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50代で年末年始に転職準備をする方へ


50代の転職事情

「2023年に転職するぞ!」とひそかに、決意している方も多いと思います。確かに、50代の転職は、若年者に比べて難しいと言われています。人材紹介が扱う案件が多い、登録したら、人材紹介会社に任せる転職活動では、若年者の方が転職に有利です。でも、50代だからこそ、主体的に転職活動すれば、経歴にあった良い案件には巡り合い、転職できるのです。

まず、50代の転職事情を把握しましょう。これは、厚労省のデータです。

引用:表38 性・年齢・居住地及び最も就職に結びついたルート・機関別労働者割合
「民間人材ビジネス実態把握調査(事業所/労働者)」の結果
厚生労働省 平成 28 年8月5日

民間の職業紹介機関、つまり、人材紹介会社の利用だと、55歳以上の就職は、ゼロ。50代前半でも、3.1%と低い数字になっています。
一方、黄色で囲んだ「知人・友人の紹介から」「現在勤務している企業の社員・従業員からの紹介」を併せると、50代前半だと50%超、後半だと35%を超えます。
CMなどの広告によって、「人材紹介会社に登録すれば、すぐに決まる」と思って、登録に行くと、「50代向けの案件は少なくて(と暗にお断りされる)」あるいは、キャリアアドバイザーとの面談までも進まないのが現状です。そこで、意気消沈して、ハローワークに出ている求人に飛びついてしまう方が、50代の転職活動で多く見受けられます。せっかく転職するのであれば、数ある仕事の中から、自分で職を選らぶ、という意志を持って選びたいものです。
そのためには、他人任せではなく、自分で転職準備をすることが必要です。
ここでは、応募書類についての簡単なコツをお伝えします。

1.自分の業務経験やスキルの棚卸をする

こういった点に留意してやってみましょう。
・何年から何年に、この部署で何をやったというものを羅列する。
・実績を数字に置き換える。売上増、コスト削減の観点から、数字で表現する。
・これから挑戦したい分野、資格も挙げてみましょう。

2.書類選考に通るキャリア式の履歴書・職務経歴書を作る

1.を専門分野別に分けて、記載するキャリア式をお勧めします。編年体式では、長い経歴では、わかりづらく、時間の無い経営者にとって、応募書類を見てももらえなくなってしまいます。
50代で、市販の履歴書に手書きで転職活動するのはおススメしません。「パソコンを使えないのか」という印象を与えるのと、市販の履歴書では趣味などの欄が大きく取ってあり、一方、50代ならではの経歴や得意分野を記入しきれないはずです。
ワードなどで、履歴書、職務経歴書をA42枚ずつで作成しましょう。
(サンプルは、こちらに載せてあります。↓
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3.自分が勤めたい企業に応募する

人材募集していない会社でも、経営者は、常に「いい人材が欲しい」と思っています。人材募集していない会社にも応募しましょう。熱意ある添え状を付けて、郵送で応募します。その時に、必ず代表者あてに送りましょう。

人生100年時代にあなたらしく働く

今の50代は、「60歳くらいまで働けば、定年が見えて、あとは悠悠自適だ!」と目論んでいたのに、定年延長、平均余命の延びと、はしごをはずされ、生き方に迷っている世代と言えます。せっかく延びたのですから、有意義に自分らしく人生を全うしたいですよね。
人生100年時代に80代でも現役でバリバリ働いているプロフェッショナル・キャリア・カウンセラーと仕事をしていると、いい時代になったなぁと思います。ロールモデルとしても、とても参考になるので、後悔しない転職のために、ご相談ください。お待ちしています。

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それでは、良い年末年始をお迎えくださいね。
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R) 白根敦子

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