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暗黒日記Z #7 「ソシャゲ」

ソシャゲが好きだ。だけどソシャゲが嫌いだ。ソシャゲよりはコンシューマーゲームの方が圧倒的に好きだ。それはもう、起きていることより寝ていることのほうが好きなのと同じくらいには「好き」の度合いに違いがある。

恐らく一番最初にソシャゲ的な物に触れたのは、Amebaで遊べた謎の戦国武将カードゲームみたいな物だった。カードを集め、鍛え、五枚程度のデッキを組んで他プレイヤーと戦うのである。カードを集める部分ではちょっとしたアドベンチャーゲームのような要素もあり、少しの間夢中になって遊んだが、やがて無為に感じて全くやらなくなった。

その次に手を出したのは確か「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」通称「デレステ」だったと思う。キャラクターに惹かれたのか何だったのか、理由は覚えていない。単純な好奇心だったかもしれない。

ああいったソシャゲ特有の、初めてすぐのプレイヤーが特権として引けるガチャで、私は八神マキノという子のSSRを引いた。そして彼女のおかげで本格的にゲームにハマっていった。一番気に入ったのは楽曲のクオリティの高さだった。そうだ、今思い出したのだが、デレステをやってみようと思ったきっかけはまさしく楽曲への興味からだった。

星野源がラジオでデレステの曲の話をしていて、あの人がいたく褒めるものだからどんな物かと気になったのである。実際、曲はどれも素晴らしかった。特に以下の曲たちを初めて聴いた時は、女児向け作品に近いものとして捉えていたゲームへの印象が180°転換するに至った。

現状、まだ過去の私のようにあまり興味を持てずにいる人は、ぜひ聴いてみて欲しい。可愛らしさも当然あるものの、どれも共通して「恰好良さ」が極まっている。「アイドル」と名前に冠されているので、ありきたりなJPOP的アイドルソングしかないと先入観を持ってしまうのは分かる。私もそうだった。だが蓋を開けてみればデレステには恰好良い曲が溢れているのである。要チェックや……(ねっとりとした彦一)(なんだそれは)

おまけとして、二次創作小説を書いてしまうまでにデレステを好きになってからのお気に入りソングも紹介させてもらいたい。

見ての通り、プレイしていくにしたがって私は一ノ瀬志希の魅力にすっかりやられてしまったのだった。昔から天才キャラが好きな傾向が、というより浮世離れした雰囲気のあるキャラを好きになる傾向があるので、彼女はドンピシャだった。岡村靖幸を完璧に歌いこなせるほどの歌唱力を持つ藍原ことみさんが声を担当しているので、歌の方も抜群で言うことがない。皆ハマるといい。

その後、デレステをやるようになって以降は、色々とソシャゲを渡り歩いたような気もするが、あまり詳しくは覚えていないし語りたいとも思わない。結果として、現在は今回記事のトップに配置した画像のラインナップがよく遊ぶゲームとなっている。

中学時代からの筋金入りのボカロ好きなので、プロセカはリリースされてすぐプレイした。初音ミクをはじめとするボーカロイド達がソシャゲのキャラとして登場して喋っていることに感動したが、それ以上にオリジナルキャラクター達が各様のドラマを繰り広げるシナリオが気に入った。

いや、あのゲームについての好きな点はもっと端的に言える。暁山瑞希が好きなだけである。本当のところ、それだけがプロセカをいまだにしばしばプレイしている理由かもしれない。

闇が深ければ深いほどそのキャラクターのことを好きになってしまう質なので、彼女(と呼んでいいのか分からないが)も大いに刺さった。そして瑞希もまた声が非常に素晴らしい。佐藤日向さんの独特のハスキーな声は聴く度に感謝したくなる。

ありがとう……ありがとう……。

さて。きっと今回のタイトルと画像を見て真っ先に思い浮かんだことがあり、その話をするものだと思ってこれを読んでいる人もいることだろう。確かにそれについても語りたいことは沢山ある。しかし私には語ることができない。少なくとも今は。もう少し自分の中で消化して、然るのちにもしかすると議題に挙げるかもしれない。

あの件はもちろんとてもショックだった。何といっても、ソシャゲの中で一番好きで、尊敬を持って遊んでいたゲームの出演者によるあれこれだったので、一時茫然としてしまった。あの手のゴシップは普段であれば「勝手にしてくれ」と完全なる他人事として気にせずにいられるし、今回も行為自体は当たり前にどうでもいいのだが、裏切った相手が相手だったために、二重に衝撃が来てしまい、無視を決め込もうにも出来なくなっている。

「240円」の価値を身を持って教えようとしている動画を以前見たことがあり、その他にもいくつか動画を見たせいで好感を持ってしまっていたので、何とも、今までにない感情が自分の中で巻き起こっている。

キャラクターと演者は違う。作品と作家を混同してはいけないのと同様に、そこを勘違いしてはいけないのは分かる。分かってはいるし、私はこれまで出来るだけそう努めたいという姿勢でいたが、今回ばかりは無理そうだ。何故こんなにもショックを受けているのか、理由を昨日から考え続けてたのだが、結論としては「LINEの文章キモすぎ」となった。それが全てだよ、実際。

最後に怨嗟をぶちまけてしまった。今週は口直しに爽やかなやつを何か出しておこうか。

マジでもう、おどりゃんせって感じっすわ……。

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