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✨06/28~07/04のメッセージ✨

「拠って立つもの」。


ケアレスミスを許さなかったから
あらゆる局面での緊張が起こり
息もできなくなったのだろう?

いつでも冷静であらねばという
その姿勢は確かに大切だが
心を凍りつかせるのとは違う。

人間らしくあろうとするロボットと
ロボットの動きを忠実に真似る人間。
その思いの結晶には息を呑むが
不気味の谷を避けては通れまい。

確率論の世界には
100%と0%は存在しない。
夥しい数字の帯がそこにはある。
あらゆる可能性を肯定する時
それは、どこまでも揺蕩うもの。


純粋に、厳密に。

その心意気は忘れてはならないが
真紅の薔薇の花束と
青い小瓶の中のオイルは
密接に関連しているとは言え
同一視してはならない。

その歯車の食い違いと
手段と目的の入れ違いは
とてもよく似ていて

儚く叶わぬ恋患いに泣く少女と
泣ける程の思い人を探す少女では
その涙の質が違うように。


100点以外は0点と同じだ、と
ご両親から厳しく躾られていたなら
その焦燥感を持つ厳しさには
納得がいく。

しかし
受験英語という言葉が意味するものと
現実社会で求められる能力は
おまえさんも知っておろう?

ママもパパも
合格点ラインも
おまえさんの生き方においては
いずれ
そこから離れる時が来る。



どんなに頑張って
血の滲むような努力をしても
誰も褒めてくれない事は多い。

おまえさんの信じる価値観が
通用しない世界が、あるんだよ。


そんなに泣き喚くところを見るに
裏切られた思いで一杯なのは
痛い程わかる。

わかるよ。


だからこそ
おまえさんの見てきたものを
中心軸に据える必要が、ある。


誰も頼れない、信じられないという
その悲痛な叫びは
いずれ
虚脱感と無力感として
仄暗い陰を落とすだろうが

それを吹き飛ばすのは

おまえさんの心を震わせたものに
他ならない。


なに?
そういったものに触れることを
ママとパパに咎められた?

いつでも
真面目で大人しく貞淑であれ、と
そう言われていたから
知ることさえ許されなかった、と?

確かにそうだっただろうな。


だが
図書館でいつも見かけるあの子や
お稽古事で一緒になるあの子
登校する時に挨拶する駅員さん
街のあちこちから聞こえる歌や
お友達と観に行った映画まで

ママもパパも
知りはしないのさ。


この世に「いけないこと」が
あるとするなら

そのうちのひとつは
「自分の心に嘘をつくこと」。

好きなものを好き、と言えばいい。


誰の人生でもないのが
おまえさんの人生。

本当の事を言えない時も
あるだろう。

しかし、だ。

自分の心を偽ってはダメだよ。


誰かの目や言葉を気にして生きるのも
ひとつの生き方。
「いいね」の数を気にするお友達、
いるだろう?

それも、悪くない。

ただ、
おまえさんには
おまえさんにしか生きられない
そんな物語があるんだ。

それを
眩しく思いながら
見ている人が、いるんだよ。


だから
本当に好きなものを
本当に追いかけたいものを
しっかりと持つこと。

いいかい?

ママもパパも、
いずれいなくなる。
もちろん、私も。

その時に
この言葉を思い出して欲しい。

少なくとも
そんなに真っ直ぐな目をした
おまえさんなら
その時に
この言葉の意味が、わかるはずだから。



どうぞ
豊かで実りある一週間と
なりますように🍀✨

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