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流れる冷たい水
心が揺れ動く時はどんな時だろう。
思いを馳せるときは何時なんだろう。
情動のままに、熱く燃えていた自分は、今では氷の浮いた海にでも漂うように静かだ。
それが悪い事とは思わないが。
しかしこの体を動かす何かが錆びついたみたいで重だるい。
このままじゃどこかで止まるか、大破して修理ができなくなるほどバラバラになってしまいそうだ。
そうしたら僕は、燃えないごみでポイッ、だろうか。
他のよくわからないスクラップと一緒にうず高く積まれる。
そんな事になるのだろうか。
それは何だか、とても、寂しい。
求めるものは何もないのに。
求められなくなった自分が悲しい。
でもそれが、冷たく流れるままに見を任せている自分の確かな末路だと思うと、妙に納得する。
この納得が何よりも僕を冷たくするのだろうか。
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