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ホテル絵日記/Amanoi

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過去の栄光、メイドの土産、今回も超超高級ホテルです。
4年前、ワタシはここでAmanデビューを果たしました。2回目はまだありません。
Amanはアマンリゾーツが展開するリゾートホテルチェーンのブランドで、ニッポンには大手町のオフィスビルの上の階にあるAman Tokyo、伊勢志摩のAmanem、京都のAman Kyotoの3軒があります。

ネーミングがAman+その土地の意味ある言葉 で続けてきたのでTokyo、Kyotoは残念な結果と言わざるを得ません。伊勢志摩は合歓の郷のネムです。
因みにAmanはサンスクリット語、ヒンドゥー語、パンジャブ語、アラビア語、ウルドゥー語、ペルシア語で「平和、安全、無事、宿、保護」を意味する、と、Wikipediaに書いてあります。
ベトナム1号店となったここのNoiの意味は、、忘れました。
oiは人を呼ぶときの接尾辞なのでアマンおーい、みたいな呼びかけかもしれません。エムおーい(そこのおニーさん、またはおネーさん、主に年下)、とか、チーおーい(そこのオバサン、主に年上)とかと同じ。

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ま、そんなことはどうでもいいとして、ここはベトナム中南部のリゾート、ニャチャンのあるカムラン空港から、ニャチャンと反対側に車で1時間くらい行ったところの山中にあります。当然空港からは送迎付きです。
周りはコンビニも安マッサージもありません。鍋屋はあるかもしれません。
すごく広い敷地で移動は電気自動車に乗ります。ワレワレは健康と貧乏性のために基本的に歩きました。

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客室は全室ビラタイプで、レストランなどのあるお寺のような本館を中心にバラけて建っています。
ワレワレが泊まったのはプールは付いていない、というか、作る平地がない場所の、部屋の外は下の方に海が見える断崖絶壁の上に建つオーシャンビューのビラでした。
部屋が完全に左右対称の大袈裟なプランで、いささかこっ恥ずかしい思いがしました。ベッドからバスルームまで列柱の間を通って10mくらいある。
若いカップルで、オンナに抱っこちてーとか言われたらオトコは躊躇してしまうでしょう。
こんなところでもテレビが自立してベッドの前に置かれていたのには違和感を禁じ得ませんでした。ワイドショーとかクイズ番組とか見るんだろうか。

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こういうリゾートの設計は何を足掛かりに設計するのか想像もできません。完全な想像力のセカイ。正解のないパズル、無限×無限の組み合わせ。
ただ見方によっては簡単かもしれません。結局は魔法にかけて騙すワケです。
夢を売る商売はだいたいみんなそういうモノです。あとはその目に見えない魔力を維持していく労力だけです。それをAmanは最高にウマくやっているのです。

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2泊3日くらいじゃ本当の良さはわかりません。ましてやニッポンの温泉旅行みたいに1泊だけじゃ行くだけ時間のムダでしょう。
3週間くらいですかね。のんびりできたと思えるのは。
カネ持ちには大した出費じゃありません。ただし一方でバブル成金のカネ持ちに何がわかるかって、別の意味でムダなことであるのも確かです。

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