詩「糸の切れ端」
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この世につなぎとめようと
あなたが手にした糸が
今、ボクの首を静かにしめます
なぜ、その糸、手にしたのですか
なぜ、あなたの代であきらめてくれなかったのですか
ボクの中に流れる
ふつうではない血を
あなたは知っている
あなただけは知っている
そして、待っている
ボクの代でその糸
ぷつりと途切れることを
この苦しみ
ただ一人のものならよかったものを
彼女の想いとつながって
愚かなボクは
愚かなあなたと同じように
風の強いくもり空に
糸の切れ端をさがしてしまう
まだ、あきらめきれないのか
まだ……
〜創作日記〜
まだ寒い季節に咲く梅の花が好きです。この詩の内容は「創作」中に作ったメモのような作品ですねぇ。そういうの多いです。
新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。