詩「ローレル」
黄金の矢を放たれた私は
闇雲にあなたを追いかけ回し
時に気を引こうと蝶になり
時に脅かす蛇となって
あなたを求め続けて
神の子であることも忘れていました
背中に刺さった矢を抜けば
あなたを苦しめることはなかったと
気づいた時にはもう遅く
弓を構えて鉛の矢を
あなたの背中に向けていまして
私への戒めの為に放ったはずが
あなたは苦しみのあまり姿を変えて
矢はますます私の心を振り回して
せめて美しい樹木に寄り添い
願わくば 月の夜
その枝の下で死なせて欲しいと
祈るしかできない私の頭に はらり
あなたの落とすやさしさに
私はただただ涙しまして
あたたかいあたたかいローレルの葉
やわらかいやわらかいローレルの葉
私は死んでも変わりません
永久にあなたを想い続けます
この心 手のひらにのせて
一枚の葉と合わせましょう
今夜も一人 聖なる樹の下で
あなたに寄り添い風に吹かれましょう
新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。