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有隣堂伊勢崎町本店レビュー

多分、世界で初めて書店に行っただけの感想文。しかも有隣堂(笑)

ど田舎のAmazonでしか本が買えないような少年少女が都会に出てきて紀伊國屋に感動するとかなら、まだわかる。 伊勢崎町(笑)

私は、こっちの人ではないので、有隣堂なんて行ったことどころか存在すら知らなかった。
私にこの書店を教えてくれたのは公式YouTubeチャンネルだ。きっかけは全く覚えていないがオレンジのフクロウと魅力的なゲスト、ついでにスタッフさんのトークが面白く、気づけば見るようになっていた。

そうはいっても、わざわざお店に行こうなんて全く思わなかった。本屋なんてどこも大体同じだし、限定グッズとか集めてないし、ただデカけりゃそれでいいと思っているからだ。デカい本屋は大正義だ。シュークリームと一緒。なんぼ大きくても困りませんからね。

そしてこの前、本店紹介動画にたどり着いたのだ!ゲストに建物好きの大学の先生を迎えて行われたこの回。建物の声が聞こえるとか言うヤバめの人と一緒に昔と今の本店を比較していくという内容。動画の最後にはフクロウもしっかり洗脳されて、建物の声が聞こえるようになり、今の醜悪な店の姿をこれでもかと、こき下ろしています。たぶん、そのうち大理石に埋まってるところを発見される。

で、私も老舗のボロ書店を見てやるかと何故か思い、貴重な休日を使って行ってみた。

JR関内駅から徒歩5分くらいでしょうか。曇天の中歩いていると地方の商店街で見るような赤い庇が見えてきました。アレだ。

正面のUNIQLO・GUに怯えているのでしょうか。あまり迫力はありません。良く言えば街に溶け込んでいる。悪く言えば存在感が薄い。そんな印象。

入るとすぐ脇に週間ランキングがある。
夜の動画で見たやつだ。三宅香帆さん気になってるんだよなー。

近くにはブッコローのぬいぐるみがつるされていた。以外にグッズコーナーは小さく、伸びに伸びているYoutubeにかこつけてグッズで儲けようとしているわけではなさそうだ。しっかり本屋。

6階建てで1フロアはそこまで広くないがラインナップは結構充実していた印象。岩波文庫もそこそこ。きっとマニアックな本も置いてあるんでしょうね。

特徴的な吹き抜けを楽しみながら店内を物色していると気づいた。暑い。普段室内で感じることのない暑さ。大都会東京の書店では味わえない感覚。エアコン代ケチってるのか、構造的なものなのかは知らないが、もわもわとしている。まあ、ケチっているのだろう。セブンイレブンの横歩いて通ると浴びせられる風わかりますかね?あんな感じ。冬は寒いのかなー、また行かないとなー。

さすがに何か買わないと帰してもらえないだろうと思い、恩田陸さんの「夜のピクニック」を購入。現金のみとか言われないか不安であったがカードはもちろん、各種決済サービス対応済みでした。

また来るかという質問への回答は控えさせていただきたいが、今回は大いに楽しめた。機会があれば、例のエレベーターに乗ってみたい。夜に

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