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暗黒日記Z #21 「負けちゃえ」

適宜負けることで良い感じに整うのが人の性というやつらしいてなことを思う一週間であったとさ。なんでそんなことを考えたかって言やぁデュエルで負けまくってるからかね。いやいやそれもあるがあの、去年の確か11月とかに出した公募の最終選考通過作品が発表されてて、見事に落ちたのを知ったからなのだった。ぴえん🥺

勿体無いから公開した。例によって百合。おかしいな、こんなに百合ばかり書く人間になるつもりは無かったのに。ペクセベさんのコンテスツに参加してからというものほぼ百合しか書いてない気がする。味を占めてしまった。こうなりゃ極めようかとも思う。一生の目標のひとつにしておこう。

百合で理想ってーと何かな、自分の場合。だいぶ色んなの見た気がするけど、最近だとくずしろ先生の「雨夜の月」がとても好きだけどな。最初に百合を百合と意識して読んだのは「飴色紅茶館歓談」だったかもしれない。分からない。たぶんそう。

うは。読めんじゃん。懐かしい。「透明」っていうタグ付いてんの面白。まさしく、って感じではあるけど。透明だね確かにこれは。誰もさわれない……(すぎ8OMORIの名言)

まだ途中までしか見とらんが。いいねこのゲーム。にじさんじのンゴちゃんがすげえ楽しみにしてたらしいってことしか知らなかったけど中々に闇が深い。ゆめにっきとかMOTHERとか、あとその他色んなインディドット絵ゲームの系譜にあるようにも思えるけど、全部が凄く斬新。今はなきさんへるぷ氏のゆめにっき実況を思い出す。あれは良かった。確か高校生の夏休みだったか、長期休暇の時に毎日ちびちび見進めたのだった。ほとんどカットとかしてないっぽくて、迷うところは散々迷ってるのをそのまま見せられるから無駄に長くて。でもおかげで思い入れがえらいことになっちゃって、しばらく後を引いた。何なら未だに引きずってるまである。心の中の一番大事なものだけが仕舞われてる場所に並んでいる。すぎ8OMORIもそうなりそうな気配はビンビンにしてるのでこれからが楽しみです。わはは。

何だかまた自分に酔ったようなことを言ってしまっているな。この酔いどれが。ちゃんとウコンの力飲んどけとあれほど。しかしこれもう病気みたいなものなのでどうしようもねぇ。ただこういう時に効くのが「負け」なのである。絶対的でひっくり返しようの無い完膚なきまでの負けを味わうと、瞬時に私の鼻っ柱は根元からへし折れ、自分がただの塵芥であるのを思い出すことが出来る。生きていくためには時々そのように真っ正面から挑んで打ち破れることが必要だということをこの度また再確認できた。それが嬉しい、というのが今回の主題であります。

専門学校生の頃は毎日のようにそんなことがあった。常に負けていた。と言うのも、当時は認めたくなかったが今となってはよく分かるので率直に言ってしまうが、私には役者の素質が無かったのだ。ひぇ〜。ごめんな昔の私。でも向いてないよお前、実際。役者向きの人間ってのぁ、結局のところパッションがえげつねえ奴なんだよ。日頃から周囲にエネルギーを振りまいてる太陽みたいなさ、星みたいな、そう本当にスターみたいな人がさ、やっぱり役者としても輝くんだよ。居たよな、あの学校にもな、あの子とかあの子とかあいつとかあいつとかな。お前は違う。天性の裏方だよ。おめでとう、数年後に気付くから今はまあそのまんま好きにやるといい。

こんなことを言うと誤解を招く。うんにゃ、そもそも誤解であるこんなことは。優れた役者の全員が陽キャなわけじゃない。逆の性質を持っている人も多い気がする。分からんわ、私は当事者ではないからな。業界に身を置いて第一線で活躍している人でなければ断言はできないだろう。はい、論理の逃げ道確保完了。石橋は叩いておくに越したことはない。今までついぞ誰も渡りに来たことはない橋ではあるが。

兎も角も、学生時代の私は日々負けまくり、自分のレベルを思い知らされていた。おかげで天狗になどなれようはずもなく、どうにかレベルアップしようともがき続けることが出来ていた。しかし社会に出てからというもの、途端にそれがなくなってしまった。比較対象がいなくなったことで、自分がどこにいるのか分からなくなった。そこへ来て、自活出来るようになったことも手伝い、まるで自分は素晴らしい存在であるかのように錯覚してしまえた。

伸びる伸びる。そんなの鼻がもう、伸びて伸びて仕方ない。知り合う人に夢やら何やらを聞かれたときに「作家になりたいんすよね〜ぇふぇっへぇ〜」と言えば大抵「すごいね!」と言われ小説を書いていることに(上辺だけなのは言うまでもないが)賛辞を送られる。ああダメ、伸びる伸びる鼻が。そんな風にして、気を抜くと鼻たっかだかな天狗の面を付けて舞い踊ってしまう私なので、負ける機会を得られるのは本当にありがたいのである。負けていこう。どんどん負けていこう。「負けちゃえ♡ 負けちゃえ♡」と嬉しそうに言ってくるメス◯キをいつでも心に飼って……ちょっと待て伏せ字の位置が悪すぎるそれは。えー、まあ、そういうわけで。適度に自分を懲らしめつつやっていきJAPANしていくようにしたいね、と。そんな気付きを、公募落選によって得ましたわよということだったのであった。敗北は適量なら健康にええんやな、という。ぴょぷぷーって感じっすわマジで。ね。

では今回はこのへんで。

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