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二次元大好きオタク。オリキャラのレイたんが好きすぎる。 note記事内の画像の無断転載…

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二次元大好きオタク。オリキャラのレイたんが好きすぎる。 note記事内の画像の無断転載等禁止。

最近の記事

レイカナを振り返って

2018年にカナダにワーホリに行った。 思いかえせば苦しくて辛くて、カナダに行ったのになにもやれなかった自分が不甲斐なくて情けなくて、ワーホリに行ったことを人に言う事が憚られてばかりいた。 2021年に、やっとそのワーホリの体験記をnoteに書いて外に出す事が出来た。 きっかけは父が亡くなったこと。 折角、行かせてくれたのに、誰にも、父にすらもカナダの体験をちゃんと話す事が出来なかった。 英語力を伸ばす事もできず、ワーキングホリデーをした意味を見いだせずにいた。 このまま

    • 職業訓練に通った話

      カナダのワーホリの事を書ききってから書く事がなく、何を書こうかと思っていたら気付いたら年が明けていた。 無職だった私は職業訓練に通う事にした。 理由は単純明快。 「webデザイン」という名前のデザインに反応したからだった。 そんな職業訓練に通った話をつらつら書こうと思う。 私は絵とかデザインというものが大好きだ。 子供の頃から絵を描く事が好きだった。 だが、ずっと独学で描いてきた。 専門学校に通うのは夢ではあったが、全然関係のない大学に通う事になった。 いつかデザイ

      • レイカナ ~36~ おわりに

        成田空港に帰った時、父は行きと同じように私を迎えに来てくれた。 私はあまり言葉を交わせなかった。 カナダにいる間中ずっと父には、英語ができない、聞き取れない、皆の言っていることがわからない、語学が伸びないと延々言い続けた。 あまり父も私にカナダの様子を聞かなかった。 親の老後の金を食いつぶし、結局何にも出来なかった事が申し訳なかった。 カナダに行く前に兄に「親に金を出して貰って遊んで帰ってきました、が通ると思うなよ。行くならしっかり英語をモノにしろ。英語を活かした何かの職を

        • レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 35 さよならカナダ

          最後にトロントにある水族館へと行った。 当時、twitterではIKEAのサメのぬいぐるみが話題だった。 水族館ならあるかも!とサメちゃんのぬいぐるみが欲しい一心で向かった。 今までチケットを一人で買えなかった私は買えるだろうかと不安だったけれど、なんてことはない。チケットは券売機だった。やったぜ! イケサメがいっぱいいた。 今日の君もとっても格好良いよ。 その尾びれイイネ。とっても決まってる。 水槽掃除をしている人がいて、こっちに手を振ってくれたので振り返しておいた。

        レイカナを振り返って

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 34 トロント編④

          年越しをして何時頃帰るか考えていた頃、オーナーが「仕事が見つからないから帰る!ってしらとが言っている!きっとしらとに仕事紹介できるから僕の知り合いの日本人に会ってみて!」とSGを通して言ってきた。 紹介してくれた人はオーナーが住んでいる家のベースメントでシェアハウスをしている人だった。 日本人女性のKRさん。 その人の彼氏のカナディアン?。実はよくわかっていない。日本人とどこかのハーフだと言っていた。 街のカフェで待ち合わせして会った。 KRさんが働いているジャパレス、

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 34 トロント編④

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 33 トロント編③

          Rちゃんがいなくなってから私は毎日家に引きこもった。 11月のトロントの外は寒かった。 用が無ければ出かけたくなかった。 引きこもっていたらシェアメイトの中にいた日本人女性がいつの間にか出て行っていた。 私以外の唯一の女性だったのに、周りは男性だけになった。 居心地が悪くなった。 シェアメイトのSGに「毎日何してんの?」と言われた。 私は絵を描いていると答えた。 SGは折角の海外なんだら外出て仕事でもしたら?なんて事を言った。 全くその通りだった。 けれど、私はもう仕

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 33 トロント編③

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 32 トロント編②

          ひたすら写真を撮り、街を歩き回るだけだった私に変化が訪れたのは5日後、11月10日の事だった。 Rちゃんから連絡が入った。 「今、トロントにいるんだー!」 久しぶりに会う事になった。 Oちゃんから私がトロントにいる事を聞いたようだった。 旅行していたら気付いたら所持金が2円になっていたと言っていた。 なんだその強靭な鋼の精神は。 私はRちゃんのこの精神を見習わなければいけないのかもしれない、と本気で思った。 焦ったり、パニックになったりしないの?と聞いたら逆に「しらちゃん

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 32 トロント編②

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 31 トロント編①

          Oちゃんと別れてから住める家探しを始めた。 ホステルは一拍事に宿泊の予約を取って、ネットで探しつつマックでご飯を食べ、ホステルのベッドでゴロゴロした。 ホステルは6人部屋の一つのベッドだった。 各ベッドに金庫があったが、金庫の使い方がわからなかったので、貴重品はショルダーバッグにしまって、そのバッグを枕の下に敷いて寝た。 もし盗難されそうになっても流石に頭の下から抜ければ気付くだろうと思った。 ホステルの同室の女性に話しかけられたが、何を言ったのかよくわからなかったので適当

