50代で年末年始に転職準備をする方へ
50代の転職事情
「2023年に転職するぞ!」とひそかに、決意している方も多いと思います。確かに、50代の転職は、若年者に比べて難しいと言われています。人材紹介が扱う案件が多い、登録したら、人材紹介会社に任せる転職活動では、若年者の方が転職に有利です。でも、50代だからこそ、主体的に転職活動すれば、経歴にあった良い案件には巡り合い、転職できるのです。
まず、50代の転職事情を把握しましょう。これは、厚労省のデータです。
民間の職業紹介機関、つまり、人材紹介会社の利用だと、55歳以上の就職は、ゼロ。50代前半でも、3.1%と低い数字になっています。
一方、黄色で囲んだ「知人・友人の紹介から」「現在勤務している企業の社員・従業員からの紹介」を併せると、50代前半だと50%超、後半だと35%を超えます。
CMなどの広告によって、「人材紹介会社に登録すれば、すぐに決まる」と思って、登録に行くと、「50代向けの案件は少なくて(と暗にお断りされる)」あるいは、キャリアアドバイザーとの面談までも進まないのが現状です。そこで、意気消沈して、ハローワークに出ている求人に飛びついてしまう方が、50代の転職活動で多く見受けられます。せっかく転職するのであれば、数ある仕事の中から、自分で職を選らぶ、という意志を持って選びたいものです。
そのためには、他人任せではなく、自分で転職準備をすることが必要です。
ここでは、応募書類についての簡単なコツをお伝えします。
1.自分の業務経験やスキルの棚卸をする
こういった点に留意してやってみましょう。
・何年から何年に、この部署で何をやったというものを羅列する。
・実績を数字に置き換える。売上増、コスト削減の観点から、数字で表現する。
・これから挑戦したい分野、資格も挙げてみましょう。
2.書類選考に通るキャリア式の履歴書・職務経歴書を作る
1.を専門分野別に分けて、記載するキャリア式をお勧めします。編年体式では、長い経歴では、わかりづらく、時間の無い経営者にとって、応募書類を見てももらえなくなってしまいます。
50代で、市販の履歴書に手書きで転職活動するのはおススメしません。「パソコンを使えないのか」という印象を与えるのと、市販の履歴書では趣味などの欄が大きく取ってあり、一方、50代ならではの経歴や得意分野を記入しきれないはずです。
ワードなどで、履歴書、職務経歴書をA42枚ずつで作成しましょう。
(サンプルは、こちらに載せてあります。↓
50歳からの人生を再構築するキャリア・カウンセリング)
3.自分が勤めたい企業に応募する
人材募集していない会社でも、経営者は、常に「いい人材が欲しい」と思っています。人材募集していない会社にも応募しましょう。熱意ある添え状を付けて、郵送で応募します。その時に、必ず代表者あてに送りましょう。
人生100年時代にあなたらしく働く
今の50代は、「60歳くらいまで働けば、定年が見えて、あとは悠悠自適だ!」と目論んでいたのに、定年延長、平均余命の延びと、はしごをはずされ、生き方に迷っている世代と言えます。せっかく延びたのですから、有意義に自分らしく人生を全うしたいですよね。
人生100年時代に80代でも現役でバリバリ働いているプロフェッショナル・キャリア・カウンセラーと仕事をしていると、いい時代になったなぁと思います。ロールモデルとしても、とても参考になるので、後悔しない転職のために、ご相談ください。お待ちしています。
再就職支援テキスト、履歴書・職務経歴書テンプレートなど特典1万円相当付!
あなたの履歴書・職務経歴書を拝見し、業界や職種に合わせた書き方のコツや、あなたの魅力や強みを伝えて書類選考に受かるポイントなどもお伝えしています。
50歳からの人生を再構築するキャリア・カウンセリング
自分でまずは、やってみたい方は、こちら↓
キャリア・ブレーンの「再就職支援テキスト」
それでは、良い年末年始をお迎えくださいね。
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R) 白根敦子
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?