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超歌舞伎2023初参戦の記

超歌舞伎初演からずっと応援してる、けれど主体の超会議についてほぼ知らない歌舞伎ファンが初めて現場に参戦した記録です。
入場券の購入から事前準備、会場への行き方、会場内での過ごし方まで。
備忘録のようなレポ。

めちゃ長い序 超歌舞伎との出会い

(ほんと長くてすみません)
そもそも超歌舞伎とは2016年の初回からの(一方的な)付き合い。
ニコニコ超会議のイベントのひとつとして初めて超歌舞伎が上演された2016年の第1回目、パソコンの前で「ミクさんファンにどう受け止められるだろうか?」とハラハラしながら待機してました。

歌舞伎はもともとが庶民の娯楽。作品が作られた当時の観客には現代語として普通に聴いてわかるお話だったんですよね。それが300年の間に言葉遣いや文化の変化もあり、現代人には何喋ってるんだかわからない古典となってしまった作品もあります。でも当時の庶民の暮らしそのままの橋田ドラマのような演目もある。忠臣蔵なんて50年ほど前の実際の事件を時代を置換えたものだし、その時その時に旬な話題を取り入れて続いてきた芝居です。技術面でも新しい手法を取り入れることなんて当たり前。なので歌舞伎ファンとしては共演者が2次元だろうと成立することは確信してました。

と言ってもミクさんを愛する方達からは人間との共演?しかもなんで馴染みのない歌舞伎?でしょう。
受入れて貰えるだろうか?ただの歌舞伎ファンながら心配でドキドキしながらPC前で開演を待ちました。流れるコメントは肯定的なものもあるけど、歌舞伎を茶化してるようなもの、ミクさんへの想い溢れるセルリアンカラーが大半。
ですが、始まってみると、NTT(その回の中で屋号を『電話屋』と命名される)の素晴らしい映像技術によりミクさん(屋号『初音屋』)は活き活きと動き、中村獅童さん(屋号『萬屋』)をはじめとする歌舞伎役者さん達と素晴らしい共演を果たしていました。
コメントも「カッコいい」「凄い」などが大半。怨霊が手にする杖(錫杖)を「自撮り棒」とかミクさんワールドに翻訳して楽しんでくれてます。何を喋ってるのか分からないというコメントを見掛け、歌舞伎を知るユーザーが解説コメントを投稿するユーザー同士の交流も始まってました。ワタシも聴き取った台詞を超訳して投稿。
クライマックスに画面を途切れなく流れた🌸弾幕に、超歌舞伎の成功、ミクさんファンに受け入れてもらえたことを実感して胸が熱くなったことを今も鮮明に覚えています。
それから毎年PC前で台詞や長唄の歌詞を簡単な言葉で投稿しつつ超歌舞伎ならではの作品のダイナミックさと役者さんの饗宴を楽しむのが吉例となりました。機会が無くて実際の現場で観ることが叶わず、今年ようやく幕張に参戦することになった次第。


超歌舞伎のチケットを買う

公演開催が発表された時から楽しみにしてて発売開始早々に購入。連れと相談してオリジナル特典はいいかな、となりアリーナS席をポチりました。

超歌舞伎2023 観覧チケット =販売終了=
 超プラチナチケット(アリーナ席前方+オリジナル特典付)
        本公演           12,000円
        リミテッド・バージョン     9,000円
 超アリーナS席(アリーナ席中央)
        本公演           8,000円
        リミテッド・バージョン   6,000円
 超アリーナA席(アリーナ席後方)
        本公演           6,000円
        リミテッド・バージョン   4,000円

有料観覧席はアリーナだけ

*ニコニコのプレミアム会員なら2,3階席から無料で観覧できる
 というのは後から知った話💦
だって超歌舞伎の公式サイトにはどこにも書いて無いんだもの。プレミアム会員の特典が毎年同じとは限らないためでしょうが、特典が確定した時点でお知らせがあっても良いんじゃないでしょうか?

座席指定できる?

発売開始時点では座席選択はできません。座席配置や機材設置位置が確定していないためと思われます。ありがち。
*購入控✉に発券開始予定日2023年04月21日頃と記載されてるので演出プランが固まり座席配置が確定するのがその頃なんでしょうね。
同行者と並びで座りたいからまとめて購入。
《紙発券チケット》とスマホに表示する《電子チケット》があります。
ワタシ的に紙チケットを発券してから連れに渡すのが面倒だったのでドワンゴの電子チケットにしました。

入場券?一般チケットと優先チケット??

チケ買ったよ~と同行者にLINEしたら「入場券はどっちにする?」と返信が

へ? 入場券??

