見出し画像

Spotifyのプレイリストを作ってみた

はろーわーるど〜(青木の志貴くんリスペクト)

人は年々新しい音楽を開拓しなくなっていく、なんて言説を聞くにつけ「んなわけあるかい! ワシゃあ生涯現役ブリンブリンの音楽愛好家じゃい!」と心の内で跳ね除けてきたんですが最近音楽を漁るということをとんとしなくなってきたなと危機感を感じていました。

YouTubeのおすすめとか関連動画で気になったやつとか、あとMonchicon!っていうサイトが好きであそこにインタビューやらディスクレビューやらが掲載された人のは聴いてみたりしているものの、どう楽観的に見積もっても学生時代と比べると新たな世界を知る頻度はガタ落ちしています。

そこで思いきってSpotifyのプレミアムプランに登録してみました。あっ! こいつ金貰ってやがるな! と思った嫌儲のキミもどうかブラウザバックしないでいただけると嬉しい。貰えるもんなら貰いたいけどこの記事はどこにも一銭も発生しない敢えて言うなら私の時間という貴重な資源だけがあぶくとなって電子の海に流れて作られただけの物になっています。

で、使ってみた感想ですが、正味な話、日頃Amazonミュージックのアプリで色々お気に入りの曲を聴いていたので今のところ曲の多さくらいしか利点は感じません。しかしまあAmazonではカバー出来ていなかった部分もしっかり配信してくれている、それすなわちどういうことかと言えば、私のようなタイプの音楽好きにもやさしいということです。

そしてタイトル通りプレイリストなんかを作ってみました。前回の記事で自己紹介するっつっといてほぼ自己を紹介出来ていなかったのでこのリストで自己の紹介に代えさせていただこうかと。というのは適当に今考えた屁理屈であり、ただ好きな曲の紹介がしたいだけです。なので曲やアーティストのバックボーンなどはまるで解説してくれない私情100%の全曲解説をしていこうと思います。

Find You're Here - Wolfsheim

高校時代、私は「ゴシック・ロック」「ゴス」「ポスト・パンク」「ダークウェーブ」とかもう色々呼び名はあるけど日本では概して「ポジパン」と呼ばれている音楽ジャンルに夢中になっていました。ゴスというのはもはや音楽というより生き様であると信じ、ゴスの人間として生きようなどと考えていたのを覚えているし、今でも少々そのきらいはあります。パンクロック好きが自分をパンクスと自称するのと同じように。我はゴスなり。それが学生生活をサバイブする唯一の支えとなっていました。この曲はその頃に出会って未だに好きな一曲。微妙にゴスとは違いますが。

The Lovecats - The Cure

この曲も暗黒の高校時代からの付き合い。楠本まきという漫画家さんの「KISSxxxx」という作品に名前が出てきて気になってガラケーにダウンロードしました。着うたですよ、いにしえの文化……。

Shadowplay - Joy Division

二曲目までと同様にハイスクールのティーネイジャーだった頃の自分を支えてくれた曲。「ゴスの源流はどこにあるのか」と探していって見つけたやつですね。ちなみに米津玄師の「LOSER」の歌詞にある「イアンもカートも昔の人よ」の「イアン」っていうのはこのバンドのフロントマンだったイアン・カーティスのこと。「カート」っていうのはニルヴァーナのカート・コバーンを指すのは明らかで、その二人を並べるのはちょっと自分の中には無い発想だったなとあの曲を聴いて思った覚えがあります。言われてみればどっちも若くして自死してるロックスターな訳で、ある意味表裏一体みたいな部分がありますよね。

Serpents - Sharon Van Etten

何で知ったのかは覚えてないけどまだ地元にいた頃、就活で東京に行った時に時間なんてまるで無い中無理矢理渋谷のタワレコに行って買い漁ったCDのうちの一つにこの曲が収録されている彼女の「Tramp」というアルバムがあります。ちょっと不思議なんですけどこの人の声にそっくりな歌手って洋邦問わず世界中に大量にいるのなんなんでしょうね。一回全員集まってウィーアーザワールド歌ってみてほしい。

弁天 - GRAPEVINE

バインの音楽がこの世に存在する他のどんな音楽よりも好きです。ゴスに傾倒していた頃も、それとは別にGRAPEVINEの曲はもはや神聖な物のようにありがたがっていました。彼等ほど完成された未完成のグルーヴを鳴らせるバンドを知らないし、田中和将以上の作詞家を知らない。

Scarlet A - GRAPEVINE

最強のメロディ。

Pwintendo - Venetian Snares

天才ってものがとにかく好きなんですよ。この人は、ことこの手の音楽を作ることに関しては他の追随を許さない圧倒的な天才なんですよ。ブレイクコアのゴッドファーザーなんですよ。本当ですよ。

Dum Surfer - King Krule

2018年のフジロックでKing GnuがオープニングSEに使ってましたね。この人はどんな声してんねんっていうのと確か両親だったかその両親だったかが服屋か何かしてるっていうのでヴィジュアルセンス最高なのが好きです。

Rank & File - Moses Sumney

ブラックミュージックでディストピアSFやってるマジキチ。どういう意味かはフィーリングで感じ取って下さい。

The Killing Moon - Echo & The Bunneymen

ちょっと間を空けてやってきたゴス一派からの刺客です。『ドニー・ダーコ』で開幕流れてきてテンション上がった。そろそろ文章が雑になってきているのが分かりますか。

猫夢/nekoyume - 有村竜太朗

日本ではゴスとヴィジュアル系のリスナーはかなり被ってると思うんですが、例に漏れず私もその手の人間です。Plastic Treeがめちゃくちゃ大好き。有村竜太朗は憧れの人物の一人です。

它会消失 - 長谷川白紙

むんにゅぱ〜。

運命 - 中村一義

天才ですね。もうただ、天才。

ラストリゾート - Ayase

ボカロ音楽はなんだかんだ中学の頃からずっとありとあらゆる物を聴いてきました。音楽漁りに億劫になりかけていた最近でも、ボカロだけは結構な頻度で漁ってます。私がVtuberのオタクでYouTubeを見てると歌ってみた動画がサジェストに出て来やすいからっていう理由ではあるんですが。この曲も何かの動画を見ようとした時に広告で流れて来たものです。すぐ飛ばそうと思ったけど出来なかった。イントロのカラッとしてるんだけどどこか諦念が滲むような電子音にやられました。今ではAyaseさんがコンポーザーを務めるYOASOBIというユニットが主催している「夜遊びコンテスト」という小説のコンテストに応募するほどの大ファンです。近日中に結果が発表されるとのことで……選ばれたい……。

何だか最後まで何かの広告みたいな記事になっちまいましたが、とりあえずこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?