詩「たわいもない夢」
あたいのたわいもない夢
聞いてくれる?
廃墟と化した街角に
レンガの欠片を重ねてね
隙間に綺麗なガラスをはさんで
飲み屋にするのよ
誰も知らない
誰でも入れる入り口を
壁のどこかにこしらえて
あんたがやってくるの待ってるわ
珈琲、紅茶、甘い酒
なんでもアリも飲み屋には
高い酒と いい女はいないけど
音楽は流れてる
ずいぶんと小さな音だって?
故障じゃないわ
哀しい歌も混じっているのよ
耳をすませば聞こえるでしょ
あんたの見たいものと
あたいの見たいものが
同じ日もある
違う日もある
あんたの聴きたい音と
あたいの聴きたい音が
同じ夜もある
違う夜もある
だから
ねぇ あたいのたわいもない夢
聞いてくれる?
新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。