うっかり見落としてたけど超歌舞伎が行われる主体イベント「ニコニコ超会議」の会場に入るための入場券が必要です。となれば買わざるを得ないけれど、一般入場券と優先入場券って何が違うの? 公式サイト曰く 

一般入場口とは別の「優先入場口」から入場ができます

そりゃそうだろう
どの位の人が集まって入場に並ぶものか?全く想像できず。でも16時の回を観るつもりなので優先は必要なかろうと一般入場券にしました。

超会議2023チケット =販売終了=
 優先入場券(数量限定): 2日通し券/9,000円 1日券/5,000円
 一般入場券(前売り) : 2日通し券/6,500円 1日券/3,500円
 一般入場券(当日): 3,900円
                    小学生以下は大人と同伴で無料

電子チケットを同行者に分配

発券開始日を過ぎたら座席番号が表示されました。
電子チケット1枚ずつ分配用のリンクを発行できるんですね、ちょい感動。
リンクはLINEでもメールでも送れて受取りも簡単。 便利。

ドワンゴで購入した電子チケット 
複数で行くなら事前分配して個々のスマホで提示が正解だと思います

席番決まったところで、さてどの辺り?と公式サイトを見たけど座席表はまだ公開なし。結局現地に行くまで座席位置は分かりませんでした。


会場MAPとイベントをチェック

なんせ超会議の現場はド素人。広いメッセしかもきっと大勢の人、の中で迷わないために入場口から超歌舞伎会場までの道順や食事の場所とかを調べるため超会議の公式サイトを事前にチェック 👈初参加ならマスト

松竹超時空劇場も要チェック

ツイッターを見てたら松竹超時空劇場というアカウントがあり、ブース出展するのを知りました。ワタシが行く日のイベントに歌舞伎ボディペイントがある!
10時~13時半までと早い時間帯なので、16時の開演に間に合えばいいや、な到着予定を急遽変更して朝から行くことに変更。

役者さんのリツイートで超時空劇場アカウントを知りました

ニコニコのプレミアム会員特典  で超歌舞伎を観覧できる

歌舞伎ボディペイントは10時~13時半。手持ちチケットは16時開演。え?そしたらペイント終えてから13時の公演間に合うんじゃ?昼の部もチケット追加する?でもペイントの順番待ちが長かったら?と迷っているところに、同行者で長年のニコニコユーザー氏から『プレミアムユーザー特典』※で超歌舞伎が無料で観られるみたいだよ、というナイスな情報が。

指定席買わずともプレミアム会員になっておけばチケット買わなくても2階席から観られるならと、ワタシも急遽会員登録。

※公式サイトではなかなかその情報を見つけられず『超会議 プレミアム会員 特典』でググってようやく「2,3階スタンド席での無料観劇」ができることを確認しました。
ニコニコの有料会員特典。超歌舞伎の観覧含め当日のイベントで優先入場や割引、お水を貰えたりいろいろありました。会員登録は当日でもOK。
月単位で登録できるから特典を確認してから会員になるのもありですね。

超会議公式のトップページから特典サイトへのリンクが無いの何故?

当日の予定を仮決め

最小限でやりたいことを
 歌舞伎ボディペイント
 13時の超歌舞伎観覧
 16時の超歌舞伎観覧
と定め、食事その他は状況に合わせて動くことに仮決定。

イベント行くなら、の持物準備

超会議は初めてだけど大規模イベントの入場待ちは経験あるので並びに備えたマストアイテムを。
当日の天気予報は晴れ。気温もそれなりに高そう。なのでキャップか日傘。日焼け止めも用意しよう。飲み物と羽織りものも忘れずに。


いざ当日 幕張メッセ 会場に入るまで

10:00 JR京葉線海浜幕張駅

手持ちの超歌舞伎観覧チケットは16時開演回ですが、ボディペインティングは10時~13時半なので海浜幕張に10時着を目指しました。
早い時間は超会議の本気参加者さん達の開場待ちに飲み込まれることを懸念して、入場が少しは落ち着くであろう時間を目指しました。それなりに正解だった気がします。
目的地の幕張メッセがどこか?知らずとも大勢の人が流れていく改札を出たら左。千葉ロッテマリーンズのキャラさんがいる広場正面のエスカレーターを上がって通路を行っても良いし、混雑していたら地上を右斜め前を目指しても辿り着きます。

