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©️白川美古都

地面を強く蹴って
空に舞う
わしづかみにしたボールを
ネットに叩きつける

落下する身体
空にひびくホイッスル
得点掲示板がめくられて
ボクらは勝つ

当たり前のように

見えていなかった
あの日のボクには
そこに
敗者がいたことを

ゴールの前に立ちふさがり
ネットを守る
キミがいたこと
そんなこと気づいちゃったら
勝負なんてできないよ

ほらね
落下するボク
落下するボール

〜創作日記〜
高校時代にハンドボールを本格的にプレイしていました。敗者のことなど何も考えていなかったなぁ、と、ふと、引退した後に思いこんな詩を書いたのかしら。あまり覚えていない。

イラスト:designmemo様

新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。