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ホテル絵日記/Fraser Suites Bangkok

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ニッポンではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、こっちではガイジン向けなどによくあるのはサービスアパートという住居の形態です。英語ではServiced Apartment。
部屋の掃除とかベッドのシーツ交換とか洗濯アイロン掛けとか、ネコの餌やりとか植木の水やりとか、要はおカネを払えば管理会社が何でもやってくれるアパートのことです。当然、家具付き各種家電付きです。

ワタシがサラリーマンの頃、つまりは家賃がカイシャ持ちである程度の、といってもせいぜい玄関で借金トリとか妖しいオネーさんとかが入ってこないよう見張っていてくれるヘイワなところに住んでいた時、ワタシの部屋はベトナム人のカネ持ちが個人所有するサービス対象外の部屋で、掃除とアイロン掛けだけジバラでメード、ベトナム流にはオシンを雇ってやってもらいました。
鍵渡して、カイシャに行っていないときに勝手に入って掃除してくれるワケです。

そういうセミサービスアパートはワリと一般的です。要は分譲で買った人がジブンで住まずに貸す部分と、管理会社が初めから賃貸用に確保している部分が混在した形。
最近は民泊みたいなことも広まって、どちらもホテル利用できます。同じ建物でも個人所有の部屋の場合はシーツが花柄だったり、歯ブラシがコンビニで売ってるやつだったりしますが、その分安かったりします。
レストランはあったりなかったり。アパートですから。

前置きが長くなりましたが、コレはバンコックに行った時に余計なコトする人のせいでシゴト絡みで泊まるハメになったサービスアパートです。
ガイジン用としては中の上クラスでしょうか。Fraser自体はワリと高級なブランドですけど。たぶん全館サービス付きです。ハノイにもあります。
玄関とか廊下とかの共用部は高級でした。部屋は奥行きがやたら長くて、今見ても使い道に困った感じがプランの隅々に滲み出ています。

いくつか問題点を指摘すると、キッチンからダイニングテーブルまで遠い。キッチンも玄関に向かった対面型だったり。使わないことが前提、みたいな割り切りを感じます。
リビングにでかいソファがある上に寝室にも小振りなソファがあって、どうやら寝室のほうは二人で映画かなんか見てそのまま抱っこしてベッドに突入、みたいな使い方を想定したのか。流れ作業的に。
それにしてもベッドの正面が引き戸っていうのも、、
それでまたベッドからバスルームが遠い。途中クロゼットがあってシャワーからバスタブまでも遠い。床びしょびしょ。

普段だとこういう部屋なら描かないで飲みに行くワケですが、勉強のつもりだったので描きました。いろいろシチュエーションを想像しながら。
入り口脇の倉庫はゴルフバッグとか入れとくんだろな。火事になったら担いで逃げられるように。
カイシャの部下呼んでパーティーなんかしたらトイレ行くのに寝室通って行かなきゃならないとか、どうすんだろ。
どうせ仮の住まいだからそこまで考えないで決めるんだろうけど。

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