、GMは自主的に電線を交換する事を決断して、リースから戻した。同年にバッテリーをニッケル水素蓄電池に変更したEV1が生産されました。しかし残念ながら2003年末、GMは公式にEV1の計画を中止しました。理由は様々挙げられているが、世界支配層には逆らえないと言うことであると思います。

折角世界初の量産EV電気自動車が作られたのに、圧力に屈したGMが次々とスクラップしたのを抗議を込めてドキュメンタリー映画が作られました。


EV潰しは、刺客をつくりメーカーを迷路に誘う

単純にEV開発を潰しただけであれば、世論の非難も集まり大気汚染などの排ガス改善も出来ない。世界を騙すにはEV車はまだ時期尚早であり、これからは燃料電池車であると道を逸らす作戦が行われたのです。

ブッシュ大統領は2003年1月28日一般教書の演説で、「アメリカはクリーンな水素燃料自動車の開発で世界をリードすると宣言した。また、2月6日の国立建築博物館で、エネルギー計画に触れて、今年はエネルギー計画の議会通過に努力するつもりである。この計画は節約を奨励し、環境に優しい燃料生産を増やし、配電システムを近代化し、経済的な安全確保と国の安全に必要な計画であるといっている。この中心にあるのが、幾つかの革新的な技術「水素燃料技術」はその一つである。水素燃料イニシアティブは、燃料電池車と発電用に水素を生産し、貯蔵し、かつ配給するのに必要な技術及びインフラストラクチャーを開発するための5カ年計画で、既にあるFreedomCARイニシアティブと組み合わせて、進めるものである。今日生まれる子供が大人になってはじめて運転する車は、燃料電池で動力を供給されるであろう。」と発言しました。

そして「水素燃料電池車に12億ドルの補助金を出す」と発言をしたのです。つまりEV電気自動車の開発を潰すために、水素燃料電池車に補助金を出しすというペテン理論・罠なのです。この罠に嵌まったのが世界で一社だけが奮闘努力して今でも開発をしている「MIRAI」というトヨタの水素燃料電池車なのです。

【水素自動車は時間の無駄!?】ホンダも日産も見限った! 世界がここにきて水素燃料電池車開発から一気に離脱する唯一の理由をYouTubeで発信されている方がいます。


なぜEV車シフトへの激変が起こったのか

EV電気自動車がなぜ普及しなかったのかの原因が解れば、今の世界のEV車へシフトしている理由が分かります。世界の自動車メーカーがEV車を販売できなかったのは、石油王のデービット・ロックフェラーの圧力だったのです。

そのデービット・ロックフェラーが2017年3月、101歳の高齢で亡くなったのです。その死によりEV車開発の圧力が取れ、世界自動車産業は一気にEV車モードに転換したのです。この日に備えて密かに暖めてきたEVテクノロジーが噴出し、世界EV開発競争が勃発、そのスタートに唯一遅れていたのが、騙されて水素電池を目指しハイブリットで技術重視慢心のトヨタ自動車なのです。

時代は激変したのを知らなければなりません。自動車の競争ルールは変更されたのです。いくらハイブリッドの技術が優れていても、その技術ではルール違反なのです。燃料電池はインフラ整備で絶対に完成は不可能なのです。要するに騙されてしまったのです。既に30年前にEV車は完成していたのです。航続距離も、最高スピードも、充電スピードも、充電インフラも、消費電力ももう出来ているのです。いつ迄もガソリンエンジンの技術優位を執着しているときではないのです。

船瀬俊介氏の本の紹介

次の本を見ればなんと30年前に日本のEV電気自動車が完成し、性能も現在以上の事が分かります。素直に道を間違えた時点に戻り、早くそこからやり直すべきです。


日本でのEV車推進の闇

日本の政府や自動車メーカーがEV車開発に臆病になっていたのは、国際石油資本の圧力への怯えからだと想像できます。官民ともにEV車開発に不熱心だった。一応やってはいたものの本気さがなかったゆえ、今になって自動車産業存亡の危機となっているのです。

1971年(昭和46年) 政府・当時通産省は、オイルショック時に電気自動車開発大型プロジェクトを発足させました。総予算57億円という当時としては巨額な予算が組まれました。電気自動車のモデルは、小型自動車や路線バスなど5種類。13台が製作されました。それがいつの間にか消えてしまって「幻のプロジェクト」と言われています。

失敗の一番の原因は、エンジンの代わりにモーターを載せ替えるという発想であり、駆動系をガソリンエンジンからの改造型であり、EVの絶対的利点を全く考慮しなかったからと言われています。EV車開発の常識、「ダイレクト・ドライブ方式」にしなかったので、駆動系はそのまま残り、重い遅い走らない高い等の惨憺たる結果だったようです。

折角の電気自動車ならその特性を生かし、根本から設計思想を変えるべきなのです。一番重要な駆動系はモーターであり、モーターから車輪に回転を伝達するギアなどの駆動系システムを全廃する「イン・ホイール」にする。要するにダイレクトドライブにすべきであり、モーターから変速ギアを介して車輪を回転させるなんて根本発想が違うのです。電気自動車は駆動系無しのダイレクトドライブ、そして回生ブレーキにして制動エネルギーを再充電する(現在のハイブリッド車は完成されています)。空冷不要の特性からの空力特性を重視した流線型ボディ。などなど。現在のガソリン車のボディにモーターを載せ替えるなどの発想では根本的に違うのです。

