見出し画像

日本酒を日本に輸入すると関税はどうなるのか?

結果だけ見せろやって方は太字で結論だけ書いてあるのでスクロールしていってください。

日本酒が好きだ。
正直飲み会でも乾杯のビールなんかすっ飛ばして、最初から日本酒を飲みたい。
旅行に行くと必ず地酒と郷土料理を楽しむし、好みの味の日本酒に出会えた時、運命の出会いのように感じる。

そんな酒飲み(知識は皆無)が台湾でも日本酒が作られていると知り、買いに行ってきました。
高鐵台中車站からバスで約40分、台鐵台中車站からバスで約1時間。台中市の南にある霧峰農會酒莊さん。

画像1

ここで売られている日本酒数種類を試飲し、常温で保存可能な"初霧(純米吟醸)"ほか4本を購入。
あとはスーパーやコンビニで売られている台湾菸酒公司(TTL)製造の"玉泉"、これを2本ぐらい買って帰ろう...

と、ここで疑問が浮上。

免税範囲を超えて日本酒を日本に輸入する時はどうなるんだ?
税関のホームページを見ても日本酒の項目はない。

画像4

その他(ワイン、ビールなど) 200円/リットル
これか?これでいいのだろうか...
と、いう訳で申告してみました。
まずは税関申告書。

画像2

大体の方は”いいえ"をひたすら選んで、必要事項を記入して無申告のレーンを通過して終わりでしょう。
僕も今までそうでした。今回が初申告です。
税関に申告するのは免税範囲を超えている酒類のみ。
③の免税範囲を超える~…の部分で"はい"を選んでおきます。
裏側も記入しないといけないのですが、日本酒の扱いがわからなかったので今回は税関の方にその旨も併せてお伝えしました。

帰国後荷物を受け取り税関へ。

「すみません、台湾から日本酒を輸入しているのですが、日本酒についての記載がホームページになかったのでとりあえず空けてあります。」

「いいですよー!何本お持ちですか?」

「350mlのビールを8本、日本酒の600mlが2本...(以下略)」

「お待たせしました。700円です。」

意外とお安い!
今度から軽率にアルコール類を輸入しよう。
でもビールだけで免税範囲を超えているので内訳が不明...
日本酒をどう扱うのかが知りたい...

「日本酒ってどんな扱いなんですか?」

「簡単に言いますと、その他の扱いで1Lで200円です。」

「なるほど!ありがとうございます。」

と、言うわけで、

日本酒を日本国内へ輸入する時の税金は1L当たり200円です。

(5) その他(ワイン、ビールなど)
として扱われます。

あまり海外から日本へ日本酒を輸入する事はないとは思いますが、検索しても情報が出てこなかったのと「ツイートだけじゃなくてまとめておいて」と要望を受けたのでここに残しておきます。

申告中、通りがかった他の税関職員の方が手荷物の"小心地滑"の看板を手に取りまじまじと見ていたのは気にしないでおきます。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?