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中古マンション専門のいい不動産屋(都内)。

東京で中古マンションを購入してリフォームをして住みたいという希望をもっているならば、不動産屋は「サムタイムス」をおすすめする。わたしは、なけなしの金をはたいてマンションを購入しリフォームをして、気分良く住んでいるので、その物件をみつけてくれた不動産屋を紹介したいという欲望がある。家を購入したいと思ったが、信用できる不動産屋がみつからず数年間無駄にした。今でもその数年間を端折れるなら、どんなによかったことかと思っているので書き記すのみである。回し者ではもちろんない。ただ、その不動産屋とうまくいかなくても私の知ったこっちゃない。

そもそもどうして不動産屋が信用できないと思っているのかといえば、賃貸住宅に住んでいるときの家探しでさっぱりいい思い出がないからだ。家が見つかった後、契約が済んだら態度が豹変して冷淡になり、大家には媚びるが店子には高圧的、というような輩にしか会ったことがなかった。なんか、全員靴の先が尖っているのも印象を悪くしていた。

そして私は今も当時も、ひとりでどうにかやっていくという人生を選択しているので、失敗したときにもひとりで失敗しなくてはならず、マンション購入失敗は、失敗したときのダメージが大きすぎてひとりでは立ち直るのが難しそうだと思っていたので、とにかく確実な不動産屋を探していた。

この先も東京に住み、そこそこ便利な場所で手頃な価格ということになれば、中古マンションを購入する以外にない。狙い目はローン控除の対象になる1981年6月以降に新耐震基準で建設されてすぐのものだ。築年数もそこそこ行っていることになるので、手が出せる価格になっている。

ベランダ狭すぎ、家が密集しすぎで却下した物件。

だとするとリフォームは必然である。築何十年になっている物件にそのまま住めるかいな。で、考えた。まともなリフォーム屋ならば、変なマンションをリフォームしてしまって、評判を落とすようなことはしないだろうから、そこが紹介してくれる不動産屋なら間違いがないのではないかと。不動産屋から探すのではなく、リフォーム屋から不動産屋を紹介してもらえば、よいのでは? と考えたのである。

最終的にネットでいろいろ探してたどりついたのは、積水化学工業がやっているリフォーム会社だ。セキスイハウスの積水。建材も住宅も作っている。工場も作る。まあ、信用とはそういうものなので、そこに相談に行った。そして、案の定不動産屋も紹介してくれた。それが「サムタイムス」だ。中古マンション売買を専門として、そのあとのリフォームの相談までをサービスとしている会社だ。ただし、自社にリフォームの部門は無い。

ものは試しと、恵比寿の事務所に相談に行ったところ、元同僚がそこでマンションを購入しリフォームをしたということが判明した。同僚にも話を聞いてみると、彼女も満足いく家を購入することができた、ということだった。信用は爆裂にあがった。

いい物件がでてこなくて、中古一軒家も検討してみたが、虫が苦手だと運営が無理ではという結論に。

物件のみつけかたとしては、自分たちが紹介する不動産だけでは限界があるので、住宅情報サイトでみつけた物件があれば知らせてくれということだった。住宅の売買情報というものはネットワーク化されていて、大部分は共有されているということも教えてもらった。

半年ほど、紹介してもらう不動産情報と住宅情報サイトで自分でみつけた物件を内見してまわった。こちらがみつけた情報であっても、会社的に不向きであるというようなものに関しては、内見に行ってもくれなかった。また、内見にいって私が気に入ったものの、エレベーターのポンコツぶり、エントランスの植栽がの荒廃ぶりから、購入を止められるなどした。とても信用ができる、と私は思った。そして、物件数がない時期で、内見に行ったあとは急いだほうがいいということを最初に説明されたが、だからといって本当に決めるときに急かしたりすることはなく、「だれかに先に手をつけられてしまったら、それはそれで縁がなかったんですから」などとおっとりしたことを言っていた。がっついてないところも本当にいい。ここの他に、大手の不動産屋にも念のため家探しをお願いしてあったのだが、担当者もそれぞれ気のいい人ではあったが、とにかく早く契約をしたがって圧をかけてくるのでとても面倒だった。これだと失敗したときに、急かしたあいつを恨む必要がでてきそうで本当にいやだった。

物件の前からみえるこの駐車場があやしいとおもって、夜きてみたら周辺に空き家が多いことを発見。商業地域でもあり、目の前にどでかい建物が何年後かに建つ未来が見えて申し込みを取消した。

そして、結局は彼らが「ここはいいぞ」ということで紹介してくれたマンションを、探しはじめてから半年後くらいに買った。その時も、建設当時の書類の一つが無く私が不安を感じるということを述べたところ、できる限りの書類を集め、その書類が無くても建物自体に問題はなく、故にローンもおりると予想できるし、ローン控除もできそうだということをつきとめてくれた。だが、ここでも気が進まないならやめたほうがいいという言葉は添えられていた。実際、半年探しても見つからなくて嫌気がさしたということも多少はある。

このくらいの規模のリフォーム前提。

ちなみに、リフォームは積水のところではしていない。デザイナーがおじいちゃんで話が通じなかったことと、見積もりの説明でナメたことをしてきたので断った。アホみたいな話し方をする私も悪いので、ナメたことに関しては何割かは私にも責任はあるが、話が通じないのは本当に血の気が引いた。「このままでは、実家ができてしまう! 」と確信して、断った。断った後、不動産屋に泣きついて紹介してもらってことなきを得た。とても気に入っている。そんなわけで、私はこの不動産屋を信用しているのだが、2021年2月〜9月までの話です。現在の経営状況や経営方針がどうなっているかまではわからないので、興味があれば問い合わせてください。ちなみに、担当者は木下さんでした。