千葉ロッテマリーンズのモニュメントがある方に出ます

10:15 幕張メッセ(の敷地)に到着

手前の国際会議場はコスプレイヤーさんが着替える場所。着替えない人はそのまま進みます。プレス関係者&特別入場券をお持ちの方は中央エントランスへ。

幕張メッセ前の歩道橋を下りたところ
だんだん超会議っぽくなってきました 券種により入場口がちがいます

10:20 入場ゲート到着

イベントホールも通過、ようやく見えた西広場の入場ゲート。
ここまでは流れに乗って止まることなく歩けました。

一般入場と優先入場のゲートに分かれ、一般は蛇行の整列に入ります。そして我々の直前で入場規制になってしまいました ><
優先は?と見ると止まることなくスイスイ入っていきます。

一般入場口は3折返し位の蛇行整列 優先入場口は折返しなしで即入場でした

「これが優先入場との差か」

身をもって理解しました。陽射し照り返しともに強く暑かったけど、周囲にレイヤーさんがちらほらいらして、待ち時間も楽しくすごせたので(テンション高かったし)これはこれでありかな。
日除けの帽子か日傘、水分補給のドリンクは必須。用意してて良かった。
後から聞いた話では、開場直後は優先ゲートの方が渋滞していて一般の方がスムーズだったようです。

10:45 入場

入場規制で30分弱待ってようやくゲートイン。
電子チケットに入場確認印がつきました

電子入場券 スタッフさんのスタンプ後

ゲート横に置いてあるマップやブースの説明が記載されてる公式ガイドブック(めっちゃ大事!必ず貰って!)をゲットしたのち建物に沿って進みます。

36ページある公式ガイドブック 特にマップ重要

メインホール入場

10:55 ようやく会場内に

入ったところはHALL4の超プレミアム会員受付近く。
昼公演は座席指定券を購入してないけれど、プレミアム会員の目印をもらえば超歌舞伎を観覧出来る(※)と聞いていたので先に受付をしようと向かいましたが激混み💦 入口すぐの場所だもん皆行くよね。
ボディペイントしてもらう方が大事なので後回しにします。

11:10 松竹ブース到着

お目当ての歌舞伎ボディペイントをしてもらいに松竹のブースへ移動。ペイント待ちは数人。
待機中たまたま真横の超時空劇場でOSK日本歌劇団による時報ダンスショーからのかぶきにゃんたろうグリーティングがあり、ショーを至近距離で観ることが出来ました! ラッキー

OSK日本歌劇団の方達
かぶきにゃんたろう君

超時空劇場と言うだけあり同時配信もしてました。
え?配信ありってことは明日同じステージで開催される歌舞伎トークも配信あるの? 宣伝してないの何故?

11:20 歌舞伎ボディペイント開始

歌舞伎役者さんも愛用している舞台メイク用品の老舗、三善さんのお白粉や紅を使ってペイントしていただきました。

テンプレートを使った火焔隈のペインティング
超歌舞伎verミクさんのペイントも

11:45 イベントホールでプレミアム会員の印をもらう&超歌舞伎物販に

ペイントして頂いてウッキウキ。昼公演には充分間に合ってる。観覧するためのプレミアム会員の印、イベントホールにも受付があることを聞き出していたので、相変わらず激混みのHALL4受付ではなく超歌舞伎の会場でもあるイベントホールへ。
 大正解 !!!

HALL4から2階通路を使ってイベントホールへ移動します

超歌舞伎の開演時間よりも前だからかホールはがっらがら 
即座に受付してもらい、会員の印(と抽選券)をゲットだぜ 超穴場! 
これがあれば超歌舞伎2階席から観覧できます。

HALL4受付が混雑していたのは入口が近いことと抽選会場が併設しているためとスタッフさん談

すぐ隣にある超歌舞伎の『超物販』も並ばずにサクっと購入。
ペンラは売切れる可能性があるので先に購入が吉です。

ミニペンラ可愛い ちゃんと点灯するんだよ

12:15 あいせき幻燈茶屋体験

そろそろ開場時間。フロア続きのホールへ向かう途中「あいせき幻燈茶屋」なるもの発見。ミクさんと相席して3分間のツーショット体験ができるというもの。ミクさんお喋りはしないけど、動いてくれるので、こちらが合わせて動くと会話してるようにみえるという楽しみ方も。

右側に自分が投影されてツーショットのように見える仕掛け
超歌舞伎限定のミク太夫さん

12:20 超歌舞伎2階席入場

会場の下見を兼ねてイベントホールへ。
茶屋のブースの隣にあるホール2階席入口で、さきほどゲットしたプレミアム会員の印をスタッフさんに見せて入場。もちろん自由席。
広い。まだ人が少ないこともありガランとしてる。
有料のアリーナ席はパイプ椅子はきつきつに並べられているけれど、通路は広々していて入退場しやすそう。2、3階席も思ってたより人が少ない。
視界良好なのでどこに座っても見やすそう。最前列はロープ規制されてるから2列目に着席。
開演迄は一休み。やっとゆっくり座れました(ほっ)