2004年発売の前述の「疾れ電気自動車」の本によると、当時の開発者の清水浩氏と船瀬俊介氏は日本のメーカーに必死に訴えかけたとのことです。ホンダ本社の答えは、「電気自動車はかってやっていました。今後は市販EVは開発をしない」「燃料電池車を投入します」との返事でした。

三菱自動車は、「EV開発は国策であり・・・国際レベル問題でいかんともし難い」「燃料電池車は1999年に開発スタートしています」小泉純一郎総理の鶴の一声で燃料電池車が浮上してきたが、業界は「こんなもの普及するわけがない」と反対しているが、何ともならないと言うことです。

政府首脳が国際石油資本の罠にかかり、自動車メーカーが出来ないと言っているにも関わらず、官主導の燃料電池車をやれーと言われて渋々やってきたのが現在に繋がっている。まさに日本衰退の原因が悲しいことに日本政府である事は非常に残念なことです。

マツダは、ロータリーエンジン主力でEVも燃料電池もやってないと言うことです。「水素ロータリーエンジン」の開発も水素ステーションの数の問題を抱えているが、肝心の水素供給については、どのメーカーも「言ってはいけないタブー」のように口を閉ざす。 

トヨタ本社は、「EVは航続距離、充電時間が欠点であり、その欠点を補うハイブリッド車と燃料電池車FCVで考えており、EV車はチョット無理」との返事でした。また「我々は燃料電池にガアッーと力を入れてやっている。ボタンの掛け違いと言われても・・EVの方に舵を切ることはない」とも言われたのです。

日産は「性能が良すぎるから、作れない」と担当者はハッキリと言った。あきれて天を仰ぐとはこのことだ。このクニは終わりだ・・・と船瀬俊介氏は全身の力が抜けたと有ります。全ての自動車メーカーは本気で何も考えない。特に世界支配の力の動きを見なければ、あまりにも未来の道が見えない暗闇を歩いているようなものです。

著者の船井俊介氏は、「ピュアEVは実車でここまでクリアしている。市販も楽です。燃料電池車はここまで来ていない。燃料電池は水素インフラが全くない。「水素がなければタダの箱」。素朴に見て、日本の自動車業界はおかしい。方向がとち狂っている。」と書かれています。


今まで潰されてきた技術の例

EV車以外にも、闇に葬られた「驚くべき発明」の数々が有ります。「ガンが完治する治療法」「寿命を千歳まで延ばす技術」「水で走る車」「記憶力を飛躍的に高める薬」「海水を真水に変える装置」「地球上を瞬時に移動するマシン」「常温核融合」「STAP細胞」等々こうした画期的な技術が、水面下ではとっくに開発されている。では、なぜ表に出てこないのか?それは、みずからの利権を手放したくない「闇の支配者」たちが握り潰してきたからであります。この危険きわまりないタブーに、「青い目のサムライ」が迫ったのが下記の本です。いまマスコミが陰謀論と言ってそのようなものはないのだと盛んに報道していますが、知らないのは一般人だけなのです。


ルールを変えるのは日本人ではない

何度も言いますが、世界のルールを変えるのは日本ではないのです。日本が勝ち続けるものはいずれかにルール変更となり、勝ちが続かなくなります。これを不公平と思ったらその対応が出来なくなります。技術優位と思っていたらいつの間にか市場から閉め出されてしまったのが、パソコンや携帯電話です。ルールを変えられたと思うのではなく、ゴルフのように強くなりすぎたからハンディキャップを下げられたと思うべきです。世界は誰かだけ強くなりすぎるのを許さなくなっています。C国が強すぎて傲慢になればみんなで協力して牽制するのが現在です。はやく自分はハンディキャップが少なくなったので次の対策をうつ努力がいるのです。


原点に戻って当時のEV車の驚愕内容を知ろう

30年前、1991年に開発した「IZA」、最高速度時速176㎞、一充電の航続距離548㎞、電池はニッケル・カドミウム電池。もし現在のリチウム電池なら、高速100㎞走行での航続距離は700㎞に伸びます。車輪にモーターを組み込んだホール・イン・モーターだから、駆動系の伝達エネルギーロスはゼロです。

2001年開発の「KAZ」は、高級リムジン8人乗りです。最高速度は時速311㎞、スイス国際モーターショウで観客を熱狂させた。

2003年、東京モーターショウデビュー。8輪駆動車で最高速度時速400㎞、イタリアの周回コースでは時速360㎞。これほどの電気自動車が現代でもまだ無いのです。

なぜ日本メーカーは素直に考えられないのか。いつ迄も洗脳されている場合ではないのです。日本経済の約20%を自動車業界は占めるのです。誰が自動車業界の首脳陣を洗脳しているのか、間違った方向をワザと指し示しているのか、陰謀論と叫ぶより、陰謀に嵌まってしまい罠にかかってしまったと言うことを是非自覚して、日本のために行動して下さることを平にお願い申し上げます。

今までの清水浩氏のEV車

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税理士 白柳 孝








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