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ベトナム 超ローカルフードの旅/Gà lên mâmはNhà Hàng Cây CauのEcopark店で
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この店でしか食べられないという意味で超ローカルフードと呼ぶことのできる鶏肉料理です。
写真を見てびっくり、鶏の頭と足はそのままに、おなかの部分はぷっくり膨らんだもち米で、周りに細く裂いて玉ねぎと炒めた鶏肉が、パクチーやミントなどの香草と一緒に大皿に盛られています。
ただしこれは3人前で、2人前の時は普通の盛り付けです。1人前はありません。
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Cây Cau/カイカウレストランの本店はハノイの中心部の小さなホテルDe Syloiaの1階にあって、ホテルレストランながら毎夜大勢のお客で賑わっています。制服美女シリーズで書きました。
ホテルがニッポン人出張者をターゲットにしていることもあり、ニッポン人の間でも人気の店です。が、接待の人たちの横で食べると気が滅入る。
コロナ期間中に客室、レストランとも大改修工事をするという、ひとことで言えば勝ち組に属しています。
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その支店がハノイ郊外の大開発エリアのエコパークにあり、わざわざタクシー代片道1,000円を払ってまで昼メシを食べに行くほどの、期待感を寄せるにふさわしい店です。
ただし郊外開発地のレストラン街という場所柄、放置されまくりのガキ、いやお子サマ方が多いのが難です。親は昼間っからモッハイバーッとか言って飲みまくっていたりして。いえ、昼間から飲むこと自体は全然問題ありません。
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話が逸れました。この料理は店の看板料理としてメニューの最初に書かれていて、基本的に鶏と茸のスープ、サラダ、Mien Ga/鶏肉春雨ソバとのセットの中のメインとして供されます。
本店メニューにはありません。ありませんでした。
たまに特別な鶏、要は足がど太くて鶏冠とタマタマが極端にでかいのがあって、店の常連と一緒に行くと出されることがあります。
ワタシはこの店関係者の一番エライ人=この開発地一帯で一番エライ人と一緒に行ったときに食べました。翌朝の目覚めが違う。視力が一気に回復したような。
普通の鶏でも十分旨いです。鶏肉は香草と一緒に箸でつまんで、特殊な正体不明のタレをつけて食べます。
もち米は、ベトナム人は手で千切って器用に指先で形を整えて口に放り込みます。全体的に薄味なのでもち米の甘みがより強く感じられます。
因みに鶏肉は、こっちでは野放しで育っているので肉が引き締まっていてニッポンのよりじわじわと味が滲み出てくる感じがします。
御飯が足りなくなるとお替りできます。鶏肉はお替りできません。
締めに出てくるMien Gaがまた旨くて、スープにいろんな味が溶け込んで絶妙なバランスを保っています。その分サラダは若干モノ足りません。なくてもいいくらい。
値段は忘れました。1人前1,000円はしなかったような。本店もそうですがこの店は極めて良心的です。ウマくて高くない。但し書きが多い、いや、ただしガキが多い。
食後は巨木が生い茂る開発地内を散歩するといいでしょう。少し歩くとハノイ周辺で一番快適なスタバがあります。見上げるとリスが木の枝を走り回っています。
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