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オリジナルの詩と少年詩(言葉のフリー素材:発表済み含む)

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コツコツと書き溜めている詩と少年詩「言葉たち(フリー素材)」です。こちらのマガジンを有料にする予定はありません。朗読動画、楽曲の歌詞、紙芝居の原作、キャッチコピーとしての利用等、…
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2023年1月の記事一覧

詩「親」(おや)

君のこと 本気で心配してくれる人 気づいてる? その人は今 とても忙しいかもしれないけど 君…

詩「たわいもない夢」

あたいのたわいもない夢 聞いてくれる? 廃墟と化した街角に レンガの欠片を重ねてね 隙間…

詩「ちいさな白い菊」

家に閉じこもりの私は 気分転換に 無理やり市場へ連れ出され 人混みにもまれて ため息をつく…

詩「おみくじ」

あなたの乗っている高級車 助手席に腰かけていても 心がわくわくしないのね 気が付くと 窓の外…

詩「母ちゃん」

重たい物を 親に代わって 代わりに持つ 黙って 荷物を奪うようにしたら 驚く視線 目を合わせ…

詩「夢の入り口」

高いところから見下ろして くちべにオバケはものをいう 未来の子どもにユメとキボウを くちべ…

詩「冬に眠る」

私は冬に丸まって眠る 羽毛のつまった 布団に包まれて 小さく小さく呼吸する 外側から内側へ 音はひらいて耳を閉ざす きこえる音に心を閉ざす 私は冬にくるまって眠る 綿のつまった枕に 頭をのせて 小さく小さく息をつく そうして 時間は流れてゆく ゆるうり ゆるうり 私は冬に失恋を溶かす #詩 #恋の詩 #言霊さん #言霊屋

詩「二十年前にあった事件

二十年前にここであった事件を 母は話してくれなかった 危ないから来てはいけないと言われた公…

詩「一人と、もう一人」

きれいごとが 御守りにならない夜は 偽りのネオンへ逃げる あの日 消えたのが僕だったら あ…

詩「観覧車」(かんらんしゃ)

僕らは観覧車に乗っている いつ 乗せられたかわからない 大きな観覧車に乗っている 最初は…

詩「創作の朝」

想いが込み上げる速度に 追いつけ言葉 キーボードを叩きつける指 止まるな 止めるな 動き出…

詩「姿を変える」

ボクは草むらに隠れて探検する 緑に白の水玉の小人の服を着て 頭には赤いとんがり帽子を被り …

詩「ありがとう、ごめんなさい」

ありがとう  ごめんなさい これさえあれば 生きていける 笑わせてもらったら ありがとう 泣…

詩「命日」

君はいつも僕を見上げて くぅーんと鳴いたね 君の瞳の中に 僕を見つけるほど近づくと ペロンと鼻先を舐めたね 君の温もりが 僕の腕の中で消えそうな夜 わんわん泣いたね あまりに泣くものだから 君は眠れずに呆れていたね 今日 あの時が来る また 僕は泣くだろう #詩 #愛犬の詩 #言霊さん #言霊屋