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笑顔を殺す

私、笑顔の時おおい。

笑顔を褒められることも多い。ありがたい、嬉しい。
でも、笑顔でいる時、必ずしも笑ってない。

複雑な感情の時や、相手が私の望んだ対応じゃなかった時、それを悟られまいと笑顔になってる。 あとは、空気を悪くしたくない時。
俺は、俺のせいで空気を悪くしたくない。

こういう時の笑顔を、ヘラヘラしてるっていうのか。

そういえば、よく父にヘラヘラするなと怒鳴られた。
怒鳴られると、辛いのを胡麻化そうと、咄嗟にヘラヘラが出てしまって悪循環でどこかで涙が止められなくなる。
そんな思い出がいっぱい。

高校の自分は自分の笑顔がだいっっっっ嫌いだった。
こんな気持ちの悪い顔のやつ、消えてしまえ。

笑顔にはいいことがたくさんある。

基本的に、笑顔でいることはコミュニケーションを阻害しない。
笑顔でいれば嫌な雰囲気はある程度抑えられる。決まづくない。
口角を上げると、実際に笑った時と同じ幸福物質まで多少分泌されるらしいしね。

でも、自分を誤魔化すための笑顔は、どこまで極めても自分を幸福にしないんだな。
誤魔化す癖ができてるわけだから、自分も自分のことをよくわかってないし、他人も自分のことをよくわかってない。

こんなのだから、たまにメンタルが落ちた時には突然孤独になる。
誰も僕を知らない、僕ですら僕を知って守ってやれない。

それで今日気が付いた。笑顔を辞めなきゃいけないな。
心から湧き出・滲み出る笑い以外は、虚だから、つい癖で笑顔になりそうな時は、グッと殺してみようかな。

そうでもしなければ、俺は何者にもなれない気がする。
今日はそんな気分。

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