アリーナ席のブロック割判明

13:00~ 14:45 超歌舞伎を観る

初現場は2階席から。現場の空気感ってそこにいる人だけが味わえる特別なもの。開演前からテンション上がったー
獅童さんも嬉しそうで前口上がいつもより長い長い 嬉しいけど大丈夫?
更に獅童さんってば2階席に来てくれました!!
客席での声出し解禁もあり、獅童さん煽る煽る 大満足🥰

15:00 昼ごはん

心はウキウキほわほわですがお腹は減った。
次の回まで時間がないから大急ぎでHALL5のフードコートへ。目を付けていた企画ものブースは人気で行列していたから断念し、すぐ買えたルーロー丼を急いでかっ込みました。昼公演前に食べておいた方が良かったかも。

15:30 ニコニコ特典を交換

朝は大行列だったHALL4の特典交換所もさすがにこの時間になると人がまばら。特典のお水やジュースの素、抽選の参加賞などを頂く。
メッセで開催される企業向け展示会と同じように、各ブースの展示を楽しんだり試供品もらったり、無料観覧できるステージもあったり。プレミアム会員のお得感なかなかなものです。

会場を歩き回る民にやさしいグッズ

超歌舞伎を超アリーナ席で観る

イベントホール前のポスター

15:45 アリーナ席入場

イベントホールに戻りいよいよ本日のメインイベント、超歌舞伎アリーナ席へ。昼に下見していたので時間はないけど落着いて行動できました。

連絡通路からイベントホールのロビーに。アリーナは階下になります

ここに来てやっと座席表が。
え、Bブロックってめちゃ花道近くやん 嬉しいかも 

2023年の座席表

開演を待つ間もワクワクな客席の雰囲気が良くて全員で盛上がる準備万端。

袖でこすれちゃったけど朝のペイントしっかりキープ

16:00~17:40 超歌舞伎

近い距離で観てもミクさん映像はひたすら美しい。役者さんとのやり取りもとてもスムーズで初演からの蓄積あればこそな演出のあれこれを目の当たりにして感無量。

退場から駅に直行しても

16時の回の終演時間は超会議全体の終了時間に近いため帰路に就く人がメチャ多い時間帯。駅までの人の流れからして駅の混雑ぶりの想像つきます。小一時間ほど時間をつぶして電車が空くのを待つ方が良かろうとなりました。が、週末だしアウトレットモールが隣にあるからイベントと関係ない方達も多くて駅周辺の飲食店は混んでます。辛うじて居酒屋はすぐ入れたので同行者とひとしきり。


1日の行動まとめ

超歌舞伎を楽しむことを目的とした超会議での1日の過ごし方としては充実してました。それだけではなく、あちこちにいる一般レイヤーさんや参加者の笑顔、ハッピーオーラが充満したパワースポットにいられて、お値段以上の体験ができました。参加者がそれぞれの楽しみ方で集まる場所、それが超会議なんですね。

会場歩いてるだけでも楽しい

ちょっとだけ残念だったことを。
松竹超時空劇場が現場観覧だけでなくニコニコで同時配信されており家からも観ることができるのに、肝心の配信サイトのURLが殆ど宣伝されていないのがとても勿体ないと思いました。
超時空劇場の公式ツイッターですらURLを案内してないのはダメだと思う。配信あるならあると、しっかり宣伝してくださいね>松竹さん

改めて本日のタイムテーブルおさらい
 10:00 海浜幕張駅
 10:15 メッセ到着
 10:20 入場ゲートで入場規制に 👈照り返しをあなどるな
 10:45 入場
 11:20 松竹ブースで歌舞伎ボディペイント
 11:45 イベントホールでプレミアム会員の印ゲット 👈大正解
     超歌舞伎のグッズ購入
 12:15 あいせき幻燈茶屋体験
 13:00 超歌舞伎観覧
 15:00 昼食
 15:30 ニコニコプレミアム会員特典の交換
 16:00 超歌舞伎観覧
 17:45 退出
 18:00 海浜幕張駅周辺でお茶 👈電車大混雑を回避するため
 19:30 海浜幕張駅から乗車 👈某夢の国の花火が終わる前に通過したい
     この時間でも海浜幕張からの乗客多数でしたが耐えられる程度

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