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 31 トロント編①

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 30 オタワ、トロントへ

          11月1日。 私は長距離バスに乗ってケベックからモントリオールへと向かった。 そのバスの中で久々に腰をグキッとやった。 昔、本屋で働いていた時に腰を、ぎっくり腰とまではいかないけど痛めていた事があった。それ以来、実は腰が弱い。 長距離バスでの姿勢で痛めたのだった。 一回グキッと来ただけで、バスを降りたら大丈夫な状態だったので、コインロッカーに荷物を預けてOちゃんとの待ち合わせ場所に向かった。 Oちゃんは大聖堂の中にいた。 一度見たけれども、もう1回見るのもいいな、とチケット

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 30 オタワ、トロントへ

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 29 さよならケベック

          紅葉が散った頃、ガイドツアーの仕事も終わった。 日本人観光客がケベックに来るのは紅葉シーズンがピークだからである。 仕事が終わる。 私達のシェアハウスも終わりが近づいていた。 10月いっぱいが最後。 11月1日には出て行く。 私はこの先どうするかを考えていた。 IちゃんとRちゃんは2人で赤毛のアンの舞台ともなっているプリンス・エドワード島への旅行を計画していた。 その後はIちゃんはモントリオールに行くという。 12月にはNYに行ってカウントダウンイベントに参加したいか

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 29 さよならケベック

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 28 ケベック編⑥

          ケベックに突然とんでもない豪雨だった日があった。 酷い豪雨でもツアーの関係上キャンセルなんて無いのでガイドの仕事をしたらずぶ濡れになった。 ずぶ濡れのところ、Rちゃんと会ったから、その日はタクシーを拾って2人でタクシーで帰った。 そのタクシーの中でRちゃんはタクシーの運転手に自ら会話を振って沢山会話を楽しんでいた。 フットワークの軽い人ってこういう感じなんだ、こんな風に軽くないといけないんだな、なんてことを思った。 Rちゃんは私がケベックに旅行に来た時はメキシコに行ってい

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 28 ケベック編⑥

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 27 ケベック編⑤

          恋愛での悩みを抱え始めた頃、NちゃんとRちゃん2人がそれぞれ「イケメンと会ってきた~」なんて言い出した。 滅茶苦茶びっくりした。 2人はTinderというマッチングアプリを使って現地の人と出逢っていた。 NちゃんとRちゃん2人からの「しらちゃんもやればいいのに~」なんてコールが始まった。 TinderはイケメンホイホイだよってNちゃんが言っていたのが面白かった。 日本で出会えない人達が見れるよって言ってた。 あとなにより、英語でやり取りするからチャットだけでも英語の勉

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 27 ケベック編⑤

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 26 ケベック編④

          一緒にシェアハウスしていたIちゃんは料理の出来る人だった。 Iちゃんの夢はカナダにワーキングホリデーに来た人たちに日本食を提供することだった。 そのためのワーホリの人達を寝泊まりさせることの出来るような一軒家を持ち、シェアハウスの場を提供しながら寮母さんのように料理を振る舞いたいと語るIちゃんはとても輝いていた。 だから、そのためにどこに家を持ちたいかを見て周るためにカナダ中を旅していると語った。 私のいたバンクーバーにはもう行ったし、イエローナイフで仕事もやったと言ってい

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 26 ケベック編④

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 25 ケベック編③

          ガイドツアーの仕事は順調、ってことはなかった。 結構ボスに怒られた。 仕事の規則としてやってはいけないことを結構やらかしていた。 観光客と一緒に交通量の多い道路を渡らない、とかそんなこと。 けれど言い訳をさせてもらえば、私が貰った資料は観光ガイドのために観光客に教えるための知識を覚えるための紙だけだった。 散々怒られた後に仕事上の規則の話をされた。 ちゃんと規則の紙を読み込んで!と言われたが、私は貰ってもいなければ、そんな紙があること、存在すら知らなかった。 急な誘いから大し

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 25 ケベック編③

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 24 ケベック編②

          数日、ボスのツアーの見学が続き、IちゃんとNちゃんのツアーアシストを1回ずつ入った後、遂に私のツアーガイドが始まった。 ケベックに来て5日目の事だった。 一回も通しで練習をやらなかった私は、本当にやってのけた。 自分でもびっくりした。 ツアーを行う上で必要な流れを見学させて貰い、ツアーの始まりから終わりまでどう喋っているのか、観光における、伝えるために抑えるポイントはどこかを把握し、残りの知識として不安な何年に起こったことなのか、人物名などを貰った資料で補完したら本当にや

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 24 ケベック編②

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 23 ケベック編①

          まずケベックの事を触れたいと思う。 カナダは10の州と3の準州からなる国で、言語は英語とフランス語がある国である。 その中の一つの州が、ケベックがあるケベック州。 カナダの中で唯一フランス語を第一言語としている州で、何故ケベック州だけがフランス語なのかは過去のケベックの成り立ちに理由がある。 その昔、大航海時代。 当時のフランス国王からジャック・カルティエはある任命を受けた。 「東に黄金がある国があるという。黄金を探してまいれ」 そうして航海に出たカルティエは長い

          レイたんを求めてカナダワーホリ ~レイカナ~ 23 ケベック編①