親の見栄っぱりに、わがまま、その子供として流され続けた人生・中編
裏口で私立中学に入学した私。
学力を満たしていないので、もちろん最初から点数が悪い。一学期は慣れない電車とバス通学でヘトヘト。何より小学校と塾で失敗した友人作りに一番体力を使う。
私がなりたいと思った人、それは塾で出会ったMちゃんと小学校で出会ったAちゃん。明るくて、ハッキリと自分の意見を伝えられる人になりたかった。
人はすぐに変われるのだろうか?
いや、すぐに変わることはできない。
しかし、変われずとも、変わったように装うことはできる。
中学受験のおかげで